小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第526回小麦句会投句一覧(6/7選句締切)

2024年06月02日 06時17分16秒 | 1日句会

六月になった。

これから特に災害の多い時期。

防災に関する情報がテレビやネットにあふれる。

防災グッズやマップなど、日々更新されていく。

避難場所や避難路など、確認しておかなくてはならない身近な情報もある。

そして、何より自分たちの体力。

六月が来るたび、去年とは違う自分たちを考えてみることが必要。

などと考えている・・・・。

 

選句を待ってます!

 

★投句一覧

 

ひとと逢う茅花流しの船着場 

晴れの国へ行幸啓の植樹祭  

入口に近道の地図薔薇の門   

薔薇の舌すこし正直すこし嘘   

旅立ちの岸辺よ薔薇の香に咽ぶ   

薔薇の香を嗅ぐに帽子の後ろまへ   

百色の薔薇や溢るる香の溢れ   

木下闇には埋蔵金とか死体とか   

草笛を姉と競いし里の川   

プリンセス・ローズ名を朗々と晩夏光  

衛星の画像に影を落とす薔薇  

夏帽子戻りたき日のトム・ソーヤ   

隠れ居てこゑは負けぬと行々子    

病葉の黒星気になる梅雨薔薇  

薔薇園に薔薇大辞典を捲る音   

薔薇ジャムの薔薇の香霽れの銀の匙  

カラフルに閉じ込められて薔薇の園    

薔薇に噎せ余生の行方見失う    

みな違う色して咲くや薔薇の花    

文豪の小径てふ闇濃紫陽花     

半島を越せば生国南風吹く  

弁当を奇岩見ながら初夏の海   

まやかしの僕は緑に追われる身    

夏草や流るるものに身を任せ    

波止場には出会いと涙梅雨に入る    

雨意孕む歪んだ川面行行子 

対岸へ心を乗せて茅花流し  

初夏の墓碑銘めきぬ河口かな   

沢村と並ぶ快腕五月満月   

薔薇の花ときをり風の来て崩す  

十和田湖や乙女の像に白い薔薇   

波立てて茅花流しの筑後川   

夏草のどこを分けても河滔滔  

薔薇園のかをる異郷の風の彩   

パープルの薔薇の眼差し名は知らず    

川風に夏草千里大海へ  

六月の汽笛放課を待つベンチ   

青岬遠きまなざし時の音   

気がつけば出られなくなる木下闇  

海猫や波止場に異動の修道女 

 

 

★選句要領

選句数6句(うち特選1句)

締切 6月7日(金)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

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今回の当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp
 

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俳句「麦の会」

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