職人の成す技
本日久々のお休みだったので、東京都美術館で開催中の
「ARTS&GRAFTS」展へいってきました。ARTS&GRAFTS from MORRIS to MINGEI
失われた手仕事の良さを見直す19世紀後半イギリスで興ったデザイン運動です。
畑は違いますが、こんな風にこだわりをもって仕事をするのってステキだと思います。
図書館にて受けたレファレンスを、職人魂をもって提供するにはどうしたらいいのか?
【メール回答】
例えば今回の課題2の掲示方法は、もっとわかりやすいものでありたい。URLでの掲示よりも、文字をクリックできる方がわかりやすく親切だったのかもしれません。
いくつかあるページの内容が触りだけでも掲載されてあったらもっとわかりやすかったんかもしれません。
書籍の掲示には書影や内容・コメントは欠かせなく、その本の図書館での蔵書情報や購入方法へ繋がらなくてはなりません。
【来館にて回答】
いくつかの文献に付箋をつけるのは当然ですが、そのページのどこの部分が最も明解でそこに辿り着くまでにどのようなものから入ったのかは答える必要があるきがします。それは恩着せがましいものではなく、実際必要だったものは最終的に自分が答えとしたものではなく、その途中にあるのかもしれないという可能性と選択肢という意味でです。
対応できる場所も重要だと思いました。レファレンス専用のカウンターはどこにでもあるわけではないので、せめて貸出・返却カウンターのような落ち着かないところではない別のスペースが必要だと思います。
こうすることによって、こちらの責任感も高まります。
そしてこれらが、長く使われるものであることが重要であります。
長く使われる家具は、使われることのよって更にいい味をだしていくのだから、レファレンスもそこに付け加えられたり参考にされる参加型であることでより良いものがつくられ、残されてゆくのだと思います。
そのためには、やはりOPACでの閲覧や館内で『最近あったレファレンス』掲示コーナー(区で刊行されている図書館便り的なものには掲載されているとこ多いですが)など、自館・自区だけにとどまらないアピールをしていかなければ、課題2で味わえた喜びは伝わらないようなきがします。
○課題1から
課題1の日々の疑問は、“答えてくれる”という信頼(今回は義務)があったからでしょうか、心強かったのです。
・確実になんらかの答えを導いてくれる
・自分の質問に責任をもって答えを探してくれている
こんなに気持ちの良いこと、利用者側に伝わっているのか!?
逆の立場になって初めてわかりました。
質問することに、申し訳ないな・・とは思わなかったのは、答えることが今回の課題であったからなのです。つまり任務であり、そうゆう場であったからです。
このような、
図書館はそうゆう質問に答えてくれる場であり、それが図書館員の仕事であると認識されていれば、もっと相互に良い関係が生まれるはずだと思いました。
○課題2から
今回実際にネットのみでの共同データベース・知識検索を利用して感じたのは、この時点で私はなにも特別なことをしているわけではなく、
“質問している人”となんらかわりなく、そもそも自分の質問をしている参加者に変わりなかったということでした。
当たり前のことかもしれませんが、私自身これはレファレンスというそのものを見直すきっかけになりました。
だからこそ感じたこと、それは“引き出し”次第であること。
前回の課題の「理想のOPAC」でも強く感じたことなのですが、分野・関連用語から更に絞り込む、逆に広げることがとても重要だと痛感いたしました。
与えられた言葉だけで検索していては、それはみんな同じなのです。そう、同じだったのです。でも、それはくやしいと感じてしまいました。もちろん、知識検索などにそういった機能があればそれでいいのですが、
今のところそれらができなくては図書館員として非常に恥ずかしい気がしてなりませんでした。
“答えを知っているということではなく、引き出し方を知っていることが大切”
図書館に勤め始めた頃のこの言葉、今こうしてどっしりと胸に響くのです。
○レファレンスとは
・受けたその時から、自分の疑問でもあること
・ネット上でも書籍でもそこに、第三者のなにかがあってこそ答えが導きだされる参加型であること
・つまるところ、トイレの場所や書架案内はレファレンスではない!としたい
初めて図書館に質問しにきたというおじさまに出会いました。
「吉良上野介のお墓のあるお寺はどこ?」というものでした。
とても感激されて、後日お礼に来られました。そしてまたある質問をされました。
私を指名してくれるのですが、
「あなたがね、どうやって答えを探してくのかも興味があるんだ」
と言われ、こちらも緊張するのです。そして、質問も難度を増していくのです。
でも、この人が来なくなったら終わりだなと感じています。
集合!ネクサス2.0さんの質問:【「真空」とは?「空気が無い」とは「その空間に何も無い」事でしょうか?】
にお答えします。
レファレンス共同データベースよりhttp://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000028146
書籍の紹介→『真空とはなんだろう―無限に豊かなその素顔 』 広瀬立成 ブルーバックス 2003
http://www.wound-treatment.jp/next/dokusho26.htm
教えて!gooより
量子力学という視点から→http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=153469"
楽天みんなで解決!QAより
少しわかりやすい量子力学という視点から→http://qanda.rakuten.ne.jp/qa153469.html
Wikipediaより
量子力学とは?http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%AD%A6
Yahoo!知恵袋より
もっと簡単に言うと→http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1217296602
食品の真空保存という視点から→http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311389958
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1016018565
個人的お勧め(最近読んだ本)より
『眠れなくなる宇宙のはなし』佐藤勝彦 宝島社 2008
http://www.amazon.co.jp/dp/4796664238/?tag=googhydr-22&hvadid=3573402725&ref=pd_sl_53mcromipl_e
こちらのp230~232にとてもわかりやすい記載あります
真空状態を説明するとなると量子論が避けられないようです。“なにもない”のではなくエネルギーが存在しているようです。
ココラッテライブラリーさん:【夜パソコンをすると眠れなくなることはあるのでしょうか。もしあるのなら原因と解消法を教えてください】にお答えします。
共同データベースからは掲載できるような例はありませんでしたhttp://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/common.Controler
知識検索から横断検索よりhttp://search.live.com/macros/motoharu/questions_and_answers_japan/
電磁波という視点から→http://www.724685.com/weekly/qa030528.htm
Yahoo!知恵袋よりhttp://chiebukuro.yahoo.co.jp/
眼精・精神的疲労という視点から→http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213050332
こちらがお勧めでございます。
livedoor ナレッジより眼精疲労の対策http://knowledge.livedoor.com/16549
Yahoo!知恵袋より個人的お勧め対策http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1214659032
電磁波の影響は懸念されてなかったかもしれませんが、ほとんどないようです。
夜パソコンという点からは明るさの影響、長時間という点から眼精疲労のようです。
解決策は個人によって様々かと思いますが、不眠とういう点から最も例の多いものをあげてみました。
少しずつ掲載していこうと思いますのでどうぞよろしくおねがいします。
Q1.以前、京都に住んでいた頃大阪の友人に「大阪の地下鉄の表示の色分けには意味がある」と聞かされました。
例えば、御堂筋線 は大阪の「大動脈」ということで赤色 なのだそうですが
東京の地下鉄の案内表示色のもそういった意味があるのでしょうか?
Q2歴史ある建造物がたくさんあるでしょう東京。23区内、神社仏閣以外で現在でもなんらかの形で使用・運営されてる1番古い建物はどこでしょうか?
図書館でのチェ・ゲバラに関する書籍の貸出・予約も増えています。
先日、絵本コーナーにて若いお母様からこんなレファレンス受けました。「子どもの頃に母親に読んでもらった絵本で、セーターの古い毛糸を使って子どもに新しいものを編みなおすというお話があったんですが、なんていうタイトルか忘れてしまって・・・」それらしい絵本はあったのですが、年代的にも内容的にも少し違っていたようでした。結局わからず仕舞いでした。
ということで、都立多摩図書館のレファレンスサービスを利用しました。http://www.library.metro.tokyo.jp/c/index.htmlメールで問い合わせたところ一週間ほどで回答がきました。まさに的中でした。
『ババばあちゃんのはなし ニャータのぼうし』さとうわきこ ポプラ社 1979
検索方法がいけなかったのでしょうか・・・どうやって探し出したのか聞きたいです。過去にそのような例があってのことなのでしょうか。
でもそれでも一週間かかっているのです。その膨大なデータを現在の図書館で利用者自身がすぐに検索できたらいいと思いました。
本は物的ではなく記憶や思い出が財産だと思います。そんな中で一度読んだあの本が実際に持っているのではなく心に刻まれている記録を提供するのは図書館にとって担っていかなければならない役割だと感じます。
特に児童にとって自分はこんな本を読んだというコレクションは時代に即した宝箱のように思って楽しんでくれるのではないでしょうか。そこにブックトークで紹介した本をいれてくれたら、それほど嬉しいことはないです。
→期間や量は制限をし貸出し、カード同様に更新してもらえばいいのでは。本棚の整理は自分でしなくちゃ!
☆地域資料“戦争”のブックトークで資料を収集していた時、実際の体験談もしくは聞いた記憶を語ってくれる方はいないものかと強く感じました。貴重な意見を図書館で募り、それを伝えてもらったり参考にさせてもらい更にそれを授業だけでなくOPACから見られ本につながるものになればと思いました。
歴史深い墨田区では各歴史的名所や吉原などの赤線街の多くの資料収集に力を入れて展示をしていたと記憶しています。ただそれも図書館のコレクション止まりです。図書館同様に影の薄い地域資料館と協力してツアー体験記など可能性を広げられたらと思います。
Ⅰ検索・検索結果画面 Ⅱ書誌データ画面 Ⅲトップ画面
Ⅰ検索・検索結果画面
①検索画面 トップから入った1番初めに入力する枠は最少に
○本 音楽・映像の2枠どちらかにキーワードを入れる 書名・著者名なんでもいいと簡単な注意書き
○アルゴリズム処理・ランキング処理
○所蔵図書だけでなくすべての図書データ含む
②検索結果画面
○右方向にわかりやすく
*ソート機能→「並べ替え」という表示で
*絞込み機能 (著者・出版社・出版年・形態・ジャンル・コメント付など)
*サジェスト機能→「他にこの言葉で検索できます」という表示で (同類語・統制語・関連語・他言語など)
*総合検索機能(新聞・雑誌記事/論文から探す)
Ⅱ書誌データ画面
<左寄り中央画面>
①書影付き書誌データを枠付で この書誌データからの各ワードにより関連検索にもとべる(つまり検索結果画面の右機能と同じ)
→そこにカーソルをもっていくと「クリックすると関連した資料を紹介します」という表示をする
②すぐ下に区内各図書館の所蔵状況・予約件数など
○「館内にあるものは「こちらは館内にあります」で「書架案内表示」のレシート出力へ
○コメント情報→コメント書き込みは、後で述べる同画面右方向にある
③予約する
○この「予約する」は上記の①と②の下にそれぞれ設置する
○所蔵がないものは表示をわかりやすく注意書きしたもので「お時間がかかります」表示を
○予約後、「現在何冊目です」の表示を
○購入機能・著作権切れの本文紹介
<右側画面>
①RSS機能で情報配信 利用者に情報を配信する
→「ここをクリックするとこの関連資料の新着案内をあなたにお知らせします」
②コメント書き込み
→「この資料にあなたのコメントが書き込めます」
③お気に入り機能
→「本棚にいれる」
お気に入り機能のように、ブックマークした書誌データを自分で保管できる
架空の自分だけの本棚を作るような感覚で追加していける
次のトップ画面で詳細を述べます。
Ⅲトップ画面
検索画面他の基本コンテンツ以外を挙げます
①スタッフお勧め・ランキング
②私の本棚
○貸出し情報・予約情報・お気に入り情報が見られる
○「お気に入り情報」は先に述べた書誌データ又は検索結果データの右画面から登録していけるもの
書影は背表紙にして本棚に入っているようなデザイン
③小学校での活動(勤務先図書館が小学校の図書室と連携している為)
○ブックトークで紹介した本・生徒のコメント
○情報配信 月に2・3回のブックトークがあり、一般公開もしている テーマや日時を配信
④参加型レファレンス
○質問・回答 コメント形式で利用者による回答も
○過去のレファレンス記録と引用・紹介した書誌データ
○国会図書館レファレンス共同データベースに登録
→ここまでに紹介された資料は書誌データ画面へ繋がる
以上、私の理想のOPACでした。ありがとうございました!
という事で少しづつ付け足す形にさせていただきます。
読んで1番の感動は、まるで文章そのものが理想のOPACのよう!
つまり・・ 使いやすいOPACのように文章も読みやすかったのであります。これ以上がまだあるのかとすら思いました。
①『次世代OPACの可能性-その特徴と導入の課題』(情報管理 2008vol.51 no.7 10)
工藤 絵理子 片岡 真www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/7/51_480/_article/-char/ja/
②「次世代OPACってなんだろう:Making OPAC 2.0 」(ブログ)
投稿者:leva
投稿日: 2008年05月29日
http://note.openvista.jp/2008/what-is-next-generation-opac/
論文用に学生さんが書いたもののようですが、私にとってはとてもわかりやすく図書館関係者ではなさそうなところがまた、余計な概念がなく簡潔だと思いました。ちなみに岡本氏のことも触れていました。
③「Web2.0と図書館サービス』(『現代の図書館』2007.6 vol.45 no.2)
林賢紀
『現代の図書館』を何部か取り寄せ、読んでみたものの中でわかりやすく、かつこれからの図書館員に求められる要素がチラリと書かれていて、更に任務の重大さを感じたのであります。
注釈もわかりやすく書かれていてありがたかったです。
①の参考文献にも掲載してあったもので、こちらもまた岡本氏に触れていました。
しかしこれは、図書館では流行りません。事務室で地味に検索・梱包作業などしているなんて利用者には関係のないことです。
所蔵がないからといって、用紙に記入してもらい取り寄せ感を特別に扱っているのは、関係者だけなのであります。
杉並区立図書館 http://www.library.city.suginami.tokyo.jp/TOSHOW/
赤色を唯一使った注意書きが見やすいです。それでも新着でなく所蔵がない本に予約が何件か入っていると、購入に繋がるのではと期待が高まります・・
もちろん予約後、取り寄せ・又は購入が可能かどうかもOPACから見られるようになっていて、ひたすら待つだけではございません。
これとは別ですが、ほとんどのOPACが[探す]とか[検索]の位置が下方向にありますが、こちらの杉並図書館では1番上に配置されております。
大多数の方がタイトル・書名で探すのでクリックする位置が1番近いところにあるのはわかりやすいと思いました。