心がざわつく今日、この頃、
ふいに三浦綾子さんの夫、
三浦光世さんの笑顔を
思い出した。
三浦綾子さんは氷点など
数々の作品を世に出した作家。
クリスチャン。
光世さんは病弱の綾子さんを
献身的に支えた方。
三浦綾子さんを知ったのは
中学一年生のとき。
友人に進められて
泥流地帯を読んだのだが
ちんぷんかんぷん。
時を経て、
高校で人生に迷走していたとき、
図書館で見つけ
何気なく読んだ「道ありき」で
人生観が変わった。
それまで宗教を毛嫌いする
親の元で育てられたので、
信仰は頭のおかしな人たちが
するものだと思っていた。
だが、そこに描かれていたのは
ひたすら人を信じ、
人の為に生きる
夫婦の姿だった。
もう大昔過ぎて
ほとんど記憶がないが。
それから随分たち、
テレビで光世さんのお姿を
拝見したとき、
小説通りの方で驚いた。
当時90歳でしたが、
背筋がピンとした
仏の微笑みを称えた
ダンディな方だった。
久しぶりに検索してみたら、
9年前にお亡くなりに
なっていたのですね。
でも、きっと最期まで
仏の笑顔で
逝かれたんだろうな。
私も当時は聖書などを
読んでは見たけれど、
難しくて挫折(｡ŏ﹏ŏ)
久しぶりに三浦夫妻を検索し、
お写真を見ていたら
当時の感動した記憶と、
安らいだ気持ちを味わえた。
