生活保護、医療、労働者、障害関係など、様々な団体・関係者が幅広く集まっていました。25条、特に生活保護を取り上げた集会で、これほどの人が集まったのは初めてだと思います。
共同代表の尾藤弁護士は、「格差と貧困の広がりが、様々な指標を見ても明らかとなっている。国が何をすべきか。それは、深刻な状態を改善させる対策であるが自助、共助を強要し、憲法25条とは全く正反対の政策をすすめようとしている。集会の意義・目的は、
①生活保護制度改悪の撤回取り消しを求める②障害年金、無年金、自営業者、シングルマザー等、協力して闘っていくこと③平和への思い、9条・25条は車の両輪であること」とあいさつされました。
集会呼びかけ人でもある経済学者の金子勝さんは、「憲法をめぐる状況を見ると、戦争法・臨時国会を開かない方向、TPP問題、辺野古基地建設等、国民の利益と権利を無視しやりたい放題が続いている。1億総活躍というなら、生保切り下げなってありえない、600兆円なんてでまかせであり。貧困の固定化を許すことはできない。政権が何をしようとしているかが明らかであり、そこを直視する必要がある。安倍政権が政権についている限りこの闘いは続く、頑張りましょう」と力強いメッセージを送っていただきました。
25地裁800名を越える人が原告として闘っていますが、いくつかの地域から原告の訴え、関連する領域からの連帯あいさつがありました。
政党からは、共産党・生活の党と山本太郎となかまたち・維新の党・社民党・民主党(発言順)が参加、私たちの運動に励ましのエールを送ってくれました。
集会の多くの発言に共通するのは、「安倍政権は許せない。打唐キるしかない」ということだったと感じました。この政権が続く限り、人間らしく生きる権利は保障されない、「本気で唐キ」私たち自身が問われています。
この集会での経験を、各地域で広げて運動を重ねていきたいと思いました。頑張りましょう。
25条大集会・集会アピール
貧困は、お金だけの問題ではない。
貧困は、人間の尊厳を破壊する。
人間関係を奪い、社会や他者への信頼も奪う。
教育の機会、医療へのアクセス、住む権利――。住民登録を奪い、選挙の機会も奪う。
人並みの生活、そのすべてを奪い去る。
そして、自分は生きていい、価値ある人間なのだという自己肯定感も奪う。
自分は少しくらい迷惑をかけても助けられていい人間なのだ、SOSを発信していいのだ――。そんな気持ちも奪う。
貧困が奪うもっとも大きなものは、生きる上で一番大切かもしれない「助けて」という言葉ではないだろうか。
私たちは、無差別平等に生きる憲法と制度を持っている。
貧困に命を奪われないためのしくみはある。
私たちはもっと「助けて」と言っていいし、私たちはもっと「助けて」と言われていい。
生活保護制度という命の砦を、私たちは守り、より良いものに作り変えていく義務がある。
誰一人、貧困に殺されない社会
そんな当たり前のために、私たちは声を上げ続ける。
#25条大集会
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