事務局長通信

2012年度 大阪府交渉3日目(速報) 

2012年度大阪府交渉3日目が行われ、約80名近くの当事者・家族・関係者が参加しました。

要望は、医療、介護保険、所得保障・就労、電力不足への対応、住宅・交通、防災等、多岐にわたる内容でした。

医療の分野では、障害者が歯科受診する際に、身近に対応できる所がなく遠くまで行かざるをえない場合、移動のために時間的にも経済的に、当事者・家族に大きな負担がかかります。また、障害当事者が入院する際に、付き添いを求めらる、大部屋では過ごせないため個室を選ばざるをえない場合があります。その際に、個室料等が大きな負担となる等の実態が出されました。具体的な施策を求める声に対しての大阪府は、「財政状況が厳しい」という回答がほとんどでした。実現に向けてどのようにすすめたらいいのか、「お金がない」だけですますのでなく、知恵を出し合い積み上げていく方向を、粘り強く訴えたいと思います。
 
計画停電、防災等の状況については、計画停電に関して通知をもらった聴覚障害者にその意味が充分に伝わらず、書いてあった時間帯にブレーカーを落として待っていた実態や、点字による情報保障が充分になされていない等の話しが出ました。大災害が起こった場合への対応についても、多くの不安が出されました。応対した危機管理担当者は、「要援護者対策は、身近な市町村で対応を検討するのが重要で、府は広域的な対応を中心に、各種マニュアルを整備し市町村への働きかけをおこなう」と回答しました。身近な市町村において対応するのは必要なことですが、障害者の場合、障害状況に合わせた対応が求められますが、絶対数がすくないことによって、各市町村における対応だけを追求すると結果的に置き去りにされてしまう恐れもあり、広域行政としての府の役割を発揮すべきではないか、そのためには当事者の意見をもっと聞く必要があるのではと投げかけました。

その他の障害者の介護保険利用に関わる実態、住宅改造助成に関わる増額及び複数回利用等、具体的で切実な要望が出されました。

私たちは交渉を通じて、大阪府に具体的な対応を求めるとともに、もっと広く府民の方に理解をもとめ、大きな運動をつくっていきたいと思います。

本日は、福祉分野の項目に関する交渉です。(主な項目)

10時~11時40分 
利用料負担、区分認定、ホームヘルパー、グループホーム・ケアホーム
11時45分~13時30分 
グループホーム・ケアホーム、入所施設、補装具・日常生活用具
14時30分~15時45分 
地域生活支援事業、移動支援、地域活動支援センター
15時50分~17時  
余暇支援、障害者福祉事業団



追伸…今日は一日司会なので、少々緊張気味です。夜のご苦労さんかいを楽しみに頑張ります。

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