4日の午後8時に第10次支援チームが無事帰ってきました。被災地の現状に応える支援をしてくれました。活動報告の一部を紹介します。
「3日目が終わりました。昨日は東松島市のデイサービスセンターの施設周りの泥出しを1日やり、今日は午前中その続きをしました。午後はデイサービスの中に入り、利用者支援で、室内ボーリングをやりました。そこの施設長との話の中で、職員も被災者だが震災以降、利用者支援のため、自分の家のことも出来ていないので、休みをとらせたいという話でした。私たちが行って役に立つのか不安でしたが、泥出しなんかは施設の職員がやってる時間はないし、私たちが行くことで利用者支援に集中出来たり、休みもとれるなら、少しは力になっているのかなと思います。避難所から通う職員もいるそうです。自分の家のことも出来ないで利用者の支援に取り組んでいることを知り、もし自分がこのような災害にあった時にどのように行動するか…所長さんも言われてましたが、究極の選択です」
さて、今朝の毎日新聞をはじめ、新聞各紙は「大連立」に向けた動きを報道しました。菅首相の「辞める」「辞めない」のどさくさの中で発表された「社会保障改革案」や復興施策を実現させるために、一致協力する必要があるとのこと…。日本を無理やり一つの方向に向けようとする危険な動き、これこそ私たちは見逃すことが出来ません。素早い対応、大きな運動が求められています。
<大連立>民主と自民の両幹事長 そろって前向きな考え表明
毎日新聞 6月5日(日)21時14分配信
民主党の岡田克也、自民党の石原伸晃両幹事長は5日、期限つきの大連立にそろって前向きな考えを表明した。野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」を踏まえ、与野党が協力し、東日本大震災の復興対策や社会保障改革を進めるのが狙い。菅直人首相は8月末までの退陣と引き換えに、11年度2次補正予算案や特例公債法案の成立を期すとしているが、民主、自民両党内で大連立構想とともに、首相の退陣前唐オ論が強まっている。
岡田氏は5日、東京都内で記者団に対し、「震災復興や税と社会保障の一体改革などのために、期限つきで(自民党と)連立すべきだ」と述べた。一方、石原氏も同日、NHKの討論番組で「閣内、閣外、いろんな協力の仕方がある。新しい政治体制をつくるためにも、首相に一日も早く辞めていただきたい」と述べ、大連立に前向きな考えを示した。
政府・民主党は今月22日までの今国会会期を大幅に延長する方針だ。しかし自民党は「死に体内閣に協力できない」として、大連立実現の前提に菅首相の月内退陣を要求。岡田氏は5日のフジテレビの番組で「首相が本来辞めるべき時期が来ても辞めなければ、辞めていただくように申し上げる」と述べた。
一方、菅首相は5日、都内のホテルで民主党の斎藤勁国対委員長代理と会い、「2次補正予算案や特例公債法案、子ども手当法案に道筋をつける」と語った。しかし、斎藤氏が「成立までか」と確認したのに対し、返答を避けた。その後、菅首相は首相公邸で枝野幸男官房長官、岡田氏、安住淳国対委員長と会談。週明けに与野党幹事長会談を開き、会期延長で協力を求める方針を決めた。【野口武則、念佛明奈】
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