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事務局長通信

福祉同友会沖縄ツアー2018 メモ③

【3日目】
嘉手納基地
・極東最大。もっとも手離したくない場所。3800滑走路×2本
・嘉手納ラプコン。沖縄の空は、300m民間、500m自衛隊、それ以上を米軍が使う(無制限の高さ、空にも基地がある)。那覇空港については移行しているが、運用は変わらない。那覇空港への民間機の離発着、パイロットが一番緊張する空港となっている。
・訓練空域・水域、設定されているが、知らない間に勝手に増えて変わっていく。基地の中に沖縄がある感じ。日本政府は、負担軽減に努力してると言うが増えている。
・基準地を超える騒音は年4.5万回。騒音被害で亡くなる人がいるとの指摘も。夜間騒音、4月から11月、1173回。常駐機以外に他の地域の基地にいる飛行機が来る時も多く、その時に騒音被害が増えている。
・子どもたち、日常の騒音に慣れて来る。異嘉手納から来た子どもは声が大きいのでわかるのだという。
・夜間降下訓練はやらないといったのに、強行した(SACO合意違反)。約束したことも守らない。日本政府はものも言わない。
・嘉手納町の83%が基地、残り17%に住民が住んでいる。基地を作る時に先祖とのつながりの場でもあるお墓も壊されている。
・嘉手納基地爆音訴訟、①身体的障害等が発生していることへの保障②夜間飛行はやめてくれと主張。判決では、因果関係が証明されたら保障(しかし住民の分断内容も)、夜間は却下された。国内的、国際的条項がないからと。憲法に照らして判断すればいいのではないか。司法は、安保・地位協定の判断はしない。
・騒音被害で引っ越して空いた場所を防衛庁が買い上げている(木を植えている)。国有地となり、基地の拡張につながる。砂辺地域、集落が破壊されている。
・米兵居住区にある住宅、将校用で2234㎡(通常の県営住宅は79㎡)。基地外住宅には、住宅手当で20万円近くが出ている(家賃は16万円)住むところには困らないぜいたくな中身、それも思いやり予算、私たちの税金から。光熱費は5万円も出る。
・飛行機格納庫は、日本の思いやり予算で作っている。1つ4億円(15個)。直撃弾にもビクともしない。
・嘉手納基地内に全て揃っている。アメリカのミドルスクール校舎建て替え38億、これも思いやり予算
・フレイ布告、強制土地接収。同意して提供した土地はない

普天間基地近くの上大謝名さくら公園から。
・フェンスの向こう(基地内)にお墓がある。人が住んでいたということ(許可を取って中に入る)。
・宜野湾市は、22の字があったが帰ってきたら4分の1が基地になっていた(学校も全て潰して)。
・百田氏のウソ。それを明らかにする資料を行政が作成する。
・普天間基地と住宅地が金網一つで区切られている。アメリカの基地では緩衝地帯があり、外からは見えない。普天間の現状はありえない。アメリカから帰国した高校生の言葉。

普天間基地(嘉数高台公園から)
ここは、沖縄の過去と現在と未来が見える場所
沖縄戦…米軍が上陸した場所が見える。渡嘉敷島、前田高地…。
・米軍の上陸。日本軍は、水陸両用車を初めて知った。
・伊江島、5月15日から総攻撃、4日間の闘い、住民は4分の1が亡くなる。沖縄の縮図。
・中部の激戦地。4月8日〜5月20日。アメリカ軍は地図を作っていた。南部が戦闘地になることも。日本軍は、7つの飛行場を持っていた。アメリカは、制圧後、飛行場6つ作った。本土攻撃の前線基地になる前に、戦争が終わった。しかし返されなかった。沖縄戦がなければ、また終わった後の処理がなされていればこうはならなかった。
・嘉数集落周辺、兵隊と兵隊の殺し合い。住民の中には、捕虜になり生き延びた人たちもいる。1944年の8月以降日本兵との生活(大きな家は接収された)。住民と関係が深くなり、逃げた方がよいなどのアドバイスした兵士もいたどのこと。住民が自分たちの意思で行動した。
・第2防衛ラインだった前田高地は違う。夜襲に住民が使われ、赤ん坊などが殺された。
・5月7日には、前田高地にアメリカ国旗が立ったが、その時中部では学校が始まる。南部では、まだ畑仕事をしていた(米軍は来ないと思っていた)
普天間基地…日本の航空法では、滑走路前後にクリアゾーンが必置で、それは空港内にあるとされているが、普天間基地にはそれがない。密約によって航空法が適用されず、そのため普天間第2はクリアゾーンの中にある小学校がある。世界でも異様な状態になっている。日本政府がアメリカに差し出した。演習のためなら、住民の安全もないがしろにする
・オスプレイの配備に関わって。新しい訓練施設を作る場合は、アセスを行う。基準をクリアしないと設置できない。ハワイでは、希少価値のこうもりが発見され中止になった。しかし、普天間には適用されない。命の2重基準、好き勝手させ、放置している日本政府。安全基準4つ(①人口密集地では避ける②午後から10時から午前6時までは避ける③ヘリモードは基地内に限定④転換モードでの飛行はできるだけ短くする)決めたが、一向に守られない。日本政府は調べず概ね守っている。必要な場合、やむをえないで逃げている。勝手に飛行経路を変える。
・基本的人権がないがしろにされている。唯一の解決策は、詭弁そのもの。無茶な訓練やめる、基地をなくすことが唯一。
・基地返還後の雇用状況は好転。基地がない方が経済的に発展するのは明らか。

沖縄タイムス本社…「沖縄の今を考える」大野さん(記者)の話し。
・沖縄の基地の現状。思いやり予算・駐留経費負担は7000億円を超える。抑止力、どう考えたらいいのか。結局は政治問題として扱われる。沖縄メディアとしてどう伝えていけるのか、いつもいろいろと考える。 「これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地」の特集を組んだ(書籍化されている)
・ 奪われた命と尊厳 620人(1945年以降)。米兵による犯罪。
・オスプレイの名護沖での事故。最初は状況がつかめず「不時着」としていたが、翌朝より「大破」に。
・沖縄国大ヘリ墜落…ストロンチウムの問題は一切伝えられず。その後、日米での取り決めもされたが高江のヘリ墜落でも結局伝えられず。
・翁長知事の死去に伴う選挙。厳しい状況があったが、何とか一つにまとまり、それ以降は大きな力となった。
・名護市長選挙での基地問題を争点にしないこと、自民・公明・維新での連携での勝利。それを今回もやろうとしたが、県民は基地問題をしっかり争点にしていた(相手候補、辺野古のことを一切言わなかった。それが分かりづらいとの批判があった)
・県紙として、県民に情報をしっかり伝えること。現場の空気感、紙面で伝えることを大事にしたい。


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