懸賞生活

過去の当選品の記録

美しい人でした

2006年04月24日 | Weblog
懸賞とは関係ない内容なのです。

気持ちを落ち着けたいので、記事にしています。
時間のない方、興味のない方はスルーして下さいね。







しばらくお休みしている間に、悲しい事がありました。

大好きだった母方のおばあちゃんを天国へ見送ったのです。

地元でも評判の美人で、自慢のおばあちゃん。
ここ15年は認知症を患い、10年は施設で過ごしていました。

最近の5~6年は家族の事を認識できなくなりました。

発病してからの道のりは、親戚それぞれに立場があり複雑でした。

でも、今は、母の実家のお嫁さん(伯母さん)の介護に頭の下がる思いです。

そして、息を引き取るまですごした介護施設の職員の皆さん。
最期のお別れをする職員さんが涙をポロポロと流してくれました。

コミュニケーションはとれないのに、日中は車椅子に乗せて話しかけてくれていました。
家族もわからない少しの不調を感じ取り、細やかに対応してくれました。

手厚い介護をしてもらったんですね、ばあちゃんは幸せです。

画像は…

おばあちゃんの最期に、着せてあげた着物です。
母と私で選びました。



着物好きのおばあちゃんが、特に気に入って着てた物。
私が産まれた病院を、母と共に退院する時の写真でも、産まれたばかりの私を抱きながら、コレを着ています。

初孫で、長女の子だった私は、ばあちゃんに溺愛されて育ちました。
私の体は、ばあちゃんの愛情で出来ている、そう言えるほどです。

母の従姉妹にも「従姉妹の中で私が一番可愛がってもらったと思う」
そう言っていたおねえちゃんと、二人で喪服(和服)を着ました。
本当は、孫や姪っ子は洋装でもいいんでしょうけれど…。


お葬式の後、高校生の頃、途中下車をしたおばあちゃん家の最寄り駅に、久しぶりに行って見ました。

おばあちゃんが通っていた美容室は閉店し、大きく様変わりしていました。
誰にも等しく,時間は流れている。

おばあちゃんにも私にも…。

おばあちゃん、今までありがとう。

本当に,美しい人でした。