良いかげんに生き抜いていく

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百科事典を開いたことのない世代

2006年09月16日 13時45分56秒 | ビジネス
Googleで検索することを、ググると言われるようになったこのごろ。
私の会社では、尊敬の念をこめて、検索する前に、グーグル先生に聞いてみようと表現している。

私の実家には、大百科事典があった。総カラー装丁で25巻くらいのものである。(写真はイメージ)
小中学校の頃、よくこれを読みふけっていた。
そのころ本や小説は全然手に付かなかったが、こうした新しいことが載ってるものには飛びついていた気がする。
おそらく、あの豪華な百科事典。使っていたのは私だけなんだろう。

広辞苑も何かあると引いていた気がする。

しかし、今の世代。つまりインターネットで検索することが当たり前の世界になった以降に物心がついた世代。
こうした世代は、一生、百科事典というものを手にせず終わるんではないだろうか・・・

ウィキペディアにしても既に約26万本の項目がある。
ゴシップネタや、時勢にのった最近の芸能ネタまで網羅しているわけだから、百科事典よりも情報の活用度としては、重宝する。


でも、私はやはり物心ついたとき、知らないことを知ろうとするとき、親に聞いていたことを始めて自分で調べようとするとき、百科事典をとるような子供であってほしい。広辞苑をとるような子供であってほしい。

なんだかそう感じてしまうのは、古い世代の考えなんだろうか。

ちなみに、こうした新しい世代とは、おそらく1990年以降生まれだろう。
10歳になったとき2000年。
ケータイ電話の普及率が50%を超え、
Yahoo!のページビューが1日2億回を超え、
家庭のブロードバンド化、常時接続化も始まっていた。

85年生まれと90年生まれのこの5年の差。
いや、
85年以前生まれの5年の差と
90年以降生まれの5年の差。

この5年というスパンは、まったく異質なものとして捉える必要があるだろう。


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