移住のきっかけ

約10数年前。


私は鬱病の症状に苦しんでいました。


娘もまだ幼く、寝込む事も多い中でオットのやっちゃんは一生懸命妻の私を支えてくれていました。


そんな鬱々とした日々を送っていた頃、私達が恩師と慕っているデイブさんから連絡がありました。


「野尻湖にあるキャビンへ遊びに来ませんか？」


私の具合が悪い事を知り、静養の為にと私達家族を野尻湖の自分のキャビンへ招待してくれたのです。


デイブさんのキャビンは野尻湖の神山国際村の中にあり、緑に囲まれた静かな場所にあります。


そこで数日間ゆっくり静養を取る事が出来ました。


それからもデイブさんは毎年私達家族をキャビンへ招いてくれました。



最初はキャビンの2階のベッドで寝てばかりだった私も徐々に回復し始め、外出する様になりました。


まずは野尻湖周辺、黒姫高原、飯綱高原。

それから戸隠や鬼無里、小川村、白馬村…。

時には足を延ばして黒部ダムまで。


デイブさんのキャビンを拠点に北信のあちこちを巡りました。



長野の自然の美しさや食べ物の美味しさに触れ、感動をする度に私は元気になり、

次第に「長野に住みたい」と思う様になりました。


そしていつか「絶対に住みたい」に変わり、私達は長野へ移住する為に準備をし始めました。


実行に移すまでは何年もかかりましたが、去年無事に長野へ来る事が出来ました。


あの時私達を野尻湖へ招待してくれたデイブさんには感謝してもしきれません…。



※4月に行った野尻湖