地方と言っても私が住んだことのある主に群馬・栃木についてです。
いちおう「首都圏」なんで「地方」じゃないかな?
まいいや。
結論から言って、
(1)基本的にハコが大(小)ホールしか無い!
(2)行政が牽引役になっている。
(3)特に工業が中心の都市では、見に来るお客さんがいない!
といった点が東京と違うとこですね。
(1)のハコが無いって事は致命的で、
結局、「○○市民会館大ホール」なんてとこしか無いんですよ。大抵の地方都市は。
そんな会場で自主公演やれるような劇団は老舗劇団くらいで、
旗揚げしたばかりではなかなか難しい。
経験も無い上に、スタッフは集まらないとかお金もかかるとかお客さんが集まらないとか。。。
都内の小劇場公演のように
当日受付も含めて15人程度の人数で
経験は無かろうが多少は会場をぶっ壊そうが(スイマセン)
20万円程度の予算で「イエヤッ!」ってなかんじでも公演が出来たりすると、
中身の質はともかくとして、新しく劇団を旗揚げするのも楽なんですよね。
埼玉は東京に近いので、
「公演は都内で」というのは多いようです。
さいたま市より所沢市の方が劇団数が多いのはそのせいもあるでしょうか。推測ですが。。
それでもこういった地方のあまりよくない環境で旗揚げして公演をやり続けている劇団さんはあるわけで、
そこには(2)の行政のバックアップが大きいようです。
例えば「演劇祭」といったかたちで毎年行われているものが
群馬だと「前橋演劇祭」「伊勢崎市境演劇フェスティバル(合併前は「境町演劇フェスティバル」)」等。
栃木は「足利市民プラザ演劇祭」の他、今市市・鹿沼市等で演劇祭が。
埼玉は、、、すいませんまだよくわかっていません。
こういった場合は、運営団体(行政)が参加劇団に格安で会場を貸す為、
旗揚げでも大ホールでの公演がスムーズに出来易いようです。
また、市民劇団等を立ち上げてる行政もあります。
いくつかは昨年の大合併うんぬんで企画倒れになったとこもあるようですが、
栃木県「黒磯市民オペラ」等、活躍中のものがあります。
もう一つ、「演劇講座」のような形で集まった人たちが、その後劇団を立ち上げるケースもあります。
前橋で現在も活動している劇団はその一つで、
これも行政が牽引した成果じゃないかな。
(3)の件は、、どうしようもないですね。
どうしても地方は工業で成り立っている町が多く、
そういったところで働く人達で演劇に興味がある人は残念ながら少ないです。。。
特に機械系はその最たるものかと思います。経験談。
そういった環境であっても活動を続けてる劇団さんには、
敬意を払いましょう!♪
ってか、皆さん観に行きましょう♪
気に入ったら公演に参加しましょう♪