4月26日 日曜日 黄砂による薄い薄ーいベールを透かした薄曇り。
この日のウオーキングコースは、博多湾の北部に位置する志賀島にした。
晴天であったら、さらに素晴らしい光景が見れただろうに。いささか残念。

それでも、新型コロナウィルスによる閉塞感から逃れるように、
高層マンションがにょきにょき建つアイランドシティを抜け、
今は営業を休んでいる海の中道公園を横目に車を1時間ほど走らせた。
「島」と言っても砂州によって道路(これを海の中道と呼んでいる)が
整備されており陸続きとなっている。

1周10㌔ほどの小さな島なのだが、古代日本において
大陸・半島との海上交易の拠点として重要な位置を占めていたらしい。
それを証明するかのように、漢の皇帝から与えられたものとされる金印が
この島から出土している。これには「漢倭奴国王」と刻まれており、
現在は国宝として福岡市博物館に常設展示されている。


島の南東部にある志賀海神社近くの福岡市中心部
を望む海岸で、久しぶりに潮の香を嗅いだ。

その志賀海神社は綿津見三神を祀り、
全国の綿津見神社の総本山である。

島北部の玄海灘沿岸のエリアは玄海国定公園に指定されており、国民
休暇村などがある。目の前の勝馬海岸は、夏場は海水浴客で賑わう。
この日はやや風が強く波が立っていた。

国民休暇村には宿泊施設、温泉など
があるが、コロナにより臨時休業中。

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