いつまでって・・

アイロンかけるの飽きました。
はやっ！

なぜってね・・・
これのせいですよ

ええもうおうちゃのせいですよ
私の楽しみを、早くも苦行に変えたのは。

学期末恒例笑い個人懇談に行ってきましたああ

たかだか５ヶ月の間に急成長するとは、思ってませんけど
まさか性懲りもなく、また１２枚とは！？

その中には、夫のハンカチやら
コピのナプキンやら
ハンドタオルやら
バンダナやら
もう四角い布なら何でもカモンですがな・・・
給食エプロンを風呂敷代わりにして
エプロンの袖で結んであります。
ドッヂボールから
トトロのお土産に進化してましたあ～
だからエプロン無しで袋だけ持って帰ってきてたのね
なるほどね・・

ある晩
夫と家計について話してたら
おうちゃが、じっと話を聞いてるふうなので
おちょくってみた

私「今月は給料３００万だったんだ。」←ホラ
夫「ああでも支払う借金が１６８万あるからな」←うそ
私「でも来月は７００万ほど入るから」←大うそ

おうちゃ「すっげええええ！うち貧乏かと思ってた」

マジで思ってた。
夫は肩を落とした。

ちょっと哀しかった。


その哀しさに負けないで
私「ごめん、すごい金持ちなんだ。でも誰にも言っちゃいけないよ
お金持ちの子供は誘拐されるからね」
おうちゃ「うん！」


先生に言ってた。

「ぼくんちは、借金が３００万あるんだ。金持ちなんだ」と。

びみょうー
金持ちって借金あるの？
何か間違ってるし

懇談中、先生泣きながら、
毎日楽しいって報告してくれました。
ほんと楽しいわ
ほんとわが子じゃなきゃね。

家に帰って近所の
中学生のお兄ちゃんと
キャッチボールしてもらうおうちゃ

おうちゃ「えっ！お兄ちゃん学校行ってるの？
暇な大人じゃないの？」

それはない。
遊んでもらってそれはない。
いくらおっちゃんぽい中学生でも
失礼だ。

「小学なんじゅう年生？」

それもない。
でも、あんたならなれそうだ
小学１７年生くらいに。


苦笑する中学生
苦悩する小学生

遠い目になって
おおきなため息をついて

ぼく、いつまで学校行けばいいの？

もう
明日から
働けや。

遅まきながら

最近私は、
いいお母さんになりつつある！
今頃ですか
あんた何年母親業に就いてるの？のつっこみは
受け付けません。

アイロンするのがね
楽しくなっちゃって
ナプキン、ぴしっと当てたり
エプロン、ぴしっと当てたり

えっ？
今まではどうしてたのか
とか素朴な疑問にお答えします。

夫が担当！

家事の中でアイロンが一番嫌いで
山のような洗濯物たたんでたら
アイロンまでね
メンドクッサイから
手が回りませんの

それは、けつこん前から
「私にアイロンがけは、期待しないでもらいたい
むしろ、私の領域の分も負担せよ」
と洗脳していたので

休日の夜に
ネクタイやハンカチなんかかけてるので
子供や私のハンカチしのばせたりしてました

で、学校の役員のお仕事で
はちまき40本アイロンあてないといけなくなって
どうしてもしないといけなくなって
長年封印していたアイロンに触ったわけです。

今のアイロンって性能いいのね
メンドクッサがりの私でも綺麗に仕上がるのね
気持ちいいやん

そしたら
おうちゃが
目を輝かせて
「お母さん、上手～！」
コピもしみじみハンカチを見ながら
「綺麗！」
ちまきからも
「うわ～ありがとう！」
感動感激感謝拍手大喝采を浴びる

も、もしかしたら
私、いいお母さんになってるよ？
いいぞ私。やったな私。

アイロンかけない昔は（昔て）
ときど～き
「これ、アイロンしてほしいけど、無理やんな」とか
とても謙虚ながら不満の声もあったわけで

そんなときは
「お母さんの重要な仕事と言うのは、あなたたちの心も体も殺さずに
大切に、のびのびと健やかに育てるのが任務なのです。
おいしいごはんと清潔な衣服、楽しい環境を整えるのが最重要任務なのです
よって、洗濯してきれいにたたんであるのに、少しくらいのしわがあるのが
気に入らないというのは、個人の好みの問題で、各自で解決せよ」
と、子供たちを煙に巻いていたのに

一挙に
私は、いい母に登りつめたのです。

（ホントにいいお母さんごめんなさい
私調子に乗ってます。）

どんどん
アイロンにはまっていく
そして
ついに、夫のスーツまで
仕上げて行くほど
腕をあげた（自分で言う？）

夫からも賞賛の声なき声が聞こえる（幻聴）
おなかのたるみしか
注目されなくなりつつあったのに
今では、私がまぶしいのか
目を細める
老眼がすすんだんじゃと照れる夫（これが真実）


しょぼいしけたスーツがたちまち
できる営業マンに。
ご近所の皆様が、夫のこと重役と
間違えたらどうしよう
それは、大丈夫
ぽっちゃりのび太顔だから。

アイロンごときで？
いいお母さん？
できる妻？
抗議は受け付けません。
笑って許しましょう。

私が気持ちいいんだから。