今日のカウンセリングでは「お相手との関係はその後どうですか?」と
訊かれ 数日前に送ったモラへの手紙(メール)の事を話しました。
「よく自分の思いをちゃんと書けましたね 私も心に沁みました」
「アサーティブな表現」そんな風に言って頂いた。
確かに。
このメールでは自分を否定されると自己防衛に入るモラを思い
否定的にならないことだけを念頭において書いたから。
余計な感情は省いて伝えたいことだけをシンプルに伝えようと書いた。
けれど。
↑の姿勢は 私が他人と接する時の基本姿勢というか モラ以外の人との
コミュニケーションのとり方はコレだったのよね。こういうのが本来の私。
モラとの関係において何故これが出来なかったか というと
端的に言えば 互いの傷を刺激しあう関係性しか結べない二人だった
…ってことになるのかな?と思うのです。
出会った頃のモラは本当に優しかったし寛容に思えたし 一緒にいて
心の底から存分に楽しめる相手でした。
どんな要求にもOKを出して笑顔で応えてくれるモラは 私が求めていた
【父性】を十二分に感じさせてくれる 【大きな頼りがいのある背中】
そんな印象の いわば理想的な相手・白馬に乗った王子様(笑)
この時点で私の中のモラにひとつめの大きな○印が打たれました。
ところが 一緒に生活を始めた途端 理想の王子様は徐々にではあるけれど
確実に今のモラぶりを発揮し始めました。
これは本当に予想外。
「私の好きだった彼は何処に消えてしまったんだろ…」と ヘンな話ですが
モラと共に暮らしながらも 【優しかっただけのモラ】を失恋して別れてきた
恋人を想うかのように恋しがっている そんな毎日。
「またあの人の所に戻りたい あの人に会いたい」…みたいにね(苦笑)
モラがモラぶりを発揮する度・その度合いを強めていくにつれ諍いが増えた。
私の人格を否定するモラに 人の人格を否定するような人格について責めた。
互いが互いの人格を責め続け・否定し罵倒し罵る。
それが別居前の大半を占める生活になっていた。
モラとの諍いの中いつも思っていた。
「私は本来こんな他人の人格を否定するような人間じゃない!」
「この人といると私はドンドン嫌な人間になってしまう!」
「こんな人格を否定するようなことを私はしたいんじゃない!」
「こんなことがしたくてこの人と暮らし始めたんじゃない!」
自分が自分でなくなっていくようで ドンドン破壊されていくようで
怖かった。
出口のない閉所に閉じ込められて追い込まれていくような思いと共に
何もかにも破壊してしまいたい衝動にもかられるようになっていった。
「…このままじゃやるかやられるか…だな…きっと」
自分の中にモラに対して殺意まで芽生えた事を実感した時
私はモラから離れることを決め 逃げるように実家へ戻った。
文字にすればそれなりに悲惨な精神状態だったハズだと 今でも思う。
でも…悲惨だけじゃあなかったみたいなのよねぇ…。
モラとの生活を振り返るとき 私はずっと王子様だったモラが恋しい
あの【父性】に包まれる心地よさが手放せないのだと思ってきた。
けれど 一方でそれだけじゃない何かがあるのにも何処かで気づいてもいた。
うまく言葉にはならずにいたのだけれど。
何かにつけ束縛し干渉し 思い通りにならないと人格否定までするモラ。
男尊女卑発言あり不機嫌オーラ撒き散らしてコントロールしようとするモラ。
一方的に責め立てるだけじゃなく 時によっては詫びたり懇願したり泣いてみたり
「こんなに弱りきってます」と弱者に成りすましてまでも私をコントロールする。
コレ↑って 私の父と母そのままなんですよね。両親の合体作(苦笑)
だからこそものすごぉ~くヤなんだけれど 反面どこか安心する空間というか
慣れ親しんだ空間というのか…(-_-;)
被害者の方の中には「二人でいると淋しかった」と言われる方が多いけれど
私には慣れ親しんだ空間な分 当然その淋しさもないどころかむしろ安心という
ヘンてこりんなのにデフォルトだったという歪んだ世界。
その中でのモラとの人格攻撃合戦は 私の凍りついた心・フローズン ニーズ
ってヤツを開放するのに格好の手段・機会だったのかもしれないと思うワケで。
つまり 本当は両親に言いたかった思い・言えずに押し込めてきた感情を
モラという両親の似姿相手に発散してた ということじゃないのかと。
王子様だったモラに大きな○をつけただけのつもりが 無意識レベルではあるけれど
モラであるモラそのものにも○を付けていた自分がいるような気がしているのです。
王子様モラもモラらしいモラも 両方が私のニーズに応えてくれていた。
これが私のこだわっていた「手放しちゃいけないキラキラしたもの」の正体なんだろな。
…所詮 チャイルドVSチャイルドだったワケか…。
私は今もチャイルドをモラに人質にとられたままの気分でいるのはこういうこと。
…ってな話をして カウンセラーさん曰く「その通りだと私も思います」と。
でだ。ひととおり流れとして話をする・言葉にすることが出来て初めて
チャイルド癒し・育てなおしが私には必要なワケで…と再確認し
あまり良い感情は湧かないながらも「やっぱり通らなきゃいけない道なんだなぁ」
と納得した今日のカウンセリング。(やっとスタートかぃ)
…長っ。しかも ややこしいし (^_^;)