ミュージシャン白書

ミュージシャンの立場からライヴ、レコーディングを通じてミュージシャンの社会生活を紹介する

あっさり始まったオリンピック。

2010年02月14日 22時42分17秒 | Weblog
 時差の関係が意外と苦にならない時間帯でモーグルが見れた。

上村愛子4位。しかし、なかなか難しい競技というか……採点競技ってなかなか難しい。

人生賭けてやるわけだからなかなか、難しい。採点するほうも難しい。

エア、ターン、タイム、と複雑でなかなか難しい。小生など素人目からすると、エアが凄い方が面白いと思うんだが、フィギュアスケートもそうだけど、『これがいいとしよう』と合議の末決められた様に、実際演技をするアーティストが合わせなければならないというのはどうか。どうも。折伏しかねる。

ギターリストで言うと『今年は速引きは得点が低くてチョーキングが良いにしよう』と言われると世界中のギターリストはこぞってチョーキングの練習をしなければならない。それこそイングウェイマルムスティーンはお手上げだ。


 そう思えば得点には結びつかないイナバウアーを敢えてやり、颯爽と金メダルを獲得した荒川静香はカッコいい。だがしかし。

 得点に結びつかない事を、自己表現としてやっちまう。つまり、成績よりも自分のこだわりを前面に出して表現する、というのは国の代表としては間違った態度なんだろうか。

国母。

 「貴方の服装はいかがなものか?」ときかれ、小声で「うるせぇな……」と言った後、「反省してま~す」「競技に影響ありません」と言って、えらい叩かれている。

小生的に。

ちょっとオーソドックス過ぎたかな……。あぁいう態度は、真正面過ぎて確かに遺憾よ。  
例えばあれが、眉毛全ゾリで、両手に『愛』『憎』とかかれた提灯持って、一輪車に乗ってヴァンクーヴァーに現れたとしたら? 叩かれるは叩かれるかもしれないけど、なんていうか、微笑ましいというか。少なくともそんなやつがいたら、小生は少し痛快な気分になるかもしれない。

つまり、国母君は余りにカテゴライズされた自己主張ゆえ、わかりやすく、容易に嫌悪感を与えてしまい、誤解の余地を与えなかったというのが拙かったのではないでしょうか。

おそらく、日本国民の、国母君に持った嫌悪感と国母君本人の反体制的な主張は凹凸ぴったりと合致するものではないか。しかし、アーティストはそんな盆百な感性では困るのである。況や、日本代表としての資質おや?である。

それに引き換え……

上村愛子はいいねぇ。もともと可愛いのに、あの一つ事を突き詰めてきた者としての凛とした眼差しは、誤解の余地を与えない。同じ誤解の余地を与えないにしても、国母君のそれとはまさに正反対なのである。

「競技に影響ありません」確かにそうだ!!ものすげーリザルト勝ち取って全員黙らせてやれ!!でも、そうなるためにはまず、上村愛子の眼差しを手に入れなければ、腰パンやピアスなどのミニマムな拘りすら上手く扱えないようだと、それは器じゃ無いと言わざるを得ないよ。








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