ゆりこのキラキラ☆音楽的生活

シンガーソングライター本城由利子(ほんじょうゆりこ)の私的生活日記です☆

屋久島旅行記(3年前の初夏)その3 縄文杉登山前編(8月20日金曜日)

2010年08月18日 09時49分42秒 | プライベート関係
2007年5月11日AM6:00
荒川登山口出発


今日はAM4:00台に起きて、レンタカーで
登山口まで。
普段起きた事の無いような時間帯やけど
憧れの縄文杉にいよいよ会える!という事で、意外と元気。


さあ、今から往復10時間歩き続けるんだ。
この日のために、パパと大阪の軽めの山を登ったり(二上山)
トレーニングはしてきたつもりだ。


あ、みなさん。
やっぱり縄文杉登山をしようと思ったら
無理をしない程度に、
ある程度トレーニングして基礎体力をつけておいた方がいいです。

登りきれずにヘリを呼んでる人もいたから 汗
歩けなくなっている人も見たから 汗
準備はしっかりしてきてねー!


ーーーーーーー


さあ、出発して2時間半は
黙々と”トロッコ道”という昔の線路の跡の
平坦な道を、ただひたすら黙々と歩きます。
これが一番疲れた!

なにせ、景色も大阪の山とそう変わらず、
平坦な道を歩くだけやもん。
飽きる!



時々、すごい橋を渡る。
高ー!!!
手すり無いし涙!!!



橋のずっーーーと真下は岩場。
ぶるぶる涙 落ちたら即死やんか。
あー、こ、こ、こ、恐~~~涙


AM7:03
小杉谷小・中学校跡到着

1時間程で、昔の集落の跡の開けた広場に着く。
昔はここに人が住んでて、村があったんやな・・・。

ここで、民宿の人が作ってくれたおにぎり弁当で朝食。
「ああ、おにぎりってこんなに美味しかったかな☆」
至福のひととき♪


朝食後、その後1時間半、また黙々とトロッコ道を歩き続ける・・・。



ああ、長い・・・。
まだ半分も来てへんのに。
先が思いやられる・・・。



しかし、だんだん森の雰囲気が変わってきた。
少しずつ、とんでもない杉が顔を見せ始めてきた。



あー!
すごい☆
あきらかに大阪の山には無い、木がおる!


ちょっと、面白くなってきた・・・。




うわ-!!!
出たー!!!
でかっ

これは三代杉かな?
カメラ、カメラ!!!



いかにも屋久島!っていう木が出てきて、
やっと楽しくなってきた頃、
大株歩道入り口に到着。
ここで長かったトロッコ道が終了だ。



ここで最後のトイレ休憩がある。
目の前はびっくりするぐらいの
急な階段!

恐ろしい。これを登っていくのか。
今までと明らかに空気が違う。



いきなりの凄まじい登り道!
石や木にかじりついて、必死に登る。
すごい急勾配!


人間、こういう状況になると、
普段のつまらない悩みとか一瞬で吹き飛ぶ。
目の前の一歩を確実に登ることしか
頭にはない。


一点集中。
とにかく必死。
でも、頭の中がとてもシンプルで気持ちいい。


複雑な事を考えるから、前に進めないんだな。
一点集中して、こういうシンプルさが
生きるって事なんやな。


あまりにも過酷な道やったので、
このゾーンの写真撮る余裕が無かったです笑





翁杉到着。
樹齢2000年。苔(こけ)が美しい!
うう、暖かい、優しい木だ涙


大株歩道からこっちは、ほんと山道!って感じだ。
今までのトロッコ道とは180度違う雰囲気。

山深く、ああ、これが屋久島なんだー!って
実感させてくれる。


山道はきついけど、周りの自然のパワーが濃くて
森全部がパワースポットという感じになってくるので
身体があまり疲れなくなってきた。

とにかく爽快。
頭の中がクリアで気持ちいい。



AM9:30 ウィルソン株到着

歩き始めて3時間半。
ついに有名なウィルソン株に到着する。



えー、実は写真の通り、観光客でいっぱいなのだ 笑


今までの写真もなるべく人を避けて撮ったもので、
本当は登山客で連なっているんやよ。
普段はいややなあ、と思うけど
ゆりことパパはガイドをつけて無かったので
逆に人が多くて、道に迷わずにすんだかも笑




ウィルソン株は樹齢3000年やけど、
昔に木を切られてしまって、
切り株だけが残っているもの。

でも、その大きな姿は、
なんだか手を合わせなあかんと思うぐらい
荘厳なんやな・・・。



中が空洞になってて、入れる♪




木の中は、お母さんのお腹の中にいるみたいに
深く安らげる。
こんなに安らいだ気分はどれぐらいぶりやろう・・・。

中には湧き水が流れている。
見上げれば、こちらを覗き込む若い緑と午前の太陽。
慈愛の天国。


ああ、ここにずっとおりたいよ泣



その4へ続く


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