ある作業療法士のブログ

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ある作業療法士のiPad活用術

2012年10月06日 11時18分30秒 | 物ログ
僕は、最近iPadを購入した。



コツコツ貯めていた500円玉貯金が溜まったので、思い切って購入することにした。

僕は、はじめはiPadに対してかなり懐疑的だった。
例えば、電子カルテとかみたいに業務用で使用するなら、かなり使えるアイテムだと思ったのだが、個人で所有することには疑問だった。
とても中途半端、という印象があった。

しかし、思い切って使ってみると、思った以上に便利というか使えるものである気がしてきた。

使い始めてからまだ日は浅いが、僕なりに実践している、あるいは考えている使い方について書いてみたい。

学会の抄録集を入れる、みる、持ち運ぶ。

学会に参加する際には、抄録集を持って参加する。
発表演題の数や規模によって異なるだろうが、分厚い本だったりすることもある。そんな抄録集をiPadの中に入れてしまうのだ。
方法は、少し手間がかかる。

①まず、抄録集を裁断する。
 1枚毎にバラバラにするのだ。
 本や雑誌の“自炊”が流行ったこともあり、裁断機もいろいろなものが販売されているので検討してみるといいだろう。

②そして、それをドキュメントスキャナで読み込み、PDF化する。
 僕はscansnapを使用している(結構前の型だけど)。

③PDF化したファイルをiPadへコピーする。
 これで準備完了だ。
 学会によっては、抄録集をCD‐ROMで配布するところもあるので(日本作業療法学会はCD-ROM配布)、そういう場合はもっと簡単だ。
 GoodReaderというアプリの中で、抄録のCD-ROMと同じフォルダ構成にすればPCでCD-ROMをみるのと同じに参照することができる。

この方法の利点は、本のままではかさばる抄録集をコンパクトに持ち歩くことができることだろう。
僕は、予め参加するセッションの部分のファイルを立ち上げておいて、すぐに参照できるようにしていた。

さて、出張で学会に参加している場合は、職場へ報告書の提出を義務付けられていることが多いだろう。
Bluetoothにより接続する外付けキーボードも多く発売されているが、iPad画面に表示されるキーボードでも、けっこう快適に文字入力することができる。
清書するのは帰宅後にPCで行うにしても、下書きするにはiPadでも十分だ。
データはクラウドサービスを使えば共有することができる。

学会の抄録にかぎらず、文献や論文のファイルを入れておいて、持ち歩いたり参照したりするのにも優れている。
なんといっても、PCと違ってすぐ起動するので、さっと取り出して閲覧することができる。
学会や研修会への移動の新幹線の中で予習のために文献を読んだり、気分を変えてカフェなんかで勉強したりする時にもいいだろう。
僕はiPhoneのスキャナアプリで読み込んだ資料を、こうした移動時間などで読んだりしている。

ま、こういった方法はすでにたくさんの方が実践しているであろう多分初歩的な使用法だが、今更ながら感心してしまったので、、、、、。



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