本ブログは次の構成となっています。
1.目次
2.会長挨拶と連盟の設立趣旨紹介
3.最近の活動紹介
4.加入各会の紹介
5.問合わせ先
6.武蔵野市謡曲連盟規約
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トピックス
1. 恒例の令和2年(2020年)春の武蔵野市謡曲大会の開催を次の通り計画しています。皆様のご来場をお待ちしています。
5月4日(月・祝)13:00 武蔵野芸能劇場
(JR三鷹駅北口)
2. 市民対象の体験型講演「能を面白く知ろう」を行いました。
(令和元年武蔵野市生涯学習事業補助金事業)
- 実施事項:体験型講座「能を面白く知ろう」
日時:令和元年(2019年)11月10日(日)
場所:武蔵野スイングホール11階レインボーサロン
主催:武蔵野市謡曲連盟
後援:武蔵野市教育委員会、武蔵野市民芸術文化協会
講師:宮内美樹 (観世流シテ方能楽師)
講演内容:能楽の歴史、能の構成(謡、舞、囃子、型、能面、能装束)、能楽鑑賞方法、
日本人の価値観・心身鍛錬と能楽 謡体験、仕舞実演
- 背景と目的
古典芸能の中でも能は特に「難しそう」とか「敷居が高い」と感じている人は多い。一方、能は世界最古の芸能であり、高度に洗練された芸術性を持つことから、機会があれば能を知りたいと思う市民は多いとも思われる。
このギャップを埋めるには、「だれでも易しく能を知ることができる切っ掛け」を提供すれば良いのではないかという発想で、「能を面白く知ろう」という講演を武蔵野市謡曲連盟で企画した。
各種広報活動の結果、当初目標60名を超えて、100名の受講者が集まった。右のアンケート結果に示されたように知人からの紹介が大きく(45%)、連盟会員の精力的な広報努力が功を奏したと思われる。
(注)参加申込数は122名。当日は天皇皇后両陛下の祝賀パレード実況放送時間と重なり22名のキャンセルがあり、結局参加者数は100名となった。
- 講座の特徴
講師は能楽師・宮内美樹氏にお願いした。理由は以下2項目の特徴による。
(1)能楽師は能楽家出身者が圧倒的に多い中で、宮内氏は、30代半ばで官庁から能楽界に転向したという点で異色であり、さらに女性というハンディを乗り越えて能楽活動を行っておられる。それだけに能の魅力を広く広めたいという意欲が強い。(おそらく現在の能楽師の中では最も積極的に実践しておられる。)
(2)講演では、難解な能の魅力を部外者の視線で分かり易く話すことを心掛けておられる。また教材も、自作の画像を多用するなど視聴覚に訴えるよう工夫されている。
講演形式は、座学のほか、受講者全員による謡体験や、仕舞実演(猩々)も取入れ、バラエティを持たせるよう工夫をした。
- 受講者の反応
受講者は非常に熱心に聞き入っていた。(アンケートより)
とても良かった |
97 % |
まずまずであった |
3 % |
期待外れだった |
0 % |
回答総数:65名 |
ほとんどの受講者から「初心者にも端的で分かり易い説明だった」「能への理解が深まった」などの評価を頂いた。(詳細は、後述「アンケート結果」参照。)
講師から冒頭「どんどん質問して下さい」との誘いがあり、質疑応答も活発に行われた。質問希望者が後を絶たず、予定の2時間をオーバーしたが打切るのに苦労するほどであった。講演後も講師は質問攻めであった。