MU-ZA(音楽の贈りものプロジェクト)

人は目を心に向けない限り満たされない。そして素晴らしい音楽と向き合ったとき、心は感動に溢れ、生の喜びに満たされるのだ。

MARUOKA Presents~音楽の贈りものVol.9 小椋佳「歌談の会」

2007-11-26 10:51:24 | Weblog
Today is the first day of rest of my life.~心の芯から暖められたハートフルな一夜。

 秋の木漏れ日注ぐ11月13日、曽於市と共催で、小椋佳「歌談の会」を開催いたしました。
 “旅歌”をテーマに綴られたこの日の「歌談の会」。

『俺たちの旅』などの永く愛され続ける名曲たちと、“歌綴り”を披露。この歌綴りは、この会のために小椋さんが書き下ろしたという物語と歌を織り交ぜたもの。バックミュージシャンの方々がそれぞれ物語の登場人物を、小椋さんがナレーションを務め、時折シーンにあわせた美しい歌が入るのだが、これがとても感動的。

戦の時代、個性が正反対の若者二人が旅をしながら心が成長していく様を描いた物語で、目を閉じていると山の景色や若者の表情が目の前に浮かんでくるよう。言葉ひとつひとつに心が動かされ、希望に満ちたストーリーエンドには、一緒朝日を浴びているような、とても清々しい気持ちに。

 歌い手、ソングラーターとしてのみならず、表現者としての広い才能、そしてその深い人間性‥‥小椋佳さんという人はすごい!と、あらためて感慨しきりでした。合間のトークもウィットに富んでいて、会場をさらに沸かせていました。

 アンコールまで含め、約2時間。優しく深く、情緒豊かな世界に包まれ、会場中が癒され、時に涙し、心の芯から暖められた一夜でした。
 
 「Today is the first day of rest of my life.~今日という日はこれからの人生の始まりの日」。ご自身が好きだというこの言葉のように、聴く人一人一人に、あたらしい明日への勇気と希望をくれた小椋さん。たくさんの感動をありがとうございました。

番外編:打上げで訪れた「おいしい処まるおか三股店」でのこと。お肉が苦手という小椋さんですが、ぎょうざを「おいしい」とパクパク召し上がってくださり、スタッフも大喜びでした。

さとP