あまり比較をする機会はないかもしれませんが、実はドッグフードとキャットフードの価格には、かなり差があります。
キャットフードの方が、量は少なく値段は高いです
この違いは、犬と猫の食事の嗜好に関係します。
犬はほとんど雑食なのにくらべ、猫は肉食に近いです。
その結果、猫は犬よりも動物性タンパク質が多く必要になります。
実際、ドッグフードに含まれる動物性タンパク質が15~20%なのに対し、キャットフードは30%以上にものぼります。
これが価格差につながっているというわけです。
さらに、犬は食べる量が多く、大きな袋で販売できるので経費が少なくてすみます
味にもそれほどうるさくなく、同じものを毎日与えていても食べてくれます。
極端な話、犬は同一のドッグフードと水だけで一生を過ごすこともできるのです。
ところが、猫は気まぐれで飽きっぽいから、キャットフードも同じものばかりだと、すぐに飽きて食べなくなってしまいます。
そこで、メーカー側では、猫にそっぽを向かれないように、イカスミを混ぜてみるなどして、さまざまな工夫や研究を重ねています。
一袋の量を少なくし、そのぶん味の種類を増やしているのです。
これもキャットフードの価格が高い理由になっています