恐山のブルース

★私のライフログ

ドッグフードとキャットフード

2017-07-25 11:13:24 | 日記

あまり比較をする機会はないかもしれませんが、実はドッグフードとキャットフードの価格には、かなり差があります。

キャットフードの方が、量は少なく値段は高いです

この違いは、犬と猫の食事の嗜好に関係します。

犬はほとんど雑食なのにくらべ、猫は肉食に近いです。

その結果、猫は犬よりも動物性タンパク質が多く必要になります。

実際、ドッグフードに含まれる動物性タンパク質が15~20%なのに対し、キャットフードは30%以上にものぼります。

これが価格差につながっているというわけです。

さらに、犬は食べる量が多く、大きな袋で販売できるので経費が少なくてすみます

味にもそれほどうるさくなく、同じものを毎日与えていても食べてくれます。

極端な話、犬は同一のドッグフードと水だけで一生を過ごすこともできるのです。

ところが、猫は気まぐれで飽きっぽいから、キャットフードも同じものばかりだと、すぐに飽きて食べなくなってしまいます。

そこで、メーカー側では、猫にそっぽを向かれないように、イカスミを混ぜてみるなどして、さまざまな工夫や研究を重ねています。

一袋の量を少なくし、そのぶん味の種類を増やしているのです。

これもキャットフードの価格が高い理由になっています

ヒツジの毛刈り

2017-07-07 11:29:53 | 日記

ヒツジの毛は、夏になっても抜け変わらずに伸び続けます。

汗の出るはたらきが悪いヒツジは、そのままでは暑い夏をすごすことができません

そのために、春ごろに毛を刈ってやります。

毛刈りは、専用の電気バリカンによる方法と、ハサミを使う方法があります。

多くの頭数の毛刈りをおこなうときは、電気バリカンを使うのが普通です。

毛を刈るためには、ヒツジを上手におさえたり、怪我をさせないで、きれいに刈る技術が必要です。

熟練した人では、電気バリカンで数分、ハサミでも15分くらいで2頭のヒツジの毛を刈ることができます。

ヒツジの毛は油でべとついているので、刈り終わると1の毛皮のようにくっついています。

品種によって違いますが、1頭から、およそ背広1着分の毛がとれると言われています。

ヒツジの毛は、とても人間の生活に役立っています。

1980年に、1人で804頭のヒツジの毛を刈った記録があります。

所要時間は9時間でした。

1頭にかかる時間は約40秒ですから、すごいですね。

また、1982年には、4人グループが、29時間で2519頭の毛を刈りました。

この場合も、1頭あたりの時間は約41秒になります。

どちらもニュージーランドでのお話です