親→私(センセ)

週頭、嬉しかった。

この時期、よくあるのが、学校での
「音楽発表会」や「学芸会」。

その中でクラスや学年全体で
合唱や合奏もする事、よくあることだ。

私も長年沢山のピアノの生徒も教えていますが、
今年も私のある一人の生徒は、学年全体の合唱の
伴奏者に選ばれた。

私の特に幼少から教えている生徒に
おいては、選ばれる事よくあり。

約一ヶ月半前、レッスン時に生徒と親に
言われた。
「センセ、今年も選ばれました。
ご指導よろしくお願いします。」

その伴奏に選ばれることは、その学年で
一番ピアノの技術を学校のセンセが認めて
くれていること・そして任せても安心だと、
選ばれたと言うことだ。

ただし、そっから私の指導は苦になる(笑)
だって、普段のレッスン外にその事も
指導せんとあかんもん。

それに、伴奏もレベルが高いモノだし。
学校側としては、その方がよりいい音楽を
親達に聴かせられる・その会自体がレベルが
あがるし・・・

けど、それを作り上げるのは、私の方だ。
音符の譜読みから始まり、楽譜には
書いてないペダルや曲想まで指導する。

今回のその曲は、合唱的には盛り上がりが
あり、そう高度では無いが、
伴奏においては、ジャズコードが沢山使われてあり、
まして「音の余韻」を大切にする曲想なので、
小学生の本人には、少しその感情や余韻を
理解するのは、難しい部分もあったと思う。

でも私はその部分、徹底的に指導した。
余韻の素晴らしさ・曲をどう感じるのか
そして前奏・間奏・エンディングの
彼女一人舞台の伴奏に熱く指導した。

でも、そうやって指導した結果がプラスに
なった。

当日の彼女(生徒)は、難度の曲だったが、
見事ノーミスで、伴奏したそうな。

そして感動する素敵な学芸会になったみたい。

今週頭、その生徒のレッスンした時に
母親がこう述べた。

「今回の学芸会は、大成功に終わりました。
うちの子供も今回のピアノ伴奏は、ノーミスだったようで・・・

学芸会後も、スーパーで同じ学校の
保護者にあう度に、
今回のお宅のお嬢さんのピアノ素晴らしかったと、
何人から絶賛してもらって、
私は親として、本当に嬉しかったです。

学校のセンセからも、難しい曲だったのに、
よく頑張って練習してくれました。
ピアノのセンセにも宜しくお伝え下さい。」と。

ソノ報告を聞いて私は、こう言った。

「それはよかったですね。
彼女にとっても小学校最後の学芸会に
素敵な思い出が作れましたね。」

ソレを聞いて、親は本当に嬉しそうに
半端涙ぐんでた。

私はその気持ちは忘れない。

努力して結果が残せた事。
そして＋に彼女になったこと。

やっぱり私は「指導」が大好きだ！！