「プリパラ」第69話「あぶないプリパラポリス最前線にほえろ」の感想です。
~ オープニング前 ~
今回も、ひびきの自宅から。ひびきは、「ドリームパレードコーデ」を2度も奪われれば、「ドリームパレード」の開催は不可能だと考えているものの、それでも、アイドル達はへこたれていない事に不思議に感じていました。
ひびきは、67話でらぁらにコーデを取り戻すと言われた事を思い出し、そふぃやシオンが「オータムドリームアイドルグランプリ」で負けた原因は、らぁらにあるんじゃないかと考えます。
少しして、プリパラでは、今日もSoLaMi SMILEの3人が「ドリームパレード」を歌って、ライブを賑わせていました。
しかし、そこには、ジーニアスの姿が。少しして、観客の1人がジーニアスに気付き、場は騒然。ライブは中断されました。
ですが、ジーニアスは顔見せしただけ。すぐに、何も言わずに、いなくなりました。
~ Aパート ~
近頃、プリパラタウンでは、女の子達はジーニアスのウワサで持ちっきりでした。
そんな中、あじみは陽気にお絵描きしますが、プリパラタウンに暗雲が漂っている気配を感じます。その原因は、ジーニアスに傾倒している女の子達が増えたためです。
この事態に、あじみはプリパラポリスとして、何とかしないと考えました。
だが、アイディアは出ず。しかし、ハムの回し車を回しているのを見て、あじみは名案を思い付きました。それは、プリパラポリスの人数を増やす事です。
その後、らぁら、ドロシー、みかんは、プリチケをスキャンします。らぁらは「プリパラポリスゴーゴーコーデ」、ドロシーは「プリパラポリスザ・ピースコーデ」、みかんは「プリパラポリスねっけつコーデ」を、それぞれ着ました。
しかし、3人はライブをやる訳ではありません。あじみに呼ばれて来ました。あじみは、らぁら、ドロシー、みかんの3人をプリパラポリスの新たなメンバーとして加えようと考えていました。
らぁらとみかんはポリス見習いを引き受ける気でいますが、ドロシーは乗り気ではなく、他にも暇なのはいっぱいいるじゃないかと返します。たとえば、相変わらずネコのバーに入り浸っているクマとか。
お前ら、まだこんな事やってんのかよ。特に、ウサギ。お前は、これが原因で49話で妹のウサチャを泣かせたんだから、いいかげん懲りろ。(笑)
まあ、そんなマスコット達は無視して、あじみはらぁら達に、プリパラポリスとしてやってほしい事を説明します。
まず、らぁらは、ジーニアスを見つけたら大声を出して、他の仲間に知らせる事。
続いて、みかんは、持ち前の運動神経を活かして、逃げるジーニアスをどこまでも追い続ける役目を担ってもらいます。
あれ? これって、なんか食べ物でも与えれば、それに釣られて追跡終了しちゃうんじゃね?(笑)
最後に、ドロシー。ドロシーは、あふれ出る色気でジーニアスを虜にするものだと考えます。
57話では、ひびきの執事・安藤に効かなかったどころか、自分がダメージを受けているのに、ジーニアスに通用すると思ってるの?(笑)
が、あじみが考えているのは、そうではありません。
「怪盗ジーニアスさ、『ジーニアス』って『天才』って意味だよね? 自分で『天才』を名乗るなんて、恥ずかしくないの? そもそもさ、怪盗って、良い事悪い事、誰が考えても悪い事だって分かるよねー? 分かるでしょ? 天才なんでしょ? ねえ、天才なら、やっていい事と悪い事の区別くらいつくよね? どう考えてもダメでしょ、ダメダメでしょ? ちゃんと謝んなよ? ほら早く? 全然聞こえないよ? 大きな声で言いなよ? アイムソーリーって。もうしませんって。」
と、捕まえたジーニアスを、ズケズケ情け容赦なく尋問するイメージがあると、あじみは考えていました。ドロシーは、ズケズケでも情け容赦なくもないと反論しますが。
確かに、ドロシーなら、色気よりも言葉攻めなイメージが強過ぎるから、こういうのやらせたらすごく合うと思う(笑)。いやー、あじみは、人をよく見てますね。さすが先生といったところでしょうか。
まあ、そんなこんなで、訓練が行われました。
まずは、写生。ポリスには似顔絵を描く能力も大切です。
らぁら、みかん、あじみはドロシーの似顔絵を描いていきます。ただ、らぁらは、にじみ出る色気と聞いて、絵を水でにじませたり、みかんは、消しゴムとして使うパンを食べたりと、おバカなところを見せますが。
次は、ランニング。ここは、運動神経の優れたみかんの独断場。
らぁら、ドロシーは何とかついていきますが、ドロシーは、途中転んでケガをしてしまいます。
しかし、あじみは、この事態に備えて、プリパラナースのふわり、レオナ、そふぃを呼び出しました。
レオナは、バンソウコウを貼って処置。そふぃは、「痛いの痛いのとんでいけ~」。ふわりは、ヤギのミルクを用意しました。ヨーグルトもあります。
これで元気が出たあじみ。そふぃ、レオナ、ふわりも、らぁらとドロシーを励まします。
あまりやる気のなかったドロシーも、頑張ります。
それからしばらくして、プリパラポリスの4人とプリパラナースの3人は、ヒマワリの種を食べ合って、間食を楽しみました。
同じ頃、みれぃとあろまは、一緒にレッスンに取り組んでいました。
「今度こそ・・・、今度こそ、みれぃが鐘を打ち鳴らすぷり!」
「うむ。悪魔としていつも以上に地獄巡りである!」
「全力で頑張るぷり! ポップステップげっちゅー!」
「デーモンデーモンデルデルビー!」
~ Bパート ~
少しして、らぁら、ドロシー、みかんの3人はステージに登場しました。今度は、ライブを展開します。そふぃ、レオナ、ふわりの3人も協力します。
そして、らぁら、ドロシー、みかんは歌を披露します。曲は、「ぱぴぷぺ☆POLICE!」。
メイキングドラマは、「全力たいほ! プリパラポリス、怪盗を追う! の巻!」。
らぁら達のライブは大盛り上がりで終わりましたが、その直後、ジーニアスが現れました。
らぁら達プリパラポリスは、ジーニアスを追いかけます。みかんは、ライブしたらお腹が空いたため、ヒマワリの種を食べながら走りますが。
みかんは、持ち前の足の速さですぐにジーニアスに追いつきましたが、ハンバーガーを出されると、それに食い付いてしまい、追跡ストップ。そのまま落下して、らぁら、ドロシーとぶつかりました。
Aパートで感じた予感が的中してフイタ。私の期待を裏切らない、いっぱい食べるみかんが好きです。(笑)
ドロシーは、さっきと同じところをケガしてしまい、休む事に。らぁら、みかん、あじみは、ジーニアスを追います。
少しして、分かれ道。ここからは、手分けして探します。
その後、らぁらは、ジーニアスのマントを見かけます。らぁらは、その後を追っていくと、ある部屋に着きました。
この部屋にある花は、カサブランカ。そして、この部屋にジーニアスはいました。
ジーニアスは、らぁらと話をしたいと言いますが、らぁらは、ジーニアスを捕まえる気マンマンです。
「もう逃がさない! 怪盗ジーニアス! 胸に光るは、正義の星! 知恵と勇気で闇を払う! ポアン! プリパラポリス見習い、真中らぁら、ダヴィンチ!」
最後の語尾の「ダヴィンチ」に気持ち悪さを感じたジーニアスは、ティーカップを落とします。
またですか。まったく、63話といい、ティーカップを落とす事に定評がありますなあ。これはもはや、「ジョジョの奇妙な冒険」みたく、「お前は今まで割ったティーカップの数をおぼえているのか?」と言う視聴者が続出してもおかしくないですね!(笑)
「怪盗ジーニアス、逮捕します!」
「私を恐れないのか?」
「ちょっとは恐いけど、大好きなものを守りたい!」
「恐れを忘れるほど好きなのか?」
「大好き!」
「ほう・・・。」
その後、らぁらが飛びかかりますが、ジーニアスは回避。ジーニアスは、らぁらには「資格」があるかもしれないとつぶやきます。
その直後、みれぃ達も入室して来ました。らぁらが撒いていったヒマワリの種をヤギ達が見つけた、とふわりは言います。
しかし、らぁらは、ヒマワリの種は持っていないはず。ですが、先ほど、みかんとぶつかった時に、ヒマワリの種が入った袋が服に引っかかったようです。
「傍若無人な怪盗ジーニアス!」
「計算しなくても、大好きなものを守りたいと思うのは、当たり前ぷり!」
「ボクのコーデ、返せ!」
「地獄が汝をお待ちかねである。」
・・・とカッコ良くキメた4人の裏では、みかん、あじみ、警備パンダ達が、ヒマワリの種をむさぼっていました。
これには、4人は説教。途中、みれぃとあじみの語尾を聞いたジーニアスは気持ち悪さを感じます。
プリパラポリスの半分以上が種をむさぼっているとか、フイタ。いつか、「『プリパラポリス』? 『プリパラポリバケツ』の間違いじゃねーの?」と言われても知らんぞ?(笑)
っていうか、ジーニアスは、さっさと帰れよ。この部屋にいるほとんどが注目してなかったんだからさ。ムダに長居して、語尾でダメージを受けるとか、バカだろ。まあ、たぶん、誰も注目していない時は静観すべしという、ヒーローものの悪役の鉄の掟に従ったのでしょうけど。(笑)
ジーニアスは気を取り直して、逃走。らぁら達は追いかけますが、地下鉄で見失ってしまいました。
しかし、プリパラポリスがジーニアスを追い詰めた事は、女の子達に話題となり、本当に捕まえられるんじゃないかと希望を感じます。
それからしばらくして、プリパラポリスとプリパラナースは、ジーニアス逮捕に向けて、団結します。
「プリパラポリスと、」
「プリパラナースは、」
「怪盗ジーニアスを捕まえる!」
「盗まれたコーデと心を取り戻す!」
「みんなの力を合わせて、」
「お腹パンパンで頑張るなの!」
「テンションMAX!」
「リラックス!」
「せーので・・・、」
『かしこまっ!』
同じ頃、ひびきは、そろそろ心を盗みに行く時だと、ファルルに狙いを付けていました。
今回は、これで終了です。
次回:「プリンセス・ファルル」
プリパリからファルルが再び帰ってきました。今回は一時帰国ではなく、ドリームパレード出場を目指すための長期滞在のようです。
人気アイドルのファルルは早速、過密スケジュールで大忙し。閉園後のプリパラで、ファルルはようやく一息つけましたが、寂しさも感じているようで?
【まとめ】
怪盗ジーニアスに傾倒している女の子達が増えた事に焦りを感じたあじみは、らぁら、ドロシー、みかんの3人を新たな「プリパラポリス」のメンバーとして加えました。ジーニアスを捕まえられはしなかったものの、追い詰めた事で、ジーニアスに夢中だった女の子達の心が変わっていきました。
さて、今回のテーマは、「誰かの頑張りは人を変える」でしょうか。特に、ジーニアスに夢中になった女の子達の変化が、それを物語っていたと思います。63話感想で語った「沢山の仲間とともにコツコツ努力して、足場を固めていく」事も今回のテーマだと感じました。
ジーニアスは、これまでの2回の「アイドルドリームグランプリ」で「ドリームパレードコーデ」を盗んで、そして、厳重な警備をかいくぐって逃走しており、捕まえる事は、至難な事と言えるでしょう。(まあ、「厳重」と言っても、このアニメのギャグ要素により、ザルと言える部分もありますが(笑))
そう考えると、ジーニアスを捕まえる事は、ある意味、「凡才」が「天才」に勝つようなものだと思います。
しかし、63話感想で語ったように、「凡才」が「天才」に勝てないのなら、力を合わせればいいのです。1人でダメなら2人で。2人でダメなら3人でも4人でも、何なら100人だっていいでしょう。
人は、1人だけで生きられません。だから、力を合わせる事は、決して恥なんかじゃないんですよね。
もちろん、そうしたところで、すぐに「天才」に勝てるとは限りません。しかし、63話感想でも述べたように、すぐ勝つ事は決して重要ではなく、どう頑張ったかが何よりも大切なんですよね。
たとえ「天才」に敗れても、自分達が努力した手応えを感じていれば、前へ進めます。それに、その努力を見た他人が、その者を認めて、その者を応援しようとしたり、自分も頑張らねば、と思ったりするものです。それが、敗れた「凡才」達の力にもなるでしょう。
このように、「誰かの頑張りが人を変える」事は、現実ではよくある話ですよね。それを今回の話では、Aパート最初でジーニアスに夢中になっていた女の子達が、Bパート終了50秒くらい前で、プリパラポリスがジーニアスを追い詰めた努力を認めたという、心の変化で、きっちり描いてたと思います。
プリパラに来る女の子達は、神アイドルを目指して頑張る子もいれば、そういう子達を応援する子もいて、楽しみ方は様々です。しかし、どんな子も、「努力」を素晴しいものと感じる心はあります。
たとえジーニアスに心が傾いても、誰かの頑張りを見れば、その子の事を認め、プリパラを、皆で仲良く楽しめる素晴らしい場所だと考えるでしょう。そんな女の子達がいる限り、プリパラは、ひびきの思い通りにはならないでしょうね。
そこにひびきが気付けるかどうかが問題なのですが、そのあたり、今回は、らぁらを少し気にしたようで、これが後に大きな変化を生みそうですね。
考えてみれば、らぁらは、「誰かの頑張りが人を変える」中心的存在なんですよね。主人公補正が大きな要因ではありますが、63話の24.5時間TVで視聴率が激減しても、らぁらが諦めなかった事が、他の子達の心を動かし、成功に導きました。
オープニング前で触れていた、37話のファルルの復活にしても、ファルルを復活させたい、らぁら達6人の頑張りが、ファンの心を動かし、そして、ファンもファルルを復活させたい一心で一緒に歌って、奇跡を起こす事ができたんですよね。
確かに、今話ラストでひびきが言っていたように、らぁらは天才的なライブを見せている訳ではないでしょう。しかし、らぁらの頑張りが多くの子達を変えているのは真実です。「誰かの頑張りが人を変える」のに、「天才」か「凡才」かは関係ないんですよね。
ひびきは、それに気付けば、らぁらを今以上に警戒する事でしょう。そして、それが、らぁらの考えを良きものとして受け入れる事に繋がっていくと考えているのですが、果たして?
今後、ひびきは、らぁらをどう意識していくのか、しっかり注目していきたいと思います。
今回の感想は、これで以上です。
最後に、今話視聴前に、劇場版プリパラ「とびだすプリパラ み~んなでめざせ! アイドル☆グランプリ」の感想を書きました!
興味がありましたら、こちらからどうぞ。ただし、ネタバレが嫌な人は、くれぐれも注意して下さい。
~ オープニング前 ~
今回も、ひびきの自宅から。ひびきは、「ドリームパレードコーデ」を2度も奪われれば、「ドリームパレード」の開催は不可能だと考えているものの、それでも、アイドル達はへこたれていない事に不思議に感じていました。
ひびきは、67話でらぁらにコーデを取り戻すと言われた事を思い出し、そふぃやシオンが「オータムドリームアイドルグランプリ」で負けた原因は、らぁらにあるんじゃないかと考えます。
少しして、プリパラでは、今日もSoLaMi SMILEの3人が「ドリームパレード」を歌って、ライブを賑わせていました。
しかし、そこには、ジーニアスの姿が。少しして、観客の1人がジーニアスに気付き、場は騒然。ライブは中断されました。
ですが、ジーニアスは顔見せしただけ。すぐに、何も言わずに、いなくなりました。
~ Aパート ~
近頃、プリパラタウンでは、女の子達はジーニアスのウワサで持ちっきりでした。
そんな中、あじみは陽気にお絵描きしますが、プリパラタウンに暗雲が漂っている気配を感じます。その原因は、ジーニアスに傾倒している女の子達が増えたためです。
この事態に、あじみはプリパラポリスとして、何とかしないと考えました。
だが、アイディアは出ず。しかし、ハムの回し車を回しているのを見て、あじみは名案を思い付きました。それは、プリパラポリスの人数を増やす事です。
その後、らぁら、ドロシー、みかんは、プリチケをスキャンします。らぁらは「プリパラポリスゴーゴーコーデ」、ドロシーは「プリパラポリスザ・ピースコーデ」、みかんは「プリパラポリスねっけつコーデ」を、それぞれ着ました。
らぁらとみかんはポリス見習いを引き受ける気でいますが、ドロシーは乗り気ではなく、他にも暇なのはいっぱいいるじゃないかと返します。たとえば、相変わらずネコのバーに入り浸っているクマとか。
お前ら、まだこんな事やってんのかよ。特に、ウサギ。お前は、これが原因で49話で妹のウサチャを泣かせたんだから、いいかげん懲りろ。(笑)
まあ、そんなマスコット達は無視して、あじみはらぁら達に、プリパラポリスとしてやってほしい事を説明します。
まず、らぁらは、ジーニアスを見つけたら大声を出して、他の仲間に知らせる事。
続いて、みかんは、持ち前の運動神経を活かして、逃げるジーニアスをどこまでも追い続ける役目を担ってもらいます。
あれ? これって、なんか食べ物でも与えれば、それに釣られて追跡終了しちゃうんじゃね?(笑)
最後に、ドロシー。ドロシーは、あふれ出る色気でジーニアスを虜にするものだと考えます。
57話では、ひびきの執事・安藤に効かなかったどころか、自分がダメージを受けているのに、ジーニアスに通用すると思ってるの?(笑)
が、あじみが考えているのは、そうではありません。
「怪盗ジーニアスさ、『ジーニアス』って『天才』って意味だよね? 自分で『天才』を名乗るなんて、恥ずかしくないの? そもそもさ、怪盗って、良い事悪い事、誰が考えても悪い事だって分かるよねー? 分かるでしょ? 天才なんでしょ? ねえ、天才なら、やっていい事と悪い事の区別くらいつくよね? どう考えてもダメでしょ、ダメダメでしょ? ちゃんと謝んなよ? ほら早く? 全然聞こえないよ? 大きな声で言いなよ? アイムソーリーって。もうしませんって。」
と、捕まえたジーニアスを、ズケズケ情け容赦なく尋問するイメージがあると、あじみは考えていました。ドロシーは、ズケズケでも情け容赦なくもないと反論しますが。
確かに、ドロシーなら、色気よりも言葉攻めなイメージが強過ぎるから、こういうのやらせたらすごく合うと思う(笑)。いやー、あじみは、人をよく見てますね。さすが先生といったところでしょうか。
まあ、そんなこんなで、訓練が行われました。
まずは、写生。ポリスには似顔絵を描く能力も大切です。
らぁら、みかん、あじみはドロシーの似顔絵を描いていきます。ただ、らぁらは、にじみ出る色気と聞いて、絵を水でにじませたり、みかんは、消しゴムとして使うパンを食べたりと、おバカなところを見せますが。
次は、ランニング。ここは、運動神経の優れたみかんの独断場。
らぁら、ドロシーは何とかついていきますが、ドロシーは、途中転んでケガをしてしまいます。
しかし、あじみは、この事態に備えて、プリパラナースのふわり、レオナ、そふぃを呼び出しました。
レオナは、バンソウコウを貼って処置。そふぃは、「痛いの痛いのとんでいけ~」。ふわりは、ヤギのミルクを用意しました。ヨーグルトもあります。
あまりやる気のなかったドロシーも、頑張ります。
それからしばらくして、プリパラポリスの4人とプリパラナースの3人は、ヒマワリの種を食べ合って、間食を楽しみました。
同じ頃、みれぃとあろまは、一緒にレッスンに取り組んでいました。
「今度こそ・・・、今度こそ、みれぃが鐘を打ち鳴らすぷり!」
「うむ。悪魔としていつも以上に地獄巡りである!」
「全力で頑張るぷり! ポップステップげっちゅー!」
「デーモンデーモンデルデルビー!」
Aパート終了直後のアイキャッチ
Bパート開始直前のアイキャッチ
~ Bパート ~
少しして、らぁら、ドロシー、みかんの3人はステージに登場しました。今度は、ライブを展開します。そふぃ、レオナ、ふわりの3人も協力します。
そして、らぁら、ドロシー、みかんは歌を披露します。曲は、「ぱぴぷぺ☆POLICE!」。
らぁら達のライブは大盛り上がりで終わりましたが、その直後、ジーニアスが現れました。
らぁら達プリパラポリスは、ジーニアスを追いかけます。みかんは、ライブしたらお腹が空いたため、ヒマワリの種を食べながら走りますが。
みかんは、持ち前の足の速さですぐにジーニアスに追いつきましたが、ハンバーガーを出されると、それに食い付いてしまい、追跡ストップ。そのまま落下して、らぁら、ドロシーとぶつかりました。
ドロシーは、さっきと同じところをケガしてしまい、休む事に。らぁら、みかん、あじみは、ジーニアスを追います。
少しして、分かれ道。ここからは、手分けして探します。
その後、らぁらは、ジーニアスのマントを見かけます。らぁらは、その後を追っていくと、ある部屋に着きました。
この部屋にある花は、カサブランカ。そして、この部屋にジーニアスはいました。
ジーニアスは、らぁらと話をしたいと言いますが、らぁらは、ジーニアスを捕まえる気マンマンです。
「もう逃がさない! 怪盗ジーニアス! 胸に光るは、正義の星! 知恵と勇気で闇を払う! ポアン! プリパラポリス見習い、真中らぁら、ダヴィンチ!」
最後の語尾の「ダヴィンチ」に気持ち悪さを感じたジーニアスは、ティーカップを落とします。
またですか。まったく、63話といい、ティーカップを落とす事に定評がありますなあ。これはもはや、「ジョジョの奇妙な冒険」みたく、「お前は今まで割ったティーカップの数をおぼえているのか?」と言う視聴者が続出してもおかしくないですね!(笑)
「怪盗ジーニアス、逮捕します!」
「私を恐れないのか?」
「ちょっとは恐いけど、大好きなものを守りたい!」
「恐れを忘れるほど好きなのか?」
「大好き!」
「ほう・・・。」
その後、らぁらが飛びかかりますが、ジーニアスは回避。ジーニアスは、らぁらには「資格」があるかもしれないとつぶやきます。
その直後、みれぃ達も入室して来ました。らぁらが撒いていったヒマワリの種をヤギ達が見つけた、とふわりは言います。
しかし、らぁらは、ヒマワリの種は持っていないはず。ですが、先ほど、みかんとぶつかった時に、ヒマワリの種が入った袋が服に引っかかったようです。
「傍若無人な怪盗ジーニアス!」
「計算しなくても、大好きなものを守りたいと思うのは、当たり前ぷり!」
「ボクのコーデ、返せ!」
「地獄が汝をお待ちかねである。」
・・・とカッコ良くキメた4人の裏では、みかん、あじみ、警備パンダ達が、ヒマワリの種をむさぼっていました。
これには、4人は説教。途中、みれぃとあじみの語尾を聞いたジーニアスは気持ち悪さを感じます。
っていうか、ジーニアスは、さっさと帰れよ。この部屋にいるほとんどが注目してなかったんだからさ。ムダに長居して、語尾でダメージを受けるとか、バカだろ。まあ、たぶん、誰も注目していない時は静観すべしという、ヒーローものの悪役の鉄の掟に従ったのでしょうけど。(笑)
ジーニアスは気を取り直して、逃走。らぁら達は追いかけますが、地下鉄で見失ってしまいました。
しかし、プリパラポリスがジーニアスを追い詰めた事は、女の子達に話題となり、本当に捕まえられるんじゃないかと希望を感じます。
それからしばらくして、プリパラポリスとプリパラナースは、ジーニアス逮捕に向けて、団結します。
「プリパラポリスと、」
「プリパラナースは、」
「怪盗ジーニアスを捕まえる!」
「盗まれたコーデと心を取り戻す!」
「みんなの力を合わせて、」
「お腹パンパンで頑張るなの!」
「テンションMAX!」
「リラックス!」
「せーので・・・、」
『かしこまっ!』
同じ頃、ひびきは、そろそろ心を盗みに行く時だと、ファルルに狙いを付けていました。
今回は、これで終了です。
次回:「プリンセス・ファルル」
プリパリからファルルが再び帰ってきました。今回は一時帰国ではなく、ドリームパレード出場を目指すための長期滞在のようです。
人気アイドルのファルルは早速、過密スケジュールで大忙し。閉園後のプリパラで、ファルルはようやく一息つけましたが、寂しさも感じているようで?
【まとめ】
怪盗ジーニアスに傾倒している女の子達が増えた事に焦りを感じたあじみは、らぁら、ドロシー、みかんの3人を新たな「プリパラポリス」のメンバーとして加えました。ジーニアスを捕まえられはしなかったものの、追い詰めた事で、ジーニアスに夢中だった女の子達の心が変わっていきました。
さて、今回のテーマは、「誰かの頑張りは人を変える」でしょうか。特に、ジーニアスに夢中になった女の子達の変化が、それを物語っていたと思います。63話感想で語った「沢山の仲間とともにコツコツ努力して、足場を固めていく」事も今回のテーマだと感じました。
ジーニアスは、これまでの2回の「アイドルドリームグランプリ」で「ドリームパレードコーデ」を盗んで、そして、厳重な警備をかいくぐって逃走しており、捕まえる事は、至難な事と言えるでしょう。(まあ、「厳重」と言っても、このアニメのギャグ要素により、ザルと言える部分もありますが(笑))
そう考えると、ジーニアスを捕まえる事は、ある意味、「凡才」が「天才」に勝つようなものだと思います。
しかし、63話感想で語ったように、「凡才」が「天才」に勝てないのなら、力を合わせればいいのです。1人でダメなら2人で。2人でダメなら3人でも4人でも、何なら100人だっていいでしょう。
人は、1人だけで生きられません。だから、力を合わせる事は、決して恥なんかじゃないんですよね。
もちろん、そうしたところで、すぐに「天才」に勝てるとは限りません。しかし、63話感想でも述べたように、すぐ勝つ事は決して重要ではなく、どう頑張ったかが何よりも大切なんですよね。
たとえ「天才」に敗れても、自分達が努力した手応えを感じていれば、前へ進めます。それに、その努力を見た他人が、その者を認めて、その者を応援しようとしたり、自分も頑張らねば、と思ったりするものです。それが、敗れた「凡才」達の力にもなるでしょう。
このように、「誰かの頑張りが人を変える」事は、現実ではよくある話ですよね。それを今回の話では、Aパート最初でジーニアスに夢中になっていた女の子達が、Bパート終了50秒くらい前で、プリパラポリスがジーニアスを追い詰めた努力を認めたという、心の変化で、きっちり描いてたと思います。
プリパラに来る女の子達は、神アイドルを目指して頑張る子もいれば、そういう子達を応援する子もいて、楽しみ方は様々です。しかし、どんな子も、「努力」を素晴しいものと感じる心はあります。
たとえジーニアスに心が傾いても、誰かの頑張りを見れば、その子の事を認め、プリパラを、皆で仲良く楽しめる素晴らしい場所だと考えるでしょう。そんな女の子達がいる限り、プリパラは、ひびきの思い通りにはならないでしょうね。
そこにひびきが気付けるかどうかが問題なのですが、そのあたり、今回は、らぁらを少し気にしたようで、これが後に大きな変化を生みそうですね。
考えてみれば、らぁらは、「誰かの頑張りが人を変える」中心的存在なんですよね。主人公補正が大きな要因ではありますが、63話の24.5時間TVで視聴率が激減しても、らぁらが諦めなかった事が、他の子達の心を動かし、成功に導きました。
オープニング前で触れていた、37話のファルルの復活にしても、ファルルを復活させたい、らぁら達6人の頑張りが、ファンの心を動かし、そして、ファンもファルルを復活させたい一心で一緒に歌って、奇跡を起こす事ができたんですよね。
確かに、今話ラストでひびきが言っていたように、らぁらは天才的なライブを見せている訳ではないでしょう。しかし、らぁらの頑張りが多くの子達を変えているのは真実です。「誰かの頑張りが人を変える」のに、「天才」か「凡才」かは関係ないんですよね。
ひびきは、それに気付けば、らぁらを今以上に警戒する事でしょう。そして、それが、らぁらの考えを良きものとして受け入れる事に繋がっていくと考えているのですが、果たして?
今後、ひびきは、らぁらをどう意識していくのか、しっかり注目していきたいと思います。
今回の感想は、これで以上です。
最後に、今話視聴前に、劇場版プリパラ「とびだすプリパラ み~んなでめざせ! アイドル☆グランプリ」の感想を書きました!
興味がありましたら、こちらからどうぞ。ただし、ネタバレが嫌な人は、くれぐれも注意して下さい。
今回もコメント、ありがとうございます!
>らぁらが怪盗が恐いことよりも、大好きな守りたいものって何でしょうね
ジーニアスの友情否定論に対する反論を考えれば、やはり、「友達」でしょうね。
「友達」が大好きな理由は、1人で遊ぶよりも、2人3人、とにかく多くの人と仲良く遊べば、すごく楽しいと思っているからでしょう。
そして、プリパラは、その実現可能性が高い素晴らしい場所で、多くの女の子達がそう思っている。そんな女の子達を悲しませる訳にはいかない。それが、らぁらがプリパラをジーニアスの魔の手から守りたい理由なんじゃないかと思いますね。
>パラ宿の女の子たちは、ポリスの活躍で気持ちが変わったのでしょうか?
その「応援しよう」と言った事が、立派な変化ですよ。だって、前半では、プリパラポリスの話題すら出なかったんですし。
ジーニアスに対する興味は、あまり薄れてはいませんが、大なり小なりプリパラポリスの頑張りが認められた事が何よりも重要だと思いますよ。今回の変化が一時的なもので終わるかどうかは、今後のストーリー次第でしょうね。
コメント、ありがとうございます!
>めが兄ぃも大人しく曲だけ作れば好きなんだげとね
私は、イケメンアピールばかりやってるめが兄ぃが好きですけどね。ギャグ感想がはかどりますし。っていうか、コメントもらって、「ああ、そういえば、曲作ってるのって、めが兄ぃなんだっけ」って思っちゃいました。(笑)
>(みれぃとあろまについて)これは新ユニット新ライブの予感がするぞ
この2人を象徴する「努力」は、このアニメの重要ワードですので、ぜひチームを組んでもらいたいですよね。
私は、これにそふぃも加わってほしいと思っています。そふぃの頑張りが感動を与えている回は多いですし。
>最後にこの子誰だ
ググってみたところ、「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラで、名前は「高海千歌」というようですね。まあ、私はラブライバーではないですので、そんなに興味はありませんが。
パラ宿の女の子たちは、ポリスの活躍で気持ちが変わったのでしょうか?私には、仮面とったらイケメンかな!と言っていたあたり、正体見れるかも、だったら応援しよう、キャー!!というミーハーにしか思えませんでしたが…。
>プリパラポリス
なるほど OPの伏線はこれだったか 皆可愛いよ
しかも 新曲のおまけ付 すばら めが兄も大人しく
曲だけ 作れば好きなんだげとね
>プリパラナース
その ナースコール ほしいです。
やぎのミルクて旨いのか チーズは旨いそうだけど
>みれぃとあろま
ムムム これは 新ユニット 新ライブの予感がするぞ
そして 某怪盗さんがのた打ち回る姿が
http://gs.dengeki.com/ss/gs/uploads/2015/06/sun-hokago1_021.png
最後に この子誰だ