(写真は、カチカチ山ロープウェイ山頂からの
富士山)
今年の正月は、河口湖に1泊して、富士山を
じっくりと拝んで来ました。
初めて「新宿バスタ」を利用して、高速バスで
河口湖へ向かいました。(片道1,710円)
JR新宿駅の新南改札口の左脇に、「新宿バスタ」
の入口のエスカレーターがありました。
新宿バスタの窓口は、まるで空港のカウンターの
様な雰囲気です。
河口湖に到着すると、先ず、以前から行きたいと
思っていた「河口湖ミューズ館・与勇輝
(あたえ ゆうき)館」へ向かいます。
「河口湖ミューズ館・与勇輝館」は、河口湖の
ほとりの八木崎公園の中にある美術館です。(600円)
創作人形作家の「与勇輝」(あたえ ゆうき)の
約100体の人形作品が展示されています。
与勇輝が、幼い頃に終戦を迎えた「昭和のあの頃
の子供たち」が主なテーマです。
与勇輝の作品は、これまで写真でしか見たことが
ありませんでしたが、実物の表情の質感は、写真
と違って、人形がまるで生きていて、声が
聞こえてくるような完成度です。
終戦直後の苦しい時代をたくましく生きる子ども
たちの着物姿は、本当にその時代、その場面に
自分がいるような錯覚に陥いるほどリアルです。
温かみのある郷愁に満ちた表情の人形をみて、
いっそう与勇輝のファンになりました。
人形作品は主に木綿を素材としており、緻密かつ
繊細な布の彫刻で、衣服や、演出用の小物までも
作者の与勇輝が1人で手掛けたそうです。
館内は空いていて、心ゆくまでゆっくりと鑑賞
できました。
(美術館のパンフレットから)
ミュージアムショップで次頁の上の写真の「図録
与勇輝展 創作人形の奇跡」(2,200円)と、
次頁の下の写真のクリアファイル「お庭のすず」
(302円)を買いました。
(美術館の入場券)
(美術館のパンフレットから)
(美術館のパンフレットから)
(美術館のポスターから)
(美術館のパンフレットから)
(美術館のパンフレットから)
「河口湖ミューズ館・与勇輝館」を出て、「久保田
一竹美術館」へ行きました。(1,300円)
久保田一竹美術館は、着物の染色家である
「久保田一竹」(1917~2003)が建設した
自身の作品を常設展示するための美術館です。
着物が展示されている本館は、「ひば」の大木を
16本使った日本古来の組み上げ技法で、
ピラミッド型に組まれており、庭園や他の建物も、
全てが一竹の世界を表現する作品です。
「辻が花染め」という、室町時代からの染色の技法
を取り入れた着物が、約30点常時展示されて
おり、その細かで雄大なデザインに目を奪われ
ます。
宝塚の舞台で着られた着物も多いです。
(館内写真撮影禁止)
写真は、河口湖周辺で、最も富士山に近いという、
宿泊したホテルのレストランがらの眺めです。
翌朝、山頂まで3分の「カチカチ山ロープウェイ」
に乗ります。(往復720円)
”カチカチ山”ロープウェイの名前の由来は、
この天上山が、太宰治の「お伽草紙」の
「カチカチ山」の舞台となった山だからです。
最後にタヌキが泥舟で沈んでいったのが河口湖
だそうで、足元には、背中に火をつけられた
タヌキが駆け下りたとされる崖が広がります。
ロープウェイ山頂の展望は、富士山の山頂から
雄大な裾野までが一望出来、更に、眼下に河口湖、
遠くは南アルプスなどの大パノラマの絶景
です!!
足元には、富士急ハイランドが見えます。
(上の写真の赤丸印)
山頂からロープウェイで下り、次に、河口湖畔
から遊覧船に乗って、船の2階のデッキから
富士山を拝みます。(840円)
遊覧船は、河口湖の奥まで行って、Uターンして
戻るだけの20分間の短い遊覧ですが、湖の上
からの富士山はまた異なった趣きがあります。
河口湖周辺は、外国人観光客が大部分で、日本人
観光客は余り見かけませんでした。
外国人観光客は、中国、韓国、タイ等のアジア系
が主でしたが、欧米系も結構いました。
その様な中で、たまに日本語を聞くと、何となく
ホッとして?嬉しくなります・・・
河口湖周辺の観光を終えて、河口湖駅前の写真の
ほうとう専門店「ほうとう不動」で、ほうとう
(1,080円)を食べて温まってから、帰りの
新宿行の高速バスに乗り込みました。