（写真は、四万温泉のスマートボール店）
四万温泉に到着して、先ず、私の一番好きな
アニメの「千と千尋神隠し」に出てくる湯屋の
モデルとなった積善館を見物したあとは、
ぶらりと温泉街を散策します。
四万（しま）温泉は、群馬県の四万川の渓流沿い
に、細長く点在する温泉郷で、「上信越高原国立
公園」の標高700メートルに位置します。
その名の通り、四万（よんまん）もの病に効く
名湯として、鎌倉時代から続く歴史ある温泉です。
昭和29年に、国民保養温泉第1号に指定された
ことは、その長い歴史と共に、温泉の効能が
優れている事を物語っています。
最初に散策したのは、鄙びた温泉場の風情が残り、
ノスタルジー漂う「落合通り」です。
レトロな店が並びますが、下の写真は、昔
懐かしい「スマートボール」の柳屋遊技場です！
スマートボールの店内は、意外と若い人達で
賑わっていました。（50球：500円）
落合通りは、他にも、居酒屋、土産屋、民宿など、
昭和レトロの雰囲気を色濃く残しています。
昭和の香りが漂う温泉街、イイですねえ～！
次に、バス停・四万温泉の前の清流沿いの共同
浴場「河原の湯」（無料）へ向かいます。
四万温泉街には、昔から、地元の人に親しまれて
いる4つの共同浴場がありますが、写真の
「河原の湯」もその一つです。
河原の湯の前の橋を渡り、四万温泉の中心街へ
向かいます。
写真は、温泉の中心街のバス通り沿いにある
「塩之湯飲泉所」です。
少し塩っぽい味がします。
四万温泉は、昔から胃腸に良い効果があると
言われ、温泉街には、この様な無料の「飲泉所」
が点在しています。
散策の途中に、ちょっと一息、飲泉所でお湯を
飲んでみる事をお薦めします。
飲泉所のお湯は思ったよりも熱いので、猫舌の私
は、ゆっくりと飲みます。
何となく、胃腸の調子が良くなった様な気分に
なります・・・
下の写真は、国民宿舎「ゆずりは荘」の
「ゆずりは飲泉所」です。
また、温泉のお湯を使った温泉雑炊、源泉珈琲
などの飲食店もあります。
そして、旅館の中にも、独自の飲泉所を持って
いる宿が多いみたいです。
温泉の中心街を抜けて、四万川の清流沿いに
遊歩道を歩いてゆきます。
緑が鮮やかな川べりを、清流の音を聞きながら、
川風に吹かれての快適なウォーキングです。
10分くらい遊歩道を下ってゆくと、山口地区の
下の写真の「山口露天風呂」（混浴）がありました。
川のせせらぎを聴きながら入れる河原の湯です。
そして、山口露天風呂の川向いには、写真の
公共の足湯「音の足湯」（無料）がありました。
同様な公共の足湯は、他にも、数箇所あります。
更に、公共の足湯以外にも、旅館やカフェの店先
に、足湯がつくられている所もあります。
上の写真は、山口地区にある今晩の宿「鍾壽館」
（しょうじゅかん）です。
３か所の呂露天風をはじめ、多彩な風呂場が
楽しめます。
自家源泉ですが、この宿だけで、毎分ドラム缶
１杯分のお湯が湧き出しており、大部分は
捨てているそうです。
勿体ない・・・
ｐｓ.
日帰りの場合、四万温泉は、「日帰り入浴可」の
景色や設備の良い旅館も多いので、こちらも
お薦めです。
