大霜の朝でした。
クウ専用の毛布や敷物も白く霜に覆われています。
それでも静かに散歩の時間を待っていたのです。
よしよし、いい子いい子~と首筋を撫でてやると、目を細めて
気持ち良さそうに喜びを示します。
霧氷が山の木々にもできて、さすがに冷え込んだことを物語っていました。
道端の枯れ草も砂糖菓子のようにたっぷりと白く縁取られていて~
ポキッと折れそうに思い、手を伸ばしてみたけど しっとりと芯は柔らかく
生きているんだと実感できました。
顔を近づけて葉先の霜を見ると、5ミリくらいの長さの霜柱がびっしりと並んでいました。
清流が山裾を巡っていますから水蒸気が立ち昇るのでしょうねえ。
大好きな日の出の刻を迎え、真っ白にたちこめる靄の中に光の帯が走り、
墨絵の世界にクウとともにいるようで 表現できない美の世界に囲まれていたのですよ
帰り道では低いお日様の光を受けて、足元や田圃の霜がいっせいにキラキラと光り始めました。
七色のイルミネーションのようなダイヤモンドの輝きでした~
確か年末に初体験で、今朝が2回目の感動です。
すべての条件が揃わないと この美しさに出会うことはできないのですねえ。
私の精神状態にも因ると思います。
何にも心配事がなく心が澄んでいるときに天地と一体になれて生かされている
素晴らしさを感じるのでしょうね
母の回復が大きな心の安定につながっています。
昨日は穏やかな気持ちで会話ができ、久しぶりに詩吟の話になりました。
人生五十 功無きを恥ず~♪
ふと、母の口からこのフレーズが出てきました。
何の一節か私も忘れています。
母もここだけを思い出したみたいです。
せっかく懐かしい詩吟の話題になったのだから、もう少し思い出させてあげようと思い、
松口月城作・名槍日本号の話題に入りました。
慶びの宴のときには必ず十八番でしたから、度胸のある母は吟じていました。
奈良の家に来ては、詩吟の得意な三男を相手に石川丈山作・富士山を吟じあっていました。
母は吼山流で奈良の家族は関心流だったので、節調を比較していたようです。
仙客来たり遊ぶ雲外の頂
神龍棲み老ゆ洞中の淵
雪はがんその如く煙は柄の如し
白扇さかしまに懸かる東海の天
本当に20年ぶりに私も思いだして吟じてみました。
母は静かに聞いていましたが、勉強しなおさないといけないと思ったみたいで、
教本を出して懐かしそうに見入っています。
今朝も朝食後は詩吟の教本に見入っています。
復習が終わった頃に吟じてもらおうと待っているのですが、さて、どうなりますやら?
詩吟と書道は母のライフワークでしたから、公民館活動で奉仕活動を長年
82歳くらいまでやっていました。
知人が多いのはそのせいです。
母の宝物なんだと思っています
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もっちゃん

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