未知との遭遇 （２００７年２月の自分史）

　
暖かなお天気で園芸の楽しい一日でした～


夏エビネの苗をいただき　鉢植えにしたり、山土の腐葉土の手入れをして楽しんでいました。


母の膝はますます踏ん張る力がなくなり、椅子に掛けたまま３時間もすると

立ち上がることができにくくなっています。


早めにベッドに行って１時間ほど足をまっすぐに伸ばす姿勢をとらないと曲がったままになって

しまうと私は懼れているのですが、母は不愉快なことを言われると感じるらしく、

不満顔になって怒りはじめます。


「あ～あ～！」と腹立ち紛れの声を出したり、意味不明の鼻歌を歌い始めたりして

ベッドに寝たくないと言う意思表示をするのです。


楽しく歌番組を見ているのに～とか、まだ起きていたいの～と言いたいのでしょう～


３時間起きていて１時間寝て、また３時間起きて～と時間を見ながら促しているのですが、

昨日はお昼前の水遣りや沈丁花がきれいだし、クリスマスローズの紅色がたくさん

開花してきたので我を忘れて　園芸に没頭していたのでした～


母の起きている時間が２時間ほど超過になってしまいました。


途中ふと気付いた時もあったけど、私が言わないでも自分で足のことを

考えたらいいのだわ～と無視したのです。


認知症の人間に自分で考えろということが無理なのですが、毎回示す抵抗が

腹立たしく思えていたのも事実でしたから・・・


園芸を止めて部屋に戻ってみると、ポータブルトイレに腰掛けていました。

いつまでも座り込んだまま、立ち上がろうとしないのです～


「どうしたの～？」ときくと、起こして～と手を伸ばしてきます。


膝に力が入らず、立てないのでした。


引っ張り上げて立たしてあげても、その場にへなへな～っと床にへたってしまいました。


いよいよ膝が弱ってきたようです。


ベッドから起きることもできなくなりそうです。


「早めに足を伸ばさないと、椅子に掛けたまま長く曲げていると、膝が固まってしまうからね～」

と言い聞かせながらベッドに休ませました。


「そのうちにサヨナラするよ～」と

初めて自分の寿命のことを口にしました～


いつもは百まで生きたいと口癖みたいに言う人ですから、ドキッとしました～


「そんなに簡単に卒業はできないわよ～

修行が足りないとサヨナラもできないのよ～」

と　強気で言い聞かせました。


「そうね～？」と考えているようでした。


そのときから大声を出して囃し立てたり　不快感をあらわにすることは止めたように見えます。


ポータブルから立ち上がれなかったのは何分間なのかわからないけど、懲りたのだと思います。


膝を伸ばして１時間ベッドに入る意味が理解できたのかしら～？


簡単にサヨナラできると思っていたけど、修行が終わらないとお迎えに

誰も来てくれないとわかったのかしら～？


何はともあれ、不快な抵抗を示す態度は　昨日のあの時以来なくなって

従順な母になっているのですよ～


よいのか悪いのか～？

まあ、良しと考えますね～


さて、今日はどんなハプニングが待ち受けていますことやら～


未知との遭遇と言った感じです


ＰＳ

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

あし＠を退会して、ＰＣ依存症の毎日から脱却することができて喜んでいます。

一日中コタツに座って丸くなっていた運動不足の日は　体力の低下を痛感しているものの

動きのとれない重たさを感じていました。

前庭に春の訪れを感じ始めて　やっと立ち上がることができました。

整体院に昨日は行ってきました。

来週は眼科医に一度行こうかと思っています。


楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)