昨晩は仕事が終わってから年に一度の法歯学協力歯科医の研修会に参加してきた。
身元不明のご遺体の個人識別に歯科所見は大変有効な手がかりとなる事が多い。
特に先日の京都のアニメ制作事務所の放火事件もそこにいたであろうご遺体であっても
このひとだろうと予想せず、確実に個人識別してご家族に帰さねばならない。(遺体取り違え事件ってあるのです)
大変な被害が出ているが火災によりご遺体の損傷が酷かったり気温や湿度が高い今のような季節、
発見まで時間がかかり腐敗が進んだ場合、家族による着衣だけでの判定では特定不可、人相も証拠に乏しい、
そして指紋の採取も出来ない場合も多くなる。
残るはDNA鑑定か歯科所見で個人の特定が可能になる。
ただしDNA鑑定には時間とお金がかかりしかも親子関係は判定できてもそのDNAが誰のか名前が書いてないのである。
そんな時歯科所見が大変個人識別に有効となって来るのである。
もしかかりつけの歯科医院に生前のカルテやレントゲンがあれば同一人物か別人か早い時点で鑑定できる事が多数。
方法や内容は割愛するがこんな仕事もやがて20年もさせられている司令官でしたw
帰宅が遅くなってお迎えしてくれたのはこのイヌだけww(なんて家庭だw)
(ジャック) おいらのカルテは歯科医院にはないけろ、また来てねっ!なり。