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キュリー夫人を語る18:私はあきらめない! どんな場所でも立派な仕事ができる。

2010年07月01日 23時47分50秒 | 日記
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キュリー夫人を語る18
◇ 創価女子短期大学 特別文化講座 キュリー夫人を語る 2008-2-8

ラジウム発見の苦闘
私はあきらめない! どんな場所でも立派な仕事ができる

 自分との戦い
 一、マリーは、こう書いています。
 「実験室における偉大な科学者の生活というものは、多くの人が想像しているような、なまやさしい牧歌的なものではありません。それは物にたいする、周囲にたいする、とくに自己にたいするねばりづよいたたかいであります」(前掲、渡辺慧訳)

 "闘い続ける人"の叫びです。さらにまた、マリーは語っております。
 「みのりの多い多忙の日々の間に、なにをやってもうまくいかない不安な日々がはいりこんできます。そういう日には研究対象そのものが敵対心をいだいているかとさえ思われてきます。こういうときこそ、じぶんの気の弱さや落胆とたたかわなければならないのです」(同)

 この言葉は、科学研究だけでなく、人生の万般に通ずる大切な哲学といってもよいでしょう。
 「なにをやってもうまくいかない」──ラジウムの抽出に挑戦する作業は、ときとして絶望的に思えました。そもそも、こうした作業は化学者の領域であり、ピエールやマリーのような物理学者が得意とすることではなかったのです。
 強い信念を持ったピエールですら、果てしない戦いに疲れ果てて、あきらめかけました。

 この障害を乗り越えるのは難しい。もっと、将来、条件がよくなってから再挑戦したほうがいいのでは?
 ぼろぼろになって研究を続ける妻のことを気遣い、ピエールは、ひとたびの「休戦」を勧告しました。

 志ある人は強い
 一、しかし、マリーはあきらめませんでした。彼女は、「あきらめる」ということを知らなかったのです。
 「ラジウムは必ずある! どんな苦労を払ってでも、必ず取り出してみせる!」
 いざというとき、志の定まった女性というのは本当に強い。
 マリーは、「どんなに不適当な場所にいても、やり方しだいで、いくらでもりっばな仕事ができるものだ」
(前掲、木村彰一訳)と自伝に綴っています。

 今、短大に学ぶ皆さんは、自分を鍛える「青春という闘い」の真っ只中にいます。
 また、卒業した皆さんのなかには、描いていた理想と違う、不本意な環境で働いたり、厳しい現実の中で生きている人がいるかもしれない。
 大事なことは、強い自分になることです。「自分しだい」で、新たな道を開くこともできる。必ず立派に成長できる。
 「大変だった。でも、私は勝った!」と、笑顔で後輩に語れる、強い朗らかな皆さん方になってほしいと、私は願っています。




撰時抄277p~278p

日本の得一が云く
天台大師は深密経の三時教をやぶる
三寸の舌をもつて五尺の身をたつべしとののしりしを
伝教大師此れをただして云く
深密経は唐の始玄奘これをわたす
天台は陳隋の人・智者御入滅の後・
数箇年あつて深密経わたれり、
死して已後にわたれる経をば
いかでか破り給うべきと
せめさせ給いて候いしかば
得一はつまるのみならず舌八にさけて死し候いぬ


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