日本共産党明和支部が発行する「みんぽう明和」第77号(2012年7月号)に寄せられた投稿をUPします。
映画「一枚のハガキ」を観て
邑楽館林九条の会の主催による映画「一枚のハガキ」は新藤兼人監督の最後の作品となった最高傑作です。
新藤監督は今年5月29日に100歳で永眠されました。
戦争末期に徴兵された兵士100人のうち94人が戦死し6人が帰って来た。
その生死を分けたのは上官が兵士達の任務先を決めるために引いたクジだったのです。
生還した1人は戦死した戦友より妻へと託された1枚のハガキが彼ら2人を引き合わせました。
反戦の思いを映画に残し一途につらぬき通した新藤監督の思いが胸にせまるものがありました。
一枚のハガキを通じて、こんなにも深く人と人とを引き合わせるという、とても感慨深い映画でした。
戦争のむごさ、つらさ、苦しみ、悲しみ、怒り、その心を表すことのできない戦争国家の、人を人と扱わない情勢、戦争さえなければ…主役の大竹しのぶさんの台詞に「みんな戦争のせいだ」と叫んだ場面は今でも胸に迫るものがあります。
それでも生き残った我々は、強く生き貫かなければならないのです。
むごたらしい戦争は世界からなくさなければならないと思います。
そのためにも、せめて憲法九条をもつ我々日本人はこれを守らねばなりません。
世界に誇れる戦争放棄の憲法九条を!
大佐貫在住・篠木静江
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