原発即時ゼロへ

　日本共産党明和支部が発行する「みんぽう明和」第79号（2013年1月号）に掲載された投稿をUPします。

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原発即時ゼロへ

　安倍政権が発足した。早速茂木敏光経産相は原発の再稼動と新増設さえも表明した。ちょっと待ってほしい。福島の現状をわかっているのか。

　ＴＶは除染された土などがブルーシートに包まれ庭先に置かれてある風景を映した。

　そこでは田畑や土地を借りてまで置き場にしているという。
　「除染したって何もならない」と住民は言っていた。

　中間施設も最終処分場も決まっていない。
　また、「村には５年帰れないとなったが、５年後にはそこに住めるのか保証してほしい」という声も聞いた。

　事故から２回目のお正月を迎えたが、福島県内外で１６万人が避難生活を余儀なくされている。

　帰れないのだ。福島第一原発沖のマコガレイからセシウム１６９０ベクレル検出（１２月２７日）。被害を受けたのは福島ばかりではない。赤城の大沼のワカサギはその後どうなっただろう。

　そして再稼動されている大飯原発の下に活断層、青森の大間原発の下にも、東通原発の敷地内にも…。

　日本は地震国。また大地震で原発事故が起こったら逃げ場所はない。
　目に見えず臭いも感じない放射能は風に乗ってどこへでも飛んでいったではないか。

　政府はどうやって責任を取るというのか。
　また、すでに原発からは２万４千トンもの処理できない使用済み核燃料が作り出されていて、貯蔵しているプールは数年で満杯になるという。

　今、ほとんどの原発が止まっているが電気は足りている。
　もう原発はやめて再生可能エネルギーへシフトする時だ。

　政府の姿勢ひとつで自然エネルギーの発電量も増え、コストも下がり雇用も生まれる。いまこそ安全神話で原発政策を推進してきた責任をとってほしい。

  明和在住 主婦

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