なんとかなっぺ

タイではマイペンライ、インドネシアではティダアパアパ、マレーシアではOKラ! 沖縄ではなんくるないさって言うんだって。

皆既日食

2009-07-24 | 
皆既日食ツアーに行ってきた。


宮崎から入り、前日に、鹿児島の最南端まで移動し、当日は佐多岬から小さな漁船(10人くらいが乗れる)に乗って日食が見られる海域まで南下して海上で見る予定だった。

当日起きると大雨。

待合室で待機するものの、あまりの風と雨に無理かな、と思われたが
雨があがって出航。

海上はかなり大揺れ。
当初予定していた領域のずっと手前で、
厚い雲のすき間からちらりと顔を出した太陽がかけ始めている様子を、ほんの少し見ることができた。

雨が降り出し、海も荒れだしたので、船長さんの判断で
いったん引き返し、しばらく宿で待機することに。

テレビでは山口や九州北部の集中豪雨のニュースが繰り返し流れていた。
国内では最高の観測条件といわれた悪石島も大雨のため、観測不可とのこと。


二度目の出航。
相変わらず波は高く、船は大揺れで、船酔い。

雲のすき間を探しながら船は進むが、厚い雲に覆われまったく見えない。

雲が割れてその隙間からひょっこり顔を出す。

あっ、見えた見えた。

8~9割かけているところ。

薄暗くなって雲の具合と海面のコントラストが厳かな感じ。

太陽が月と重なる天体ショー。

「ありがとお~!」前方に乗った誰かが、おたけびをあげている。

気持ちが高揚する。


この瞬間を感じたくて、オラここまで来たんだなあ。


東の空に虹、西の空に夕日

2009-07-20 | 
東の空に大きな虹がかかった。夜七時頃。

最初は片方だけが見えていたが、
雲がなくなるとでっかいきれいなアーチに。


西の空は赤い大きな太陽が沈むところ。

やっほー。


おいしい麦茶

2009-07-17 | 
麦茶の季節。

近所においしい麦茶屋さんがあると知り、麦茶を買いに行ってきた。


麦の香ばしいいい香りにつられて、作業所へ向かうと、
麦を焙煎しているところ。


ここの社長さんだろうか。

「石焼いもを焼くのと同じなんです。小石から放射される遠赤外線が麦をおいしくするんです。よかったらどうぞ」

汗いっぱいの顔でニコッ。

石釜で二度煎りすることで、中までじっくり火が通るそうだ。

ザル網の上に差し出された小粒の麦を2、3つまんでほおばる。
あったかい。えっ? ポップコーンみたい。香ばしい。


いま市販されているものの多くは熱風を使った焙煎機で煎るのが一般的だそうだが、ここでは二度煎りして中まで均等にじっくりと熱を通しているという。

使用している国産の大麦は小粒だから中まで熱が通りやすい。

麦の甘みを引き出す昔ながらのやり方を続けている。


小川産業「つぶまる」500グラムの大袋で200円。
名前の通りまるごとの麦。

(ほかに、つぶまるが入った一回分のティーパックも出ている。)





へへ、行くことになりました

2009-07-16 | 
へへ。

キャンセルあきが出たと聞き、申し込んじゃった。一週間前。

皆既日食。

太陽の前を月が横切る「今世紀最大の天体ショー」だよ。


PHP8月号の佐治晴夫先生の「感動の天体ドラマ『日食』を体験しよう!」を読んだ。

「太陽の大きさは月の400倍、地球から太陽までの距離は月までの400倍という偶然から、月と太陽の見かけの大きさが同じになって、月が太陽をすっぽり隠してしまうという現象が起こるのです。」

って。へえ~。


Kさんの日食読本も読みました。
http://www.ne.jp/asahi/r/s/eclipse

うんうん。


地球でできる宇宙体験。

興味津々です。うふ。


『買わない習慣』

2009-07-15 | 
『お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣』(金子 由紀子 著/アスペクト/2009年7月8日/1429円+税)

の、あなたのビンボーはどのタイプ?

というイエス・ノーのチャートを進むと、Eの本格派貧乏という結果に。

自分でもうすうす知ってたけど。

その下にカッコで、(あなたのせいではない!)って書いてある。やさしい。

「節約術」を、うんぬんいうんじゃなくて「買わない」。
そのためには、「自分で作る」「人に頼る」「人とつながる」こと。


オラの場合、「買わない」じゃなく、「買えない」だったから、
格好よくもなにもないんだけど、一足お先に「買わない習慣」を実践してみて、

著者のいう「何が何でもお金を使わないために買わないとか、買わないこと自体が目的なのではなく、ほんとうに必要なモノ、ほんとうに買う価値があるモノを買うために、買わない。」p194
が、見えてきた。

「今までお金を払って外に投げ出していた『暮らす技術』『生きる技術』を買わないことによって、自分の中に取り戻す」P196だって、あるものをやりくりしたり、創意工夫でなんとかしのいだ。

最初はしかたなくだったんだけど、でもね。
そういうことに費やされる時間が楽しい時間になっている。
ときどき没頭してしまっている。

我ながらやるじゃんっていうアイデアもわいてくるし。

しかたなく身についた「暮らす技術」はオラの自信ともなってきた。
うそ。その予定。



偏りのあったオラの生活に軸が備わりつつあるというか。


YちゃんやGちゃんや周りの人に助けられっぱで、そういうことも身にしみて感じられる。

いつか恩返しできるようになんねと。

本格派ビンボは本格派生活者だかんね。そういう本格派になりてな。



夕方、スズメや小鳥たちが青虫をくわえているところ、2回目撃。
今年生まれたスズメの子もすっかり親鳥と同じ大きさになって見分けがつかない。




人形だんご

2009-07-05 | 
学芸員のSさんが、これが「人形だんご」って言って車を止めて見せてくれた。

鹿島人形とも呼ばれる男女一対の人形は、毎年9月につくられ、村境の三叉路などに、こうして立てかけられるそうだ。

すっかり夏草に覆われてしまって全体が見えないが、向かって右が男性、左が女性。

「男の人形はちょん髷(まげ)姿で刀を差し、手には槍を持っています。女の人形は髷を結い、腰には刀を差し、手には薙刀(なぎなた)を持っています。男女ともはちまきをし、腰みのを付けています。」(千葉県立房総のむらHPより)
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/syuzou/syuzou2.htm

いかにも悪霊の進入を阻止しようといういでたち。

人形だんごと呼ばれる所以も上記HPに。

村の境界や辻、三叉路にある石碑や石像の道祖神と同じ意味をもつようだ、とSさん。

厄除け、村の守り神、五穀豊穣、子孫繁栄、交通安全…を祈願。


千葉・君津にて

「おくりびと」と「メメント・モリ」

2009-07-04 | 
あっ、コレ藤原新也さんだべ。

休憩室に置いてあったフリーペーパー(metro min.4月号)を開いたら、
一枚の写真が見開き2ページに。

前のページをめくると、ほら。


写真の独特の気配とか色合い。確信したのは

極楽とは、苦と苦の間に一瞬垣間見えるもの。

と、写真に白抜きで文字がのせてあったから。



前頁のエッセイは、「おくりびと」と「メメント・モリ」の不思議な関係
とタイトルがつけられていた。

映画「おくりびと」は主演のモックン…本木雅弘さんが発案だということは知られているが、その原点が、藤原新也さんの『メメント・モリ』(死を想え)だったということをこのエッセイで初めて知った。

「日本というバーチャルな現実の中で自分の生の希薄さを感じていた彼は二十七歳のときにこの本に接してインドを旅したという。インドを旅し、公衆の目の前で死体が焼かれる風景を見ながら、おののきとともにやがて自然にそれを受け入れている自分がいる不思議さを感じたという。」と紹介されている。


『メメント・モリ』は、初版が1983年。発行から25年目にあたる昨年、新『メメント・モリ』が発行されそうだ。

見開きの写真はここに収められた一枚のようだ。

ロングセラーとして多くの読者に影響を与え続けるこの本も幸せだし、このような本に出合えた本木さんも幸福だ。



藤原さんは、本木さんがこの一枚の写真について語ったインタビューをエッセイの中で紹介している。

『昨年、新しい写真と詩が加わった「メメント・モリ」には、「極楽とは、苦と苦の間に一瞬垣間見えるもの。」という言葉があります。この刹那的な、もがきの感覚が個人としても一俳優としても、自分には合っています。人間の行動と感情は、無数の緊張と解放のくり返し。お芝居も、緩急をあやつることでつくられています。
 ぼくは現実には不器用で、自分の役割をまっとうするために悪戦苦闘し、地団駄を踏んでいます。しかしそう生きる中で、生も死も、闇も光も、やはり分かちがたくつながった一つの道の上にあるかのように、いや、同時に存在しているものであるかのように思うのです。』



「おくりびと」オラも見でみでな。


「バーゲン行く?」

2009-07-03 | 
雨降ったり、やんだり。

今年の梅雨は、長靴をはく人が目立つ。

オラが畑ではく長靴とは違って、カラフルな色・柄の細身の長靴だ。

レインブーツっていうんだって。


「バーゲンとか行く?」と、
百貨店セールの車内広告を見てるSちゃんが尋ねてくる。


「そういえば長いこと、行ってないよ。うちの隣がユニクロだから、
たいていそこで調達してる」

実際、今日の服も、上から下まで全部それだ。昨日も、おとといも。

もはや制服みたいだ。 

色とか形とかシンプルで無難。
裾あげしてくれるし、サイズもあるので大助かり。


あとの調達先は実家。

母ちゃんが、しこたま買ってタンスのこやしにしている。母ちゃんがごそごそ出してくる服の中には、正札がついたまま何年か経っていそうな服もいっぱい。

その中から無地のシンプルなものを物色してくる。


それから、ブックオフの中古服店も利用。

そんなこんなでバーゲンって行ってないなあ。





「うまいべ」。

2009-07-02 | 
畑に行くと、畑の持ち主Uさんの自転車が置いてある。

あそこだ。キュウリの葉がゆさゆさ揺れている。

支柱の裏にいるUさんに声をかけると、
もぎったばかりのキュウリを「うまいんだ、これ食べてみ」と言って渡された。

真ん中からふたつにおっかく(折る)と、パキッという新鮮な感触。
しぶみはなく、うまい!

今度はトマト。

「うまいべ」。

うまい! 甘くてねっとり。

「アイコっていうの」


Uさんはいつも「うっまいんだ」と言ってから、分けてくれる。

「これから旅行に行く」のだと、あっちこっちから野菜と花を収穫して
「じゃあね! カギだけ忘れずにしめてってね」
と言い残して畑から去って行った。

ここは住宅地のど真ん中。門がある畑なのだ。


さて、草取り。間違えてしょうがまで抜くな。

猛烈な勢いで成長している雑草も、時期によって草の種類が変化している。

通称ねこじゃらしのエノコロ草はミーの土産にすっぺ。



花を飾って、オール畑の野菜で晩御飯。

枝豆をつかって豆ご飯。
ニンジン、じゃがいも、玉ねぎで肉じゃが。
いんげんのからしあえ。
トマトときゅうりと紫玉ねぎ、シソでサラダ。
ナスのみそ汁。


梅干用の赤シソを仕込む。
どうなっぺ。