「森のグレンタ」

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ストックホルム~ボルネス

2006年09月28日 15時48分18秒 | Weblog
9月24日にイェーテボリに戻り、翌朝7時、小生と長男で応接間のピアノと大きなテーブルを運び出す。8時きっかりに床を削る職人さんがやってきて、この家が建てられた1924年から在る応接間の組木の床を削り始める。
12時にEwan SvenssonとMagnus Granがフォルクスワーゲンのバスで僕を迎えに来た。
ストックホルムのGlenn Miller CafeでEwan Svensson Trioの演奏がある。
Glenn Miller Cafeは、ウルフ・スタイナーというベース奏者がオーナーで、彼はどちらかというとフリー系のジャスベース奏者で、インゲスンド音大でも教えていた人。
フランス料理とワインが好きで、趣味が昂じてストックホルムでこの店を始めたのだ。
ストックホルムに来る友人には、この店をお勧めしている。
20人分くらいの席しかない店だが、味はかなり良く、値段もかなり良心的な価格設定になっている。その上、ジャズのライブ・・・それも時々は、ボボ・ステンソンとかパレ・ダニエルソン、ヨアキム・ミルダーといった顔が出演する事も珍しくは無い。
有名無名を問わず、良い音楽を演奏する連中だけが出演する場所になっている。
今年の1月、さがゆきさん+林正樹君を紹介して大好評だった!
・・・ともかく、Ewan Svensson Trioで久々のトリオの演奏を行う。この店はえんそうちゃーじというモノが無く、3回のステージで、各ステージが終了するとオーナーがお盆を持って店内を廻り、お客さんに最低20SEK(約320円)以上、最高額は無制限のチャージを支払って頂くシステム。

翌26日は、ボルネスという更に北に400キロ程云った所でコンサート。ストックホルム中央駅でLinda Petterssonを拾い、一路ボルネスへ。
ボルネスのフォルケッツヒュスでコンサートを行うが、ここのステージは、ステージの上にある天井が極端に低いせいか、音が跳ね返り、マイク無しでもステージ上ではまるでマイクが入っている様に聞こえる。このボルネスには、ボルネス・フォルクホーグスコーラが在って、素晴らしいコンサートホールが在るのだが・・・。
久し振りのボルネス・ジャズ協会の面々と会う!フォルクホーグスコーラの学生は入場無料なので、超満員だった。

翌日は朝10時から12時まで、フォルクホーグスコーラで懇談会を開く。まず数曲、僕達が演奏して、後は質疑応答。
このフォルクホーグスコーラは、音楽科の程度がかなり良くなっているようだ。久々にピアニストのヨスタ・ルンドクヴィストに会えたのも嬉しかった。
湖に囲まれた素晴らしい環境!本当に美しい場所だ!

そして昼食を取ってから途中の駅でLinda Petterssonを降ろしてイェーテボリに向かう。13時に出て結局、イェーテボリに着いたのは21時半だった。

日本から戻って即の3日連続だったので、慌ただしかったが、音楽的にはかなり自由に演奏できたと思う。