忘れないうちに弾くということ わかっちゃいるけど・・・

ようやく出来るようになったプレイ・・・・

そこで、ただただ喜ぶだけでいいのか・・・。
もちろん喜んでいいわけです。

しかし、その喜びと同じだけ、

忘れたくない・・・
忘れたらやだなぁ・・・・

という、危機感があってもいいわけです。

あの時の感動を忘れずに・・・ということは、

なぜ、出来たの?
どういうふうにしたら出来たの?

それを忘れないということなんですよね。

忘れてしまうのが、怖くて、嫌で、とにかく、弾き続けたことがあります。
だから、寝て起きたときは、「忘れたかも・・」と、急に不安になり
すぐさま、ギターを弾いて、忘れてないことを確認したことも。

実は、一度弾けるようになったものを忘れてしまい・・・
苦しんだ上で、ようやく思い出した・・・。
そんなことがあったからなのです。

再び、思い出した時に、「もう。。二度と忘れない」・・・と、
暇さえあれば、弾き続けたこと・・・
それは、もう２度と悔しい思いをしない・・・
それは自分に嫌と言うほど言い聞かせたわけです。

まして、あれだけ弾きたかったギター・・・
ようやく手に入れたのに、いとも簡単に忘れてしまうなんて・・・。

情けなや・・・・　

その情けなさは自分への憤りどころか、怒りに・・。

「何をやってんだぁぁぁ　お前は!!・・・」とか。

まぁ・・・時間ある頃のことでしたから・・
暇さえあればギターを弾いていられたから・・できたことかも。

家族あり・・・　仕事あり・・・　その他用事あり・・・

繁多な毎日にあって、どれだけ、ギターに触れる時間を作るか・・。
家族の方が、寝静まる頃、ギターを持ち出し・・

ところが、音が出せない・・　睡魔が襲う・・・
調子が出て来たと思ったら、もう夜中の2時・・・。寝不足決定!!。

そんな幾多の環境を乗り越えながらなんですね。

忘れないためには、忘れないうちに弾くのが一番です。
忘れていない状態を維持、継続し、はじめて身に付くものと・・・。

そう・・　わかっちゃいるけど・・・なかなかね・・。

心中お察し申し上げます・・。

せめて、教室では心置きなくどうぞ。