私の趣味は腕時計集めです。と言っても私と同世代の人達はリストウォッチにいったいどれほどの感情や愛着を持っていることでしょうか。殊に機械式のものになると正直なところ50代前半辺りからでないとピンと来ないかも知れません。私にとっては腕時計は子どもの頃いちばん感動したモノで、さらに父親がセールスで売り上げを伸ばすと褒賞として贈られたモノとして、家庭の所得とリンケージしていたものという印象がとても強いのです。ちなみに父にはオメガとセイコーエルニクスが贈られました。エルニクスは今も父の腕で動いています。オメガは大変残念なことに、結婚披露宴の折、お手洗いではずしたまま忘れた隙にドロンされていたとのことでした。私の時計集めの終着点はこのオメガ発掘にあるかも知れません。インプリンティングというヤツかも知れません。