Oh My Pet !

我が家のペット達、トイプードル・シバ犬・ウサギ・インコとの日常生活

マリーアントワネット

2007-02-15 19:06:50 | 映画
マーダーボウル、不都合な真実、世界最速のインディアン、
観たい映画はたくさんあるのに、このあたりでは上映してない

マリーアントワネットも観たかったので、娘を誘うと、
「何考えてるの?受験生だよ映画なんて行ってる時間ないよ
そうだったよね~
やっぱり一人で行ってくるか

今年の夏伊勢丹で「マリアテレジアとマリーアントワネット展」を見て今まで自分が思い描いていたマリーアントワネット像とのあまりの違いに、ショックを受けたんです。
14歳で15歳のルイ・オーギュスト(後のルイ16世)に嫁ぎ、
18歳の時、ルイ15世の死により、若くして国王になった夫と共に不安に震え、その上ルイ16世が包茎のため、7年間子供を作ることができなかったらしい。
マリー・アントワネットの兄、ヨーゼフ2世の説得で、ルイ16世が手術を受け、やっと子供ができたそう
その間の不安や周囲からの非難、中傷はきっと相当なものだっただろうと思う。
フランスの財政を破綻させた極悪な王妃のイメージが強いけど、こんな背景を知ると、一人の少女が苦悩と共に成長し、女としての複雑な思いから満たされない思いを、着飾ったり買い物したりで埋めようとした気持ちも分からないでもないかも・・
母であるマリア・テレジアは、そんな娘を思い、心配したり叱ったりの手紙を書き続けて。
その母親に同感してしまい、いつの時代もどこの国でも、母の思いって一緒なんだなぁ~って実感

映画はその辺の背景がイマイチ分かりにくく、マリーアントワネットの人間性が伝わらず、ちょっと消化不良な感じ
ただ、いたるところにワンコが出てくるので、ワンコ好きにはたまらないかも
内容はともかく、実際にベルサイユ宮殿でロケをしていて、それが見れただけでも良かったかも

ラストシーンが、「エッ終わったの」って感じで何だか気分が悪く、

気分直しに「それでもボクはやってない」を続けてみてしまいました
そういえば、昔は、映画ってたいてい2本立てでしたよねぇ~

こっちは、期待してなかったのに、かなりよかったぁ
警察で一般の人がつかまったら、どうなるのか
検察官の取り調べ、拘置所での様子、裁判の流れがホントによくわかった
コレが現代の日本の現状だと思うと、どんなホラー映画よりコワイかも

こっちも、親の目線で見てしまい、もしコレが息子の身に起こったら・・・と、恐怖に震えながら見てしまいました
痴漢行為は許せないし、実際に冤罪なのかどうかって、とっても分かりにくいから、男の人は疑われないように自己防衛するしかないんですね
もし息子が上京して満員電車で通勤や通学するようなことになったら、女の人のそばに乗る時は、絶対背中を向けるように注意しなきゃ

これから裁判員制度も控えてることだし、
参考のためにも見ておくといいかもしれませんよ





認知症

2006-06-17 22:44:39 | 映画
メイのトリミングの間、3時間くらい時間があったので、久しぶりに映画館へ。
「デイジー」を見たかったんだけど、時間が合わなくて、「明日の記憶」を見た。

最近、若年性アルツハイマーの実態がテレビでも取り上げられたり、映画になったりしてるから、考えちゃうよねぇ

「私の頭の中の消しゴム」を見た時は、女性の立場に感情移入してしまい、自分がそうなったらどうなるんだろうと思ったり、愛し合っている2人がお互いを思いやりながらも、病気の現実から逃れられない酷さに涙した

「明日の記憶」では 奥さんの立場で見ちゃったから、アルツハイマーの病気の怖さより、それを支える周りの人達や、環境について考えちゃった。
映画の中の妻が余りに完璧だったので、「実際にはあんなきれいごとじゃすまないだろうなぁ」
なんてつめたい目で見てしまった
もちろん、そんな夫婦もいないことはないと思うけど。。。
若年性でなくとも、コレだけ寿命がのびて、夫婦で長生きすればきっといつかどちらかが認知症になったり、病気になったり、身体に障害が出たり。。。
もしかしたら夫婦2人ともそんなことになる可能性もあるよね
そんな時、心から相手を思いやって最後まで面倒を見ようという気持ちになれる夫婦って、どれくらいいるんだろう
私はシングルだから、そうなったら当然施設に入ることになるんだろうけど、どちらかが健康だったら、パートナーを施設に入れるのって、愛情の有る無しとは関係なく結構抵抗あると思う。
今までの恨みつらみを抱えながら、人格を失っていく行くパートナーを受け止めるって、相当な覚悟が要ることだよねぇ
もちろん、恨みつらみより愛情にあふれた思い出が多ければ問題ないけど

老いた親を抱える場合も同じだと思う。
夫が亡くなった後、認知症の症状が出ていた義母を世話しながら、どうしても過去にされた仕打ちを忘れることができなかった。夫が高校生の時に、父親が再婚したので、義母は夫との関係も微妙だった。自分でできる事は精一杯やったつもりだったけど、それは自分の仕事としてこなしていたように思える。亡くなった後に、もっと心からやさしく接してあげれば良かった、って後悔の思いだけが残った。介護って身の回りの世話を、機械的にこなして行くことよりも、ありのまま受け止めて、最後までその人らしく過ごせるようにしてあげられれば最高ですよね

それができる夫婦、親子がどのくらいいるんだろう。。。
なんて、考えてしまった

ワンコなしでスミマセン

今日の2ショット なぜか最近仲の良いラムとバロン


ワンコも老犬になると、認知症になることがあるのかなぁ
飼い主が分からなくなったら、悲惨だよねぇ