『トリストラム・シャンディ』のことなど

『トリストラム・シャンディ』に関することなど、気が向いたら書きます。

スターン論集『ローレンス・スターンの世界』が出版されました

2018-07-01 18:04:07 | 『トリストラム・シャンディ』
日本の英文学研究者たちによるスターン論集、坂本武編『ローレンス・スターンの世界』(開文社出版)が、2018年5月に刊行されました。主なオンライン書店でも発売中です。[Amazon][honto][紀伊國屋][TSUTAYA][オムニ7][楽天ブックス][キャラアニ]。

この本の目次は以下のとおりです。

はしがき   (坂本 武)
スターン略年譜

序 章 ローレンス・スターン研究を展望する    内田 勝

第Ⅰ部 スターンの主要作品世界を概観する

  第1章 『ポリティカル・ロマンス』── スターンの生涯、一七五九年の変    坂本 武
  第2章 『トリストラム・シャンディ』── 知と情と笑いあふるるファミリー・ヒストリー    坂本 武
  第3章 スターンと観念連合    落合一樹
  第4章 『ヨリック氏説教集』の技法    内田 勝
  第5章 『センチメンタル・ジャーニー』── 調和への旅     久野陽一
  第6章 恋する闘病記、『イライザへの日記』── 病んだ身体とエロス化される医療    木戸好信

第Ⅱ部 スターンを同時代の文学シーンにおいて見る

  第7章 ローレンス・スターンの詩学    武田将明
  第8章 ホビーホースとキホーティズム──スターンと同時代人    加藤正人
  第9章 月の魔力── ブレイクとスターン    鈴木雅之
  第10章 『トリストラム・シャンディ』は「珍奇」な作品か?
        ── サミュエル・ジョンソンとローレンス・スターン    原田範行
  第11章 スターンと十八世紀イギリス出版文化    井石哲也

第Ⅲ部 スターンの受容とポップ・カルチャー

  第12章 スターンと日本    落合一樹
  第13章 ラノベ世代の『トリストラム・シャンディ』── スターンと現代日本オタク文化    木戸好信
  第14章 漫画版および映画版の『トリストラム・シャンディ』    内田 勝
 
ローレンス・スターン書誌    内田 勝