渡辺兼人は、大好きな写真家の一人。
先日、渡辺兼人の 断片的資料・渡辺兼人の世界 1973-2018 の第5回展(全7回) を見てきた。
私としては当然のこと、1回目から5回目まで全てを見に来ている。
第2回目の代表作「既視の街」のオリジナルプリントには、驚かされた。
既視の街は、私が写真と付き合う前の作品だ。
既視の街は写真集を持っており、ずっとオリジナルプリントを見てみたいと思っていた作品だった。
プリントに、こだわりがあるのは良く分かっていたが、まぁ、流石の表現力だ!
もちろん他の回のプリントも良かった。
フイルムと印画紙の作品。渡辺兼人のこだわり。
近年、デジタル化で、写真展に行ってもデジタル画像が多い。
ただ、銀塩とデジタルでは、やはり何かが違う。
あと2回、(次回は10月)どんなプリントを見ることが出来るのか楽しみだ。
AG+gallery・・・東横線・日吉駅。
是非、そのプリントの技術力と写真の構成内容、表現力、そして誰にでもソフトで優しい、その本人に会いに行ってほしい。
正統派の 木村伊兵衛写真賞 受賞者の 写真製作の姿を見ることが出来るだろう。