10年の月日
当時はまだ幼く
知らないことだらけ
あれから ものすごいスピードで
ここまできた
思った以上に
はやい
やり残したことが
もしかしたらあるかもしれない
しかし 後悔はない
悔いはない
いつ死んでも別にいいと
その頃から想っていた
死ぬには 遅すぎる
今から 約10年前の話をしたいと思う
そのころの向井と中尾は中学校時代・・・
向井は弟を保育園に迎えに行くのが習慣だった
朝と晩はご飯を作り
弟の面倒を始終みていた
転校をした
なれない学校生活はなんら興味がなく
そっけないものだった
目立ったこともなく
味気ない感じだった
その頃から 日頃の疲れがたまりやすくなっていたのか
興味がないからか
学校を休む日は多かった
もちろん テストでいい点が取れるわけではなかった
のんびり屋のためか
受験勉強もマイペースで実施
当時 県立ではかなりの倍率だった南高校を志望したときは
家族 先生 友人
誰もが合格は無理だと思ったに違いない
しかし 当時から デッサンを書き
デザイナーを夢見る向井にとっては
他の道は考えてなかった
もちろん落ちたときなんて想定していない
受験生の頃も 今も なんら変わってなさそうだ
推薦でくしくも落ち
一般に望む
本人曰く
筆記テストは最悪だったそうだ
おそらく決め手となったのは面接・・・
しかし 趣味は? と聞かれたことに対し
自信を持って
-温泉です-
と まったく服飾と関係ない発言をしたのに
どうして 合格したのだろう
まったく面接用の答えとか
考えるわけもなく
まっすぐにその頃から生きていた
その 人知れた根性?と自信が
今の彼女を支えているのであろう
中尾は12歳の頃初めて夢を持つ
12歳にして南校の存在を知り
デザイナーになることだけを夢見ていた
中学校入学当初から希望校は一つ
南校の服飾デザイン科
どうして周りのみんなは3年の夏になっても受験校を悩んでいるのか
不思議でしかたがなかった
成績は優秀
学年トップに立ったこともある
委員会も積極的に参加していた
授業も発言をよくしていた
しかし学校はよく休んでいた
体がもとからよくないのと
思春期だからか しょっちゅう精神的に病んでいた
成積優秀なのに見た目は派手
ミニスカートに手製のかぼちゃパンツをはき
苺のソックスに 苺のリボン
羽の生えたリュックで登校
髪型は毎日違う・・・
南校じゃなきゃ意味がないと考えていた
だから私立は受けなかった
滑り止めって・・・
人生の滑り止めってなんなんだ!と
熱い感じだった
合格のため
一年からテストの成積はよくした
推薦受験時は長い髪を切り まじめにした
面接マニュアルを暗記した
自信がありすぎて
面接本番の待合でうたた寝していた
合格を聞いてから
みんなが一般受験の頃
のんびり寝ていた
この二人のかけ離れた中学校生活は
一言では語れない
共通点は唯一つ
夢はデザイナー
当時はまだ幼く
知らないことだらけ
あれから ものすごいスピードで
ここまできた
思った以上に
はやい
やり残したことが
もしかしたらあるかもしれない
しかし 後悔はない
悔いはない
いつ死んでも別にいいと
その頃から想っていた
死ぬには 遅すぎる
今から 約10年前の話をしたいと思う
そのころの向井と中尾は中学校時代・・・
向井は弟を保育園に迎えに行くのが習慣だった
朝と晩はご飯を作り
弟の面倒を始終みていた
転校をした
なれない学校生活はなんら興味がなく
そっけないものだった
目立ったこともなく
味気ない感じだった
その頃から 日頃の疲れがたまりやすくなっていたのか
興味がないからか
学校を休む日は多かった
もちろん テストでいい点が取れるわけではなかった
のんびり屋のためか
受験勉強もマイペースで実施
当時 県立ではかなりの倍率だった南高校を志望したときは
家族 先生 友人
誰もが合格は無理だと思ったに違いない
しかし 当時から デッサンを書き
デザイナーを夢見る向井にとっては
他の道は考えてなかった
もちろん落ちたときなんて想定していない
受験生の頃も 今も なんら変わってなさそうだ
推薦でくしくも落ち
一般に望む
本人曰く
筆記テストは最悪だったそうだ
おそらく決め手となったのは面接・・・
しかし 趣味は? と聞かれたことに対し
自信を持って
-温泉です-
と まったく服飾と関係ない発言をしたのに
どうして 合格したのだろう
まったく面接用の答えとか
考えるわけもなく
まっすぐにその頃から生きていた
その 人知れた根性?と自信が
今の彼女を支えているのであろう
中尾は12歳の頃初めて夢を持つ
12歳にして南校の存在を知り
デザイナーになることだけを夢見ていた
中学校入学当初から希望校は一つ
南校の服飾デザイン科
どうして周りのみんなは3年の夏になっても受験校を悩んでいるのか
不思議でしかたがなかった
成績は優秀
学年トップに立ったこともある
委員会も積極的に参加していた
授業も発言をよくしていた
しかし学校はよく休んでいた
体がもとからよくないのと
思春期だからか しょっちゅう精神的に病んでいた
成積優秀なのに見た目は派手
ミニスカートに手製のかぼちゃパンツをはき
苺のソックスに 苺のリボン
羽の生えたリュックで登校
髪型は毎日違う・・・
南校じゃなきゃ意味がないと考えていた
だから私立は受けなかった
滑り止めって・・・
人生の滑り止めってなんなんだ!と
熱い感じだった
合格のため
一年からテストの成積はよくした
推薦受験時は長い髪を切り まじめにした
面接マニュアルを暗記した
自信がありすぎて
面接本番の待合でうたた寝していた
合格を聞いてから
みんなが一般受験の頃
のんびり寝ていた
この二人のかけ離れた中学校生活は
一言では語れない
共通点は唯一つ
夢はデザイナー