Eclipse 3.3

待ちに待ったEclipse3.3がリリースされました。
http://www.eclipse.org/downloads/

今回は用途ごとに最適化したパッケージが用意されています。
C/C++パッケージ版は不要なプラグインを除いている分、軽くなってます。
従来のEclipseは「Eclipse Classic」が相当します。

■何はともあれ、日本語化
↓からpleiades_1.2.0.zipダウンロード。
http://mergedoc.sourceforge.jp/

ダウンロードしたら、いつものとおり解凍してeclipseフォルダへ。
その後、eclipseフォルダ直下にある「eclipse.ini」ファイルに以下の行を追加します。
最後の行に追加したほうがいいです。定義位置を間違えると有効になりません。
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

■進化したCDT
C/C++開発用のプラグインであるCDTが4.0にバージョンアップしました。
http://europa-mirror1.eclipse.org/tools/cdt/releases/europa/

このプラグインはソースコードを解析して、関数やメンバ変数、インクルードファイル等の解析を行うのですが、Eclipse3.2版ではフル検索モードにすると猛烈な勢いでCPUを消費していました。
今回は、解析速度と精度が体感でわかるほどアップしています。

また、無効になっているプリプロセッサ定義（#ifdefとか）の区間を灰色で塗りつぶしておいてくれたり、と細かいところに手が行き届いています。
他にもマウスオーバーでカーソルにある位置の関数の詳細を、ツールチップ表示してくれたり、インクルードの階層構造が表示できたり等々。

■差分チェックの色分けが見やすくなった
従来のEclipseは差分のある行ごとにしか色分けがされませんでしたが、
今回、差分のある行の中で、さらにどの位置に差分があるのかということまで、色分けされて表示されるようになりました。

これによって、行の中にスペースが紛れ込んでいる等の細かい点もわかりやすくなりました。
WinMergeの差分表示に近づいた感じです。
＃それでも、まだWinMergeのほうが機能的には上です

■1年間で1000万行
世界19カ国、320人ぐらいのメンバーで、昨年6月の3.2版から1年間で1000行増えたらしい。コメント行を込みだとしても、相当な量になります。Eclipse開発部隊恐るべし。

■その他のプラグイン
他にもいろいろとよさげなプラグインがあります。
なかでも、BPMNのモデリングプラグインは期待大。

気が向いたら、Eclipe + AjaxとかEclipse + SVN + Mylyn + Tracとかのレポートでもしようかと。