手作り+読書+α

→読書には漫画を大いに含みます!!

私立時計ケ丘高校タイムトラベル部

2013年07月28日 22時24分42秒 | 
小谷太郎・著 小説風の物理入門書

今野世界は玄野星という美人の先輩に勧誘され、タイムトラベル部に入部する。
部長の土岐奇人・幼なじみの三田未来と共に、タイムトラベルの実現を目指して勉強していくという筋書き。

軽快な会話の中に織り込まれる物理用語や定義は、それと分かるように太字や網掛けになっていて、更に図入りのコラムも挟まっています。
この前読んでいたホーキング親子の宇宙入門と同じタイプだと思っていたら、ホーキング博士のことも出てきました。タイムトラベルは無理だと証明なさったそうで。
宇宙の話同様、壮大なスケールの話がポンポン出てきます。
ファンタジーも真っ青な説ばかりなのですが、世界中の博士達が真剣に計算した結果なのだと思うと…なんとも複雑です。
そもそも無限て意味分からなくなってきましたよ。

タイムトラベルに関しては、私も高校の頃考えまして、無理と結論付けました。
もちろん物理的根拠はなく、歴史上タイムスリップしてきた人はいないから、という理由からです。
(未来人がその技術で例えばモアイを並べたという意見より、宇宙人の方がまだマシだと思う)
この理由、ホーキング博士もトドメの結論に採用してました。コーコーセーの浅知恵ってわけでもないですね(笑)♪

しかしこの本を読んで、過去へは行けないけど未来は行けるのかも、と感じました。
単に各自の時間の問題なのですが。未来の自分や今生まれてない子孫には会えませんが。
長期宇宙旅行をすると浦島太郎になるという話が載っていましたが、その辺は宇宙が舞台のマンガなんかでよく見ますね。(過去流行ったようです)

ドラえもんを筆頭にタイムトラベルは色んなところで見かけますが、深く考えない方が良さそうですね。


タイムスクープハンター最終回!?

2013年07月27日 09時33分31秒 | 日記
NHK総合でやっている、タイムトラベル歴史潜入レポートとでも言いましょうか。
よくできていて面白いのですが、テレビ欄では今日が[終]となっていました。今シーズンが終わるということかな??

要潤扮する沢嶋が、過去にタイムワープをして当時の人々の様子をリポートします。
時代劇のようにきらきらしい衣装や道具ではなく、本物感たっぷりです。
『平清盛』がリアル感を出すためにちょっと画面が汚ないとか批判をされてましたが(そして反面、一部には大好評という)、それどころではありません。
大奥の話のときなど、この女性(下の階級の人でしたが)はお化け屋敷から来たのか!?という風貌でした。
しかし実際はそんな感じだったのでしょう。実際にあった過去なのだということが実感できます。
しゃべり方も凝っていて、聞き取れないので字幕が出たりします。すごい!

中学生の歴史授業なんか、これを観てればいいんじゃないかと思うくらいです。

夜11:30~と遅めなので、たまにしか観てなかったのですが、いつの間にやら映画化してました。
8月末公開、安土城だそうです。
これは見に行かなくちゃ!

余談ですが、先日友人に「ベイダー卿とムスカ君と織田信長は永遠のダークヒーローだよね」とふったところ、信長公は却下されました(-_-;)
どちらかと言うとムスカ君の方が格が足りなくて却下かと…

(。_。)φ
ムスカ…『天空の城ラピュタ』の悪役。「人がゴミのようだ…!」と「目がっ…目がぁっ…!」のセリフは有名。

奈良 寺あそび、仏像ばなし

2013年07月20日 14時39分29秒 | 
文・写真 吉田さらさ

筆者の肩書きはテラダビスト(寺旅研究家)だそうです。
表紙はB級の臭いがしますが、ちゃんと仏様の違いや歴史も入っているし、軽い語り口のエッセイで読みやすいしと、満足の一冊でした。

旅行は準備段階が一番楽しいと言いますが、最近は暇になると奈良に想いを馳せています。
ライトアップされる東大寺や興福寺が良い!と書いてあるので、これはゼヒ行かねば。
魅力的な仏像がたくさん載っていて、どれもこれも会いに行きたくなります。
そして思ったのは、仏像も本当に好みが分かれるのだな、ということ。
吉田さんは中宮寺の観音様がお気に入りだそうですが、私はあまり感動しなかったな~とか。
有名な阿修羅像に関しては微妙に(ビミョーではない)思うところがあるという点は同じだな、とか。
ますます楽しみになってきました♪

あとは万城目学さんの『鹿男あおによし』も読み返そうかな。

町でうわさの天狗の子11巻

2013年07月17日 09時02分08秒 | 
岩本ナオさんのマンガ。

天狗と人間のハーフである秋姫は、大きすぎる力を持て余している。
力を持ちすぎると悪い天狗になり、天狗道なる地獄的なところに堕とされてしまうらしい。
そうならない道を模索中、修学旅行先の奈良で、鬼の末裔とのイザコザが発生する。

10巻までは、表紙が高校などの和やかな風景だったのに、新刊は嵐を予感させる灰色。
物語はクライマックスにさしかかっています(>_<)
終わってしまうかと思うと寂しいけど、早く先が読みたいです!

作中、修学旅行でタケル君が奈良の仏像に心酔していて、その気持ち分かる!と言いたくなります。
仏像を観るなら奈良ですね!建物と庭なら京都ですが。
東大寺の金剛力士像は素晴らしいです。あんなに大きくてバランスの難しそうなポーズなのに、あんなに美しいなんて!動きだしそうですし。
阿修羅像で有名な興福寺の宝物館もイイです。小さな建物にぎゅっと濃縮☆
写真で一目惚れした五重の塔を目当てに行った室生寺では、塔より仏像に感動しました。このひと綺麗…とうっとりしていたら、国宝でした。
また、平城遷都の年に行ったので、十二神将が全員揃っていました。普段はかわるがわる出稼ぎに行ってらっしゃるそうです。
秋に奈良に行く予定なので、何を観ようか今から楽しみです♪

儚い羊たちの祝宴

2013年07月16日 10時24分43秒 | 
米澤穂信・著  

表題作含む5つの短編からなる作品。
ハイソサイエティな大学の読書サークル「バベルの会」が共通して出て来ます。
耽美な感じのミステリー。ほんのりホラー?
ひとつのお話を読み終えるたび、満足と怖さの入り混じった溜息が出ます。

文章もきれいだし、他の本も読んでみようとプロフィールを見ると、
『氷菓』でデビュー。←本屋でマンガを見かけたことが。アニメもあるらしい。
『春期限定いちごタルト事件』←かわいらしいタイトルだな。ライトな感じのミステリーでしょうか?
『インシテミル』←と思ったら、これも書いてたんですか!映画が面白そうと思ったけどグロそうだったので観ていない。
等々、幅広ミステリ作家さんのようです。
うーん、いちごタルトにしとこうかな。


南国トムソーヤ2

2013年07月13日 10時09分04秒 | 
やっと2が出ました!1年ぶりくらい??
「うめ」さんのマンガです。

美ら海留学生チハルは島の伝統踊りも無事やり遂げ、島の暮らしに慣れてきた。
しかしリゾート開発を進めようとする女社長に見つかり、今後どうなるやら、というところ。
仲良くなった(というか、懐いた)リンドウと、カミサマの声が聞こえる(らしい)ナミとは、どうも千年前からの繋がりらしい。
…この辺は『八雲立つ』を思い起こさせます。
2巻以上に3巻が待ち遠しいお話しです!


( ..)φ
『八雲立つ』  樹なつみさんのマンガ。古代に縁があった七地君と闇己君は、現代で巡り合う。出雲を中心に神意やら人の思惑やらが絡み合う、やや悲劇的な話。…ではあるけど面白い。友人に昔借りたきりなので、久々に読み返したくなりました。古事記・日本書紀好きにもおススメ。

ブレイクスルー・トライアル

2013年07月12日 14時38分43秒 | 
伊園旬(イゾノジュン)著  第5回このミステリーがすごい!大賞

セキュリティ会社で働く門脇は、十数年ぶりに再会した大学時代の親友・丹羽と、懸賞金一億の「ブレイクスルー・トライアル」に参加することに決めた。
門脇の会社の親会社が主催で、難攻不落の研究所に侵入し、24時間以内にマーカーを盗って出て来るというイベントである。
2人ともそれぞれワケありの過去を持つが、これに参加することで新しい人生を獲得しようとする。
そして当日、宝石泥棒やら技術泥棒(ある意味公認)やら、研究所は三つ巴以上の混戦となり…?

『オーシャンズ11』や『ミニミニ大作戦』のように、チームがコミカルに窃盗をはたらくというのが面白いです。
他の参加チームや研究所の管理人も個性的で面白いですし。
ビジュアル的に派手なので、ぜひ映像化して頂きたい。
文章は長すぎず、サクサク読めてGOOD!
ただ登場人物が多くて、重要ではない人まで目立つのがちょっとマイナスです。
推理小説なら、チョイ役でも真犯人かもしれないと匂わせなくてはなりませんが。
このあと何かある!?と期待してたのに尻つぼまりな人が数名、残念でした。
ストーリーとは直接関係ないけど含蓄に富む挿話がうまく入っているのも良かったです。
この本、2も出ているようなので、読んでみたいです♪

( ..)φ
『オーシャンズ11』 ジョージ・クルーニー扮するオーシャンが仲間と共に愉快な泥棒をするシリーズ。12と13もある(メンバーが増える)。ブラッド・ピットやマット・デイモン等、豪華共演陣も魅力のひとつ。ブルース・ウィルスが本人役でちょこっと出てたりするのも楽しいです。
『ミニミニ大作戦』 かわいらしいタイトルだが、お子様向けではない。ミニ・クーパーを使う窃盗作戦なのでミニミニ。こちらは「愉快」とまでいかないが、面白かったです。

パンケーキ

2013年07月08日 11時33分26秒 | グルメ
バレエを観にいったときに寄った下北沢の「ハウメックスカフェ」というお店の「ハウピアソース」



マカダミアナッツのソースで、かなり甘いです。ココナツ味にも似ています。
パンケーキにはバナナが入っていて、薄めのが2枚。(注文時に減らせるようです)

おいしいのですが、半分で十分です。甘すぎる…(T_T)

他にもベリーと生クリームとか、バナナとキャラメルソースとかあって、おいしそうでした。
カウンターに座ると、焼いている様子がほんのり見えます。
ランチは他にカレー等があり、夜はメキシカン(?)な料理もあるみたいです。