手作り+読書+α

→読書には漫画を大いに含みます!!

サンタ帽

2015年10月29日 19時39分22秒 | 手作り
ハロウィンが終わってないのにディズニーはクリスマスのCMしてますね…。
先取り大事なのはモチロン分かっておりますが。特に商売事は。

というわけで、サンタの帽子を作りました。

友人の赤ちゃんに。
意外なことに、姫には作ってなかったので、初です。
エンジに近い赤のフリースで、縁も白のフリース、白のポンポン付きとなっています。
フリースは布端の処理が不要なのでひじょーに楽に縫えます。
サイズはテキトー(頭回り45センチくらい)なので、ちゃんと合うか心配ではあります。


ジェラトーニにモデルをしてもらいました。
さすがに大きいかな?
カフェ店員がクリスマス時期でサンタ帽支給、というシチュエーションでしょうか。
なかなかお似合いです♪


冥土あり

2015年10月16日 22時18分19秒 | 
長野まゆみ・著

「東京生まれ東京育ち」の父が亡くなってから、意外な真実が眠っていたことに気付いた、という主旨のお話。

エッセイみたいですが、小説です。
しかしミステリーではなく、特に事件も起こりません。
隠されていた真実が暴かれてお家騒動に…というわけでもありません。

亡くなった父をはじまりとして、大正・昭和とつながってきた時代の様々なことを思い起こす、という感じでしょうか。
事実とヨタ話を織り混ぜて、巧みに読者を翻弄しています。
太平洋戦争のエピソード等はっとさせられるものから、それどこまで本当なの?と言いたくなるような話(そこがいいのですが)まで、行きつ戻りつします。
語り手の「わたし」にはタヌキな双子の従弟がいるのですが、この本自体がその双子の語りのようです。

複雑な血縁関係を巧みに書き分けていたり、色んな時代や立場の人の内面を多角的に捉えたりと、さすが長野さんという感じです。
最後は正直「え、そこで終わり?」とも思いましたが。
オチを求める方にはちょっとお勧めしません。
日本文学の良いところは、全てをはっきり書いてしまわない「曖昧さ」にあるそうです。(と、先日NHKの番組で言ってました。確かに、と納得)


それから、戦争に関して改めて色々考えさせられました。

「父」は疎開して広島にいて、偶然にも原爆の直撃を逃れました。
そのあたりの記憶を思い返そうとすると真っ白なのだと「父」は言います。
記憶をぼかさないと生きられないほどの衝撃だったのだと「わたし」は推測します。
そして広島に限らず、苛烈な戦中体験をした人々は、ほとんどが多くを語りたがらない、とあります。

ひどい体験談を喜んで聴きたくはないですが、「歴史の教科書に載ってる話」ではなく、「知っている誰か(初対面でも目の前の人だったり記事だったり)の話」としてでなければ、なかなか実感が湧かないものです。
そうして実感から遠去かっていくうちに、「戦争が恐いってことは分かってるけど、仕方ないよね」とか言う時代になっていってしまうのでしょうか。
あの、真っ暗で真っ白な時代を生きた方々に顔向けできないようなことはしたくないものです。

…などと、先述のNHKの影響(ドナルド・キーンさんの特集。『細雪』が戦中に書かれたのだと初めて知りました)もあって、つらつらと考えたりしました。
とはいえ、暗い気分になる小説というわけではありませんので。
昭和の暮らしにナルホド!と思ったり、それは分かる分かる!と思ったりして楽しいところも多々ありました。

念願の手袋

2015年10月13日 10時44分01秒 | 手作り


過去、何度かチャレンジしては敗退していた手袋ですが、ついに完成しました☆
劇団四季版ベルのドレスに合わせた山吹色のオーガンジーです。
指の側面にマチを付けてあります。
もともとミシンでは縫いにくい生地なのに、小さなマチでは尚更です。
というわけで、ちくちく手縫いです。
夜中に作っていたので、「かーさんがよなべーをしてー てぶくーろ編んでくれたー♪」
が頭の中でぐるぐるしつつ。
半返し縫いでせっせと縫って、端はほつれ止め液を縫ってあります。
雑に扱わなければそこそこ保ちそうな仕上がりです。

姫は大満足。(本当はもっと薄い黄色がよかった、とは言ってましたが。そして母にたしなめられてました)
市販の大人手袋が合うようになるまでは手縫いですかね。

ハロウィン2015ディズニーシー仕様

2015年10月05日 10時27分30秒 | 手作り


姫達ご一行がディズニーシーに行くと言うので、急遽作りました。
ダッフィーとシェリーメイが着ているのが、ミッキーとミニーの衣装です。
いろんな方がアップしている写真から詳細を探しまして。
我ながらけっこうな再現率だと思います。

ダッフィーは海賊の装いですね。派手だからジャック・スパロウよりもフック船長っぽいです。
メイちゃんは情熱的な赤いドレスで、カリブの海賊っぽいでしょうか。
突貫工事でせっせと2人の衣装を作って、気づくとジェラトーニの分がない!
出発前夜に急いで紫のタイのようなものを作りました。
シーの今年のハロウィンはヴィランズ(悪役)が主役ということで、姫の好きなアースラ(『リトル・マーメイド』の悪役/劇団四季のミュージカルでファンになった)的衣装のダンサーがいるようなので、それをイメージ。
筒に縫って、スパンコールをボンドで貼っただけ、という簡単なつくりです。
しかし結局、ジェラ君はお留守番だったため、姫の母親がネクタイにしてたそうです。
(その後、姫はこれをジェラ君のまわしにしてました…)
姫は劇団四季版ベルのドレスを着て行き、キャストの皆さんに「ごきげんよう、プリンセス」と言われる度に不機嫌ヅラしてたそうです。
恥ずかしいから名前で呼んでほしいらしいのですが…恥ずかしいのにドレスは着たいって意味不明です。

色々と写真を撮ってきてもらいました。
ダッフィーのリボンが高確率でグチャっとしてるのはご愛嬌。