*「2001年宇宙の旅」補足*
以上、私の比喩的説では、
幽体を作る気のもやの安定度(=モノリス) が、高いほど知能や心が発達する
その原理で、人類は類人猿から進化して未来の人間になった
そこへイブ=ミロクが (天から派遣されて来て、) 月から地球へ移動して生まれ、サタンと結ぶイシヤの誤謬を正した
それから彼女は更に心(=幽体) が整って、神の分けみたまが丹田に宿り、劇的な変化を遂げた
最後に彼女は天界にいた時の少年の幽体の姿に戻り、今も地球を見守っているーー
ということですね
もちろん、作者と監督の意図はそんな事ではなく、
太古の昔に謎の宇宙生命体が地球の生き物を進化させようと、モノリスを送り込んだ
それに触れたお陰で類人猿は人類に進化し、未来に月に調査隊を送るまでになった
それを知った月のモノリスが、木星のモノリスに連絡をとった
コンピューターに象徴される、機械文明の欠点を乗り越えた船長が木星に到達すると、待ちかまえていた宇宙生命体は彼をワープさせ異空間に連れていった
そこで彼は更に進化させられ、肉体を放棄して精神体のみとなり、スター・チャイルドとして、宇宙に浮かぶことになる……
宇宙には見えない生命体達がおり、彼もまた、一足早くその仲間となったのだ……
大体、こんな感じですかね
ところで、この映画の監督は、当時美術担当を手塚治虫に依頼しましたが、彼は多忙過ぎて断らざるを得なかった
その頃、手塚氏は「火の鳥」などを執筆していたと思いますが、そこに「コスモゾーン」というオリジナルの考え方が出てくる
難しいのですが、「コスモゾーン」とは、生命の根源、宇宙生命の集合体のようなものでしょうか
宇宙には見えない生命が飛び交っていて、それが時に有機体と結び付くと、地球で命として生まれるのではないかーーというのが、どうやら手塚氏の考え方だったようです
その大元になる宇宙生命の集合体は、非常に大きく、時に地球の分身のようでもある
それを形として表したのが一羽の火の鳥です
火の鳥は女性のような人格ですが、その中には多くの宇宙生命(=霊?魂?幽体?) が溶け込んでおり、さらには生きている人間の魂を取り込んで同化させることもできるらしい
そして火の鳥の血を飲むと永遠に生きられるとされ、人間は追うが、火の鳥の方は何とかして地球の生命が幸せな方向へ向かってほしいと願う
しかし、常に人間が戦乱を起こしたり、地球を破壊したり再生を繰り返す……
そのようなマンガでしょうか…
私は、この「火の鳥」=「見えない宇宙生命達が溶け込む巨大な根源」は、イブ=ミロクの幽体と似ていると思います…
なぜなら、彼女の本来の姿は無形の巨大な愛の気のもやであり、愛は生命を生み出す元ですから、エデンの園の伝説では、イブは「生命の樹」で象徴的に表されます
そして、薄く拡大して宇宙と同じほどの大きさにもなれます…
(「知恵の木」の方は、無形の智恵の気のもやでできた、アダムを表している)
…そして、彼女の中にはミロクの幽体も溶け込んでいますが、神様が昔より彼女の中から沢山の小さな分けみたまを取り出しては、地上に転生させており、
彼らは地上での特別な役目を終えると、また天にいるイブ=ミロクの大きな幽体の中に戻る者もいたのです…
これはまさに、手塚氏の考える、宇宙生命達の溶け込む所、大きな火の鳥に似ているのではないでしょうか……
勿論、全ての生まれていく魂は、私の考えでは天界の天国に待機しています
ただ、イブはあまりに巨大で濃い幽体なので、神様が、必要に応じて彼女の小さな分けみたま達を取り出し、お使いの人間として幾つも地上に送り込み、また死んだら収容することができる、という意味です…
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