**アロマセラピストなちゅらの日記***小さなことからこつこつと

一日一日をていねいに生きよう。
アロマ、にゃんこ、自分らしく生きていくこと。

産院トリートメント

2009年10月16日 | 日々徒然
昨日は産院でのトリートメントでした

産院でお仕事させていただくようになって
早や半年。


待ちに待った赤ちゃんを出産して
ハッピーオーラ全開のママさんばかりかと思いきや

実は意外とそういう方は少ないのだなあ
と実感しています


みなさん、出産という大仕事のあと
1日だけゆっくりできるようですが
そのあとは授乳指導が始まり
3時間おきの授乳。

こちらの病院では
母乳指導にとても力を入れているようで

「おっぱい出なくて困ります」
と悩んでいるママにまだお会いしていません。

でも、まだ吸う力がない赤ちゃんは
おっぱい出せばぐびぐび飲めるわけではなく
いざ口に持っていっても眠気が強い子は
うつらうつらして飲んでくれず

時間かけて飲んだとしても20ミリ程度だそうで
あっという間にすぐ次の三時間後が来てしまうそうです。


なので時間やいろいろなスケジュールに追われているママたちは
寝不足、
そして慣れない授乳の姿勢に
首、肩、背中、腕もばりばりに張っていて

足のむくみのひどい人は
『人間の足ってこんなに太くなれるの!?』
というくらいゾウさんのような足になっている人も



また、産後に
黄疸や未熟児で
保育器に入っている赤ちゃんがいることはよく聞きますが
感染症にかかる子が多いことに驚いています。

感染症の原因はいろいろあるようですが
お母さんの産道を通るときに感染したり
おなかのなかでかかっている場合もあったりするそうですが
生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が特に低いので
ちょっとしたことでかかりやすいようです


母子同室なので
産まれたらずっとそばにいられると思っていたママさんは
保育器に入ると自分でおっぱいもあげられなかったり
触ることもできなかったりする場合もあるので
そうとう精神的にまいってしまい
不安な入院生活を送っているママさんも少なくありません。


たいてい1週間ぐらいの入院中でよくなって
母子ともに元気に退院される方が多いそうですが
退院が決まるまでは不安が伴います・・・。


そんな感じのなかで
アロマを受けにいらっしゃるので

みなさん、きらきらしている
というよりは

どんより落ち込んでいたり
へろへろに疲れていらっしゃる状態の方がほとんど


また、別の階では
切迫早産や切迫流産の危険性がある方が
入院されていて
常に安静の状態を、と指示されています。

無事に出産を終えたら
ご褒美にぜったいアロマを受ける!

と心待ちにされている方が多いとのこと。



ああ、出産て大変なんだなあ
としみじみ感じています。



いい香りがするアロマルームに入った途端に

はあ~~~っ

と大きなためいきをつくママさんたち。



そしてアロマトリートメントの後の
お顔のにこやかなこと

「気持ちよかったですーーー!」

とうれしい感想をいたただけて。


うふふ。
心のなかで 
小さくガッツポーズ


わたしの至福の瞬間です