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夏休み木工教室 特別ブログ (奈良県山添村フォレストパーク神野山木工館)

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2025年夏休み終了まで このブログは動かします

「60センチ以内の木工作品」について(2025)

2025-07-09 | アドバイス

木工館には よく 

「夏休みの宿題に木工工作が出ているので 作りに行きたいです」

という お問い合わせがあります。

『どういうものを作ろうと思いますか?』

っとお聞きすると 

「1辺60センチ以内であればなんでもいいのですが....」

正直そのお返事は・・・・・

まず 1辺60センチの作品がどんな大きさなのか 段ボールなどでいいので確認しましょうね

めっちゃ デカイっす!!

ってことは 「60センチ以内であれば なんでもいい」

っという答えは こたえじゃなくなっちゃうんです😢


この1辺 60センチ以内 という指定がある
木工工作は

「全国児童・生徒木工工作コンクール」というものに
小学校さんが参加されているから出ている宿題です。

※ 2017年から 75センチから 60センチに 変更されています

 

 

さあ いろいろイベント情報チェックしてみてください
夏休み中は あっちで 木工教室
こっちで木工教室 開催されていませんか?

近くの公民館 近くの工務店さん などなどでは たまに無料だったりするイベントも😊

なにをさせていいのかわからない というのは 正直なお気持ちでしょう

木工館でも キット工作の準備はしています ので

日が近づいて または 夏休みの終わりごろにこちらのページをお読みの場合は

まずは キットで工作をする もありだと思いますよ


ただ もし!

お子さんが工作好きである場合!!
やはり その 好き な部分を 伸ばしてあげることはしてあげた方がいいかなと

夏休みの宿題は それができるチャンスでもあるかなと思います。

決まりきった物を 選んで作って 作ってから 何入れようかな 何飾ろうかな
を考えていたのでは なかなか 想像力 創造力は養えないかなと…

ゼロからのモノづくり 親子で ワチャワチャできるのは 今だからこそだと思います
そして その経験が 創造力を養うんだと思います。

そして そのスタートは 小さければ小さいほど 多少の失敗経験もできるからこそいいかなと思います。

幼少期から 年に一度頑張ってくれたお友達が
大きくなり あいさつにいらして下さることも 20数年こんな仕事をしておりますとちょこちょこありまして…
建築系に進みました
中学の技術の授業は楽でした
大学AO入試の時のプレゼンに 毎夏の作りたいものを交渉するときのやり取りがとても役に立ちました
とかとか うれしい話をしてくださる方も…(*^^*)

めんどくさい宿題かもしれませんが
工作好きなお子さまには 将来のために 
考えるコト を体験させてあげられる貴重な機会かなと思います。

さて 

60センチ以内という規定がある
「全国児童・生徒木工工作コンクール」
を主宰されている
日本木青連公式サイト 
2025年度の50回木工工作コンクールの応募要項などは
 コチラ

審査のポイントがかかれていますので
こちらにコピーをします

●審査のポイント
今年度のコンクールのテーマは 『K.U.F.U.~木のチカラを君がカタチに~』です。
木材を使用したモノ作りを通じて、独自のアイデアや想いを設計し、自分なりの方法で行動
し、試行錯誤を繰り返しながら創意工夫を凝らした作品を制作していただくことを目的として
います。
また、今回は作品そのものだけでなく、制作過程での創意工夫のポイント、選んだ木材や樹種
の背景やストーリーもプロセスシートや動画にてアピールしていただきたいと考えておりま
す。無限のアイデアを実際にどういった過程でどのような木材を使って表現したかを審査会で
は評価して参ります。
本コンクールを通して木材活用の輪が広がり、人と人・様々な想いがつながることを期待し
ています。
【評価基準】
各学年に応じた技能や発想に留意し、下記の各項に基づき評価を致します。
(各 10 点、合計 50 点満点)
1.アイデアに独創性があるか
2.工作技術が優れているか
3.木や自然素材の良さが適材の部位で表現されているか
4.デザインが優れているか
5.熱意や想いが伝わるか
●注意点
近年、グルーガンやホットメルト等の接着剤の使用による作品の破損が多発しております。
輸送中や展示中などいかなる場合も作品の修復は出来かねますので、十分ご留意の上、作品の
制作をお願いいたします。
キャラクターを模したデザインなど著作権侵害にあたる作品は応募できませんのでご注意く
ださい。


お気づきになりましたか?

決して

「必ず子ども一人で作りなさい」ではない のです。

それよりも 「独創性」 が重要なのです


そして 今年は ストーリーや プロセスも重視するそうですよ!!!


なぜ?


当然です。


小刀一つ持って学校に行けないのですよ!

どれだけの学校で木工工作を授業でしているのですか?


授業で習っていない子供たちに 

「ほれ! あんたの宿題だよ! 一人でやりな!」

って 無理じゃないですか?





★作る過程にいろんな人がかかわってもいいんです!!

木工館では 子供が書いた絵を 私が電動糸鋸盤で切り抜くことが多いです。
(混雑時は 少量に限りますが(笑))
子供たちには伝えます

「自分で絵を描いて 電動糸鋸盤で 切り抜いてもらいました」 と 言うように
なぜなのか 糸鋸を習わない学校も多いようです
電動糸鋸盤を 使いこなせなくても 生きていけるのです
だって.... ほとんどの保護者さんがお手上げになるぐらいなんだから 
使いこなさず生きていらっしゃるという事でしょ❔




木工館でよくある光景.. 

父と子 恐らく普段はお仕事でなかなか遊んであげられないであろうパパが 
息子の 娘の宿題の為に 1日あけてあげて 木工館で 四苦八苦

「おーい ここ どうしたいねん!」
『こんなんがいー』
「ってめっちゃムズイやんけ!」
『え~ アハハ ガンバッテ

と 汗水たらして頑張るパパの横で ニコニコの子どもさんの光景をよく見ます。


一応 表向きは 「おーーい 誰の宿題だ~?」っては言いますけどね

これでも いいんだと思いますよ!!!


おうちに道具がなく、そのためだけに買うのは 大変です。

私でも家ではできません

ちょっとした作業台 万力 これらがあるだけで 作業はしやすいですよ。






私も親となり 自分の父を亡くしたこともあってか...

ほほえましい 親子像を拝見させていただくと、    

ふと 父に手伝ってもらった夏休みの宿題の思い出がよみがえります。

(思い出の一つは → コチラ



そして 今 木工館で手伝っている子供たちにも 

夏休みの思い出の一つが

そのような思い出になってほしいなって思っています。

思い出の中に 木工館が 存在しなくてもいいんです。

「家族に 宿題を 手伝ってもらった思い出」 

それでいいと思います。



そして 彼ら彼女たちが 親となった時  

子供に向き合い 親子の時間を自ら作ろうと思うのではないかなと......


★ただ! もし お子さんが 工作が大好きで
 その能力を伸ばしてあげたい! と思われるのであれば

 木工館では
 「何を作る?」を考える事を重視しています。

 恐らく 彼ら 彼女達の将来を考えた場合

 「何を する(企画する)か を 考える 力」が 大切ですよね

 与えられたことばかりこなしているから 考える力が足りない社会人が多いのでしょうね
  (スイマセン ソレ ワタシ ナンデス


子どもたちの 突拍子もないアイデアに

そんなんどうやって作っていいのかわからない!! 

という親御さんが 木工館を頼ってきたらいいんです

もちろん たまに 私もお手上げ もありますが


ただし!!! 夏休みの土日 お盆シーズンに 
当日 その場での相談したうえで 半日で終わらせることは ちょっと難しいです
大きな材料は当館はありません。
子供たちからの図面を元に 材料を準備しています
基本 2週間前までに 絵を送ってくださいm(__)m
少なくとも 当日では対応できません。

オリジナルの作品を その場で しかも半日で仕上げよう というのは
少々 虫が良すぎます(イッチャッタ

 


★木工工作展に学校の代表として選んでもらいたいと思っているお友達へ

正直な話 このコンクールの趣旨まで学校の先生が知らないことが多いです。
ましてや コンクールの今年のテーマまで (^^;

っということは
担任の先生 学年の先生方 教頭先生 校長先生の主観になるわけです。

では まずは 作品だけ 
「はい!」って持って行っただけで 先生ちゃんと見てくれるかな

先生は当然 クラスのお友達の作品を均等に見ますよね
だって 先生にとっては クラス全員みんな同じだけ大切と思ってくれていますから。

そんな中
自分の作品に特に注目してもらうためにはどうしたらいいんでしょう…

やっぱり PR が必要だと思います。

そこで 私は 
「絵日記にして大変だったところなどなどを書く」
「作ってみての感想 等等を 作文にまとめてみる」
「写真と一言などなど 学んだこと 作業工程などを レポートにまとめてみる」
事を お勧めしています。

何を思い どう作って どういう失敗して 何を学びながら作ったのか
それが先生に伝われば 先生は 作品をじっくり見て 
それから判断してくださると思います。

先生に媚を売っているようで嫌だと感じるかもしれません。
でも どうでしょうか 

生産物直売所で 同じキュウリが並んでいます。
その中に PR文が掲示 袋に貼ってあるものがあったら
「毎日声をかけて 大事に育てた 自慢のキュウリです!」
「形は悪いけど みずみずしくておいしいですよ!!」
とかとかね 
ついつい 手に取ってしまいません?

これからの子供たちには PRする力も大切だと思うんですよね

だからね 
最後の仕上げを夏休みにしたらいいんでしょ?
レポートをまとめるのを 夏休みにしたらいいんでしょ?

夏休みになってから 夏休みの宿題をするから 
くそバカ暑い中で(失礼
親子でイライラしながら作らないといけないんでしょ?

出るとわかっていて 作ってみたいと思っているなら
夏休み前から始めたらよくないですか?

7月 8月は 暑いんです 
木工館でも 森林科学館でも クーラーはないので暑いのです。
これは どうにもなりません。
クーラー設置と クーラーの電気代をどなたか払ってくださるなら
お願いしたいのですが 今の私ではつけることはできません。


工作好きな方で 学びたいと思っている方は
いつ学んだっていいはずです

木工工作は 
夏休みを外しましょう 
夏休みの工作の宿題は 春から始めましょう

っと話をしているのです

春休み ゴールデンウィークに すでに 何人か宿題の形は出来上がっています。
おそらくクーラーの効いた部屋でレポートをまとめてくださっていると思います。




ってさーーー 

えらっそうに 書いてるでしょ~



自分の息子の宿題 



どうしたらいいね~ん!!!!!

なにするね~ん!!!

いつするね~ん!!



はい

私も 過去には 子供の宿題に 悩んだ親の 一人です








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