B班さんの読み聞かせのご報告です。
読まれた本はこちら
『ざっそう』作・絵:甲斐 信枝 出版社:福音館書店
『ふしぎなでまえ』作・絵:かがくい ひろし 出版社:講談社
大型絵本『おまえうまそうだな』作・絵:宮西 達也 出版社:ポプラ社
参加人数:1年生6名、3年生5名、4年生1名、合計12名
1冊目、「ざっそう」は身近な雑草たちが主役の1冊。
この絵本が発行されたのはなんと1976年!50年近くも前だなんてビックリしました。雑草にフォーカスした絵本の先駆け的存在ですね。
何気ない日常で見たことがある草花に「知ってる!」の声があがりました。
続いて、「ふしぎなでまえ」
そもそも”出前”にピンとこない子供たち。宅配ピザとか、デリバリーとか、ウーバーという言葉のほうが馴染みがあるようでした
読む前の大人とのこんなやりとりも子どもにとっては語彙を広げるきっかけになる大切なひとときだなと感じます
そして絵本の中で登場するのは”ものぐさ”なお芋さんたち。ものぐさという言葉を説明しなくても、なんとも怠惰な様子に意味がダイレクトに伝わってます。
お芋さんたちの様子やその後のビックリな展開に子供たちは楽しそうにお話を聞いていました。美味しそうな料理の絵がどーんと登場すると、給食を食べたばかりなのに「お腹空いてきちゃった!」とアピールする1年生もいて可愛かったです
3冊目は読み手がかわって大型絵本の「おまえうまそうだな」
迫力のあるティラノサウルスとタイトルの言葉に、荒々しい内容かと思いきや、とってもハートウォーミングなお話です。
主人公であるティラノサウルスが迷子の赤ん坊のアンキロサウルスに出会いました。そこで「おまえうまそうだな」と言うと、アンキロサウルスは、なんと「お前(自分は)、ウマソウ(名前)だな」と言われたと思い、自分の名前を知っている相手は親に違いない!という物凄い勘違いをして・・・というストーリーです。
戸惑いながらも拒絶せず受け入れていくティラノの優しさ、そして勘違いしたままティラノに憧れて慕っているアンキロサウルスのいじらしさが子供たちにも伝わってどんどん物語に引き込まれているのがわかりました。
数々の絵本を生み出している宮西さんの作品の中でも一番の有名作品ですが、意外にも真岡小の読み聞かせで読まれたのは初めて!(のはず。ブログの記録上にはありませんでした!)
子供たちにとって宮西さんの作品は2年生の国語の教科書の「ニャーゴ」がお馴染みこちらも勘違いした子ネズミに翻弄される猫のタマおじさんが登場するので、通ずるものを感じますね
シリーズ1作目である本作の後に20作ほど出ていて、昨年発行された「おまえうまそうだな さよならウマソウ」で完結したそうです。真岡小学校の図書室にもシリーズの本があるから読んでみてねのアナウンスに子供たちも意欲的に頷いていました。
今回は図書集会の後の読み聞かせ、たくさん来てくれるかな?と思いましたが、絶好の外遊び日和で元気に外へ遊びに行く子が多く、少人数でこじんまりした読み聞かせとなりました。それでも校内で「ボタン♪ボタン♪」と歌いながら歩いている子が居たという目撃証言や、校長先生が直々にお礼の言葉をかけてくださったりと図書集会の余韻は残っておりました
次回の読み聞かせは21日(木)となります。C班さん、よろしくお願いします。
さて、最後に図書室へプレゼントした「わたしのワンピースつくろ♪」をオマケでご紹介します。
こちらは「わたしのワンピース」のウサギさんのワンピース部分を切り取ってラミネートしただけの簡単な工作物です。遊び方はとっても簡単で、ワンピースが好きな模様になるようにかざすだけ!「あらっワンピースがみどりいろになった♪」というわけです。
今の時期なら紅葉した葉っぱ模様のワンピースにしたら素敵かも・・・
数か月に作って図書室に置いてもらっていましたがが、すっかり紹介を忘れて今になりました。また何か作ったときは、ご紹介していきたいと思います