ウィンストン・チャーチルはイギリスを代表する政治家であり元首相でもあります。
優れた政治家でもあるのですが、1953年にはノーベル文学賞を受賞しました。
そんなチャーチルのトレードマークといえば葉巻、ですが、この葉巻にはさまざまな噂があります。
彼が葉巻の味を覚えたのは、1895年にスペインのキューバ遠征に参加したときでした。
それ以来葉巻を離さず、生涯におよそ30万本もの葉巻を吸ったともいわれています
第二次世界大戦中、チャーチルはロンドンにあるダンヒルの倉庫に特別仕様の耐火金庫を設け、そこに葉巻を保管していました。
ダンヒルの倉庫が空爆の被害に遭ってしまうと、煙が上がる工場に出向いたチャーチルの側近は、何よりも先に金庫が無事かどうかを確認し、チャーチルに伝えたといいます。
さらに、葉巻をうまく利用して聴衆を引き込んだともいわれています。
葉巻好きの彼は、演説の最中も葉巻を手放しませんでした。
ところが、彼が手に持つ葉巻の灰が落ちそうでなかなか落ちないのです。
いつ落ちるか気になって目が離せなくなり、いつの間にか演説に引き込まれる……
この葉巻には細工がしてあり、灰が落ちないようになっていたのです
このテクニックは、演説がうまく、質の高い文章が書けるチャーチルだからこそできた技ですね