Windows10への無償アップデートが始まりましたが、メインマシンにいきなり適用するのはちょっと不安なので、引退したD430にインストールしてみました。細かい点は書きませんが、成功事例として、ご紹介します。
※キャプチャもとっていたのですが、誤って削除してしまったため今回はテキストのみで失礼します。
【PCスペック】
DELL Latitude D430(ノートPC)
CPU :Intel Core2Duo U7600 1.20GHz
メモリ:2GB
HDD :60GB 訂正:120GB
【事前準備】
D430はWindowsXP(又はVista)マシンなので、事前に少なくともWindows7化しておく必要があります。ライセンスを購入してインストールする訳ですが、メーカーからはWindows7用の各種ドライバは供給されていません。一部XP用のものがそのまま使えますので、Windows7のインストール後は以下のドライバをインストールして下さい。
【いよいよWindows10化】
準備ができると、Windows Update経由で必要なファイルがダウンロードされて、自動的にアップデートが始まります(作業開始は、自分のタイミングで実施可能です)。言われる通りに作業を進めていくと、特に困る事もなく、数回の再起動の後すんなりWindows10化が完了してしまいました(ちょっと拍子ぬけ(^_^;))。事前情報で「Office2003はアップデート時の互換性チェックではじかれるので、アンインストールしてからアップデートしないといけない」云々の記事をちらほら見かけましたが、何らひっかかる事はありませんでした。
なお、作業には数時間かかります(遅いPCなので)。半日以上時間がとれる時に実施した方が良いです。また、アップデート後も、ドライバの個別インストールは特に必要ありませんでした。
【使用感】
マシンスペックが低いので何とも言えませんが、一応普通に使えます。7の時とあまり変わらないかな? Office2003も、今の所特に支障なく動いています。マクロ(VBA)も大丈夫そうだし、おまけにIEを操作してWebから情報をとるVBA(単純なもの)も、そのまま動作しました。Microsoft Edgeブラウザは、IEのインタフェースをそのまま引き継いでいるのかな?
無線関係でいくと、CTESTWIN、ZLog、MMANAなども、とりあえず動いています。
【問題発生!?】
現在までに発生した問題として、
・USB-シリアル変換ケーブルのドライバでエラー発生(エラーコード10)
がありました。変換チップはProlificのPL2303。中国製のケーブルだったので、偽造ICの可能性大です。メーカーのホームページにも書いてありますね。
これについては、FDTI社製チップを搭載したケーブルに変更予定です。
Windows10化を検討されている方は、事前に各種ドライバの対応状況を確認しておいた方がよさそうです。
【問題発生(その2)】2015/09/04追記
電源OFF状態から起動した際に、既定の無線LANアクセスポイントへの接続ができない状況に気づきました。タスクトレイのアイコンから「問題のトラブルシューティング」を選び、リセットをかけると復活します。
不具合の出た時のLANカードは「intel WM3945ABG」。intelホームページを確認するとすでにサポート終了なので、Windows10対応のドライバが出る見込みはありません。
仕方がないので、手持ちの別のカードを挿して試してみます。
右の外してあるカードが「intel WM3945ABG」、交換したのが「Broadcom BCM94311MCG」(DELLの型番は DW1390)です。
OS自動認識のドライバで無事認識し、起動時から問題なく使用できるようになりました。やはりドライバ関係は不具合が出る場合がありますね。
新たに入手するなら、Winndows10対応でかつ11nが使用できるものの方が良いかと思うので、現在物色中です。うまくいったら、またレポートします。