【今日の俳句】:銀杏散る(秋)
銀杏散る来年度にはここに居ず
銀杏散る心の寿命感じおり
【今日の思込】:「Fラン大学」への私学補助金
「Fラン大学」とは、
偏差値の算出が不可能、もしくは偏差値 35 前後の
大学のことらしい。
この「Fラン大学」の暴走が止まらない…!
グレーな手段で補助金を受け取り、政治家と
ベッタリな大学も……
「学究」なんてそっちのけ、ビジネスに邁進………
今、私立大学でもモラルハザードが起きているらしい。
少子化が進む中、グレーな手段で学生を集めて
国から補助金をせしめる手口……
あるF大学では「日本語学校」と組んで
そこを卒業したばかりの外国人を多数
入学させている。
この学生の大半は出稼ぎのため来日しているので、
ほとんどは大学に通わず、学生ビザを使って
不法就労していると思われる。
学校側は、” 定員を埋めてくれるので
むしろありがたい存在です ” 等と宣う……
Fラン大学がこうまでして学生を確保しようと
する目的のひとつは、毎年、文部科学省から
各私大を運営する学校法人に交付される
「私立大学等経常費補助金(私学助成金)」を
少しでも多く受け取ることが目的。
定員を満たすように実質上の水増しを行い
助成金を多く受け取るという手口。
年間の総額が約3000億円にものぼるこの
助成金は、教職員の給与をはじめ大学運営に
欠かせない必要経費を支援する「一般補助」と、
特定の改革に取り組む大学に支払われる
「特別補助」に分けられている。
この「特別補助」は留学生の受け入れ体制の
整備や外国人教員の比率を上げるなど、
特定の項目を満たすと交付額が増える。
学生や留学生をかき集めれば、
多額の私学助成金を受け取れるという構造。
これらの助成金の申請を有利に進めるため、
文科省からの天下りも受け入れている。
(文科省とのパイプ作り…)
このままビジネス志向で経営される私大が
日本中で増え続ければ、文科利権とさらに強固に
結びつき、不必要な大学や新設学部にも税金が
注ぎ込まれてしまう事にもなりかねない。
慶應義塾の創設者である「福沢諭吉」は、
学問の独立が時の政権によってゆがめられるのを防ぐため、
大学などの教育機関が政府と過度に密着してはいけないと
教示していた。
この理念は、現代でも重要な意味を持って
いると思われますが……
10年後には、大学全入時代がやってくる。
大学本来の役割とは何なのかを、今一度
確認しておく必要がありそうです。
【今日の川柳】:Fラン(ク)大学
偏差値とお金儲けの関係は
「Fランク」向上志向有れば良し
「Fラン大学」昔の呼び名は「駅弁大学」
「駅弁」も喰って美味けりゃそれで良し
【今日の道話】:法を知る
世間には世間のことがらがある。
如来はそれを覚り、現観し、説明し、
開示し、分析し、明白ならしめる。
(釈迦)
●思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…