アメリカの叔母と話していて、
トマトが美味しくないの、というから畑のトマトは美味しいよ、と言ったら、あー昔、お母ちゃんが朝近所の農家さんに頼んできゅうりとトマトを貰ってたわ、あれ美味しかったなあ!と言うから、探せばあるわよ、と言いました。
アメリカの叔母が母と会いたいと言うので、高齢の母に突然現れて、大喜びさせて、帰る時に悲しい思いをさせるなら、テレビ電話を時々して頂戴、と言いました。たまに来られる親戚より、毎日顔を合わせるスタッフや毎週行く私は穏やかに過ごせますが、叔母が来て喜んで帰る時に泣かれる事を思うとねえ、と。母にもMおばさんが会いたいって。どう?と聞くと、あの人来てもすぐ帰るやろ、ほんなら来んほうがええわ。
えー、あなた認知症だけど、結構まともなこというねー、と思ってたら、大体、こっちにはあんまり来ないやろ?
どひゃ。前は母が元気で、叔母が日本に来る時はずっとついて歩いて世話をしてたけど、段々できなくなってきて、本家の若い叔母が運転できるので、そちらに半分行っていたのを母は覚えていたみたい。
認知症も重度になるもわけがわからなくて大変だが、母は軽度から中度でずーっと止まっていて、半分まとも。かと思うと、大阪のお母ちゃんはどないしてるの?とか、お父さんはどう?とかそれぞれ、五十回忌、三十回忌を終えた人たちが、母の頭の中ではまだ生きている。思い出と現実が混在した不思議な状態。でも、私のことはわかるし、あんた、忙しいのに、悪いねえ!なんて言う。
ちなみに叔母とは従兄弟とやりとりして、FaceTimeで電話したら、大いに喜んだ!なんたって、無料ですもんね。
こんなことができるんや!
こちらは、アメリカ人(英語しか喋らない)の従兄弟と日本語しかダメな私がお互いGoogle翻訳を使ってやりとりして、設定するの大変だった。iPhoneを持ってるだろう!と思ったら、あちらの一家は誰も持ってない!えー!そーなの?と言ったら、叔父がAppleのラップトップを持ってるのでそれでも。LINEしてー、と思うのになぜかメールで来るのでその都度作文。ま、出来て良かった。これからはこういうやりとりが増えるだろう。私も置いていかれないようにしよう。じゃないと若い人が相手にしてくれないわよね。