ひざの痛みはガチョウの足

~いま、整形外科医の診察力がヤバイ! ~

ひざの筋肉 大腿四頭筋

2017-09-08 00:46:52 | 日記
この記事は小雨まじりの銀座で書いています。
9月6日に太陽の表面で大規模な爆発(太陽フレア)がありました。
その影響で強い磁場が9月8日に地球に届きます。
地球にどのような障害が起こるのでしょうか?
肩こりが治ってくれたらうれしいけど~。

今日から筋肉の話です。



大腿四頭筋、だいたいしとうきんと読みます。

ももの前側にある筋肉群です。

大腿四頭筋とは4本の筋肉の総称なんですよ。

その4本とは

1、大腿直筋 ダイタイチョッキン
2、中間広筋 チュウカンコウキン
3、外側広筋 ガイソクコウキン
4、内側広筋 ナイソクコウキン

このうち、大腿直筋(だいたいちょっきん)略して『ちょっきん』だけ股関節と膝関節をまたいでいます。
2つの関節をまたいでいるので二関節筋のひとつになります。
つまり、大腿直筋は膝関節だけでなく股関節にも影響を及ぼす筋肉なのです。

他の中間広筋、外側広筋、内側広筋は膝関節にだけ関連する単関節筋(一関節筋)です。

大腿四頭筋の位置を見てみましょう。

まずももの中央を膝に向かって縦に走る筋肉が2本あります。
深層の中間広筋と表層の大腿直筋。
この2本は重なっています。


そして、その2本の筋肉の内側下の方に内側広筋、外側に外側広筋があります。

この4本は膝蓋骨(ひざのお皿)に集まって一体となり膝蓋骨を包んだ後膝蓋骨の下で膝蓋靭帯(patellar tendon)となり膝蓋骨直下の脛骨にくっつきます。



この4本の筋肉は出発点はそれぞれ異なるものの、到着点が一緒で4本合わせて一斉に膝関節を伸ばす働きがあります。
大腿直筋だけは二関節筋なので、股関節を曲げる働きも兼ね備えていることになります。


この大腿四頭筋の疲労が強まるとひざの前側の膝蓋骨(ひざのお皿)周りに痛みが出ます。

その時には、まずはお皿周りをほぐしてみて、さらにももの前側をももの上側からお皿に向かってももを叩きながらほぐしてあげると痛みが取れることが多いです。


この痛みは、いかにも膝関節が痛いように感じますが、膝関節の中の痛みではありません。
従って、従って従って・・・膝関節の中にヒアルロン酸注射を打っても、何の効果もありません。

痛みの原因を見つけ出す診察力、重要ですよね。





関節の痛みは、本当に関節の痛みですか?





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